好きなことしかしない子どもにお困りではありませんか?
好きなことしかしなくて遊んでばかり、宿題などは後回し。遊んでばかりではなくてもっと他のことも一生懸命にやってほしいのに、うちの子どもは怠けている!そんな風に悩んでいませんか?
好きなことは何時間もできるのにあまり好きでないことは全然取り組もうとせず、好きではない勉強もせず学校にも行かずに遊んでばかりだと、この先この子は大丈夫なのかな?と心配になってしまいますよね。
我が家には現在小学2年生の不安の強い発達凸凹の娘がいます。不安は強いけれどお友達と遊ぶことが大好きで、誰か遊べる子はいないかなと遊ぶことばかり考えて好きなことしかしない子どもです。
不安が強いため、誰かと遊びたいけれど一人では外に行くことができず、帰るときにはいつも迎えに来て!と言っていました。
また、好きではないことに取り組むことはとても嫌がり、学校の宿題は後回しで遊びに出かけてしまっていました。
学校もたまに行くのを嫌がり週に1.2回ほど休んでしまう五月雨登校も。
好きなことしかしない娘に
「宿題しないなら遊んじゃダメ!」
「学校に行かないなら遊んじゃダメ!」
好きなことしかしないのは怠けているだけだと感じ、そんな風に接してしまうこともありました。
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不安の強さと発達凸凹が関係しています
不安が強く発達に凸凹のある子どもは以下のような特性を持ちます。
・人一倍に不安を感じやすい
起きてもいないことに不安を感じ、これから起こることに対する不安が人一倍に過剰になります。そして、行動や生活にまで影響を及ぼしてしまうことがあります。
・人一倍に脳にストレスがかかりやすい
人一倍に脳にストレスがかかりやすい特性があり、不安を感じて脳にストレスを与え行動できなくなることがあります。
・好きなことしかしない
人はやれそうなことや好きなことは行動を起こすけれど、やりたくない、やれそうにないことはあまり行動を起こさない性質があります。
特に発達凸凹でまだ脳ができあがっていなくやるべきことをやるという習慣がない子にはあまりやりたくないことに行動することはとても大変なのです。
「帰ったらやるから!」と言っている時にはやる気はあるのですが、嫌なことは後回しにしてしまい、いざやるという時にはやりたくない気持ちが大きくなり行動にエンジンがかからなくなってしまいます。
以上のような理由により、子どもは好きなことしかしないし、一人での外出を嫌がったり学校へ登校することを嫌がったりするのです。
苦手な事もやってほしいと思うけれど、好きなことしかしない子どもでも行動する元気があるならば今は好きなことだけしていても大丈夫です!
なぜなら、脳科学の視点で言うと、身体を動かす事すべてが運動になり運動の脳が発達するからです。
指先、手、目などを動かすことを微細運動
手足や全身を動かす全身運動を粗大運動
と言い、意思を持って止まることやあることをキープすることも全てが運動なのです。
運動の脳は木の幹のような中心になるもので脳の土台です。木の幹から分岐して、しゃべる、見る、聞く、考える、記憶するなど枝分かれして発達をしていきます。
なので、運動をすることによって脳が発達しその結果、その他の部分も発達が加速していくのです。
普段、娘がしているお友達と遊ぶことは運動の脳を育てるたくさんの遊びがあります。
例えば【だるまさんが転んだ】は動いた後に止まる動作があります。
外で草や松ぼっくりを拾っての物作りは微細運動になります。
外で走り回ったり、縄跳びしたり、自転車に乗ったりすることは粗大運動です。
遊びの中にはたくさんの運動の脳を育てる要素が詰まっているのです。
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好きなことしかしない子どもでも今は大丈夫!
このことを発達科学コミュニケーションで学んでから私がしたことは好きなことは否定せずにやらせるということです。
なぜなら、好きなことで行動力を発揮することができるからです。
娘は人一倍不安が強く、一人で外に行って知らない人がいたらどうしよう、帰れなかったらどうしようなど起こってもいないことを考え不安になりやすい特性を持っていたため、お友達とは遊びたいけれど一人でお友達の家に誘いに行くことができませんでした。
いつもは友達を誘いに行く時は「ママついてきて」と言われていたのですが、どうしてもついて行くことができない日がありました。
「ママは今ついていくことができないから、一人で行く?遊ぶの今日はやめる?」と聞いたところ、「一人で行ってくる!」と一人で誘いに行くことができました。
自分のやりたい事、好きなことだから一人で友達を誘いに行くことができるようになったのです。好きなことだから不安があっても行動を増やすことができたのです。
好きなことからできなかったこともできるように!
好きなことしかしないと子どもにはもっと勉強もしてほしいと思ってしまうけれど、好きな遊びの中で運動の脳を育てることができて、以前はできなかった一人で外に出かけて行くこともできるようになったと思うと子どもは好きなことで発達している!と思えますよね。
好きな事はゲームでも料理でも何でも大丈夫です。
ゲームも料理も手を使う微細運動になります。
普段の子どもを観察して何が好きなのかなと考えるといいと思います。
今も不安が強いので学校に行き渋りをする時もありますが、帰ってきたら〇〇と遊ぶ!などと学校から帰った後の好きな事の楽しみを探し、学校に登校することもできるようになりました。
〇〇と遊ぶから!と急いで宿題をしたりもします。
好きなことだけすると苦手なこともして欲しいと思ってしまうと思いますが、子どもは好きなことから苦手なこともできるようになります。
子どもの好きを見つけて好きから行動を増やしてあげましょう!
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<執筆者>
発達科学コミュニケーション アンバサダー
澤村祐依