夏休みがチャンス!行き渋りのある小学生の正しい自信の取り戻し方とは?

夏休み前に行き渋りがあり、学校を休みがちだった小学生の子はいませんか?休み中にあれもこれもしなさい!というのは逆効果です。正しい自信の取り戻し方をし、新学期に学校に通える力をつける過ごし方をお伝えします。

夏休み前に小学校への行き渋りはありましたか?

 

夏休み前に学校への行き渋りがあった小学生はいませんか?親ならだれでも子どもには楽しんで学校に行ってほしいなと思いますよね。

 

それと同時に、「夏休み明けに不登校になったらどうしよう」「できれば夏休み中に行き渋りが解消してくれたら…」という不安もあるのではないでしょうか。

 

 

さらに、「学校に行けていなかった分、遅れを取り戻さなきゃ」「夏休みの間に、ちゃんと勉強もさせないと」と、つい焦ってしまう気持ちもでてくるかもしれません。

 

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ゴールデンウイーク明けから行きしぶるようになった小学生の娘

 

我が家にはASD傾向で不安が強く行き渋りがある小学生の姉妹がいます。妹はゴールデンウイーク明けには何度も学校をお休みをするようになりました。夏休み直前には学校に行く日が週に2日だけなんてことも。

 

夏休み直前は習い事にも行くのを嫌がり「行きたいけど行きたくない」と言い教室の前には行くけれど入ることができずにお休みをしたり、学校の宿題も嫌がってできなかったりとあらゆる事に対してのやる気がなくなってしまっている状態でした。

 

 

夏休み明けには学校に行けるようになってほしいと思いながらも、学校の授業にも遅れをとっていたため夏休みこそ普段の遅れを取り戻さなければとも考えてしまっていました。

 

学校の夏休みの宿題は早く終わらせなければ!勉強の遅れを取り戻して自信をつけたい!夏休みだからといってダラダラせずに規則正しい生活をさせなければ!そんな風に考えていました。

 

しかし、それは間違いだったんだなと発達科学コミュニケーションを学んで気づくことができました。

 

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がんばりすぎが行き渋りの原因でした

 

ASD傾向の子が学校に行き渋るのは脳にストレスがかかりやすい特性があるからです。

 

感覚過敏がある

聴覚過敏があり、ざわざわする教室の音が気になり不快に感じる。先生の怒鳴る声が気になり自分が怒られていると感じてしまう。

 

見通しが立たないことが苦手

見通しが立たないことは不安になる為、毎日学校で次は何をするのかな?と決まっていなくわからないと不安になる。

 

人間関係に苦手がある

新学期のクラス替えでクラスメイトとの慣れない人間関係でストレスが溜まる。

 

以上のようにいくつもの苦手を抱えながら、毎日学校でがんばったことで、知らず知らずのうちにストレスがたまり、それが行き渋りという形で現れていたのです。

 

 

ようやく楽しみに夏休みに入り喜んでいる小学生の子に、毎日「勉強しなさい!」「ちゃんとしなさい!」「ダラダラしない!」など指摘ばかりしているとストレスがさらに増えていってしまいます。

 

「〇〇しなさい!」と外からのストレスがあると、最初のうちは知性の脳が「しかたがないからやるか」と我慢をしてやります。1日くらいなら嫌なことも我慢してできるけれど何日も続くと「嫌だなーゆっくりしたいなー」という本能が出てきて、その要求を我慢し続けるとそのうちに不満が爆発してしまいます。

 

その結果イライラしだしたり、行動できなくなったり、やる気がなくなったり、食欲がなくなったりとストレスを抱えさらに不安が強くなっていきます。

 

なので、夏休みに「〇〇しなさい!」と言うことは実はとてももったいないことをしてしまっているのです。不安が強い子のストレスを解消できるのは夏休みの間がチャンスなのです!

 

夏休みの間にストレスを解消して自信をつけてあげられると夏休み明けも登校できるようになるのです。

 

では、どのようにすれば夏休み明けに学校に登校できる力をつけれるのか、次でお伝えしますね。

 

 

できていることだけに注目していきましょう!

 

夏休み前に行き渋りのあった小学生にやることは1つだけ。できていることに注目することです!
できてることを実況中継のようにして伝えていきます。

 

例えば、夏休みなのでなかなか起きてこなくて「いつまで寝てるの!」ではなく、「一人で起きてこれたね」

 

嫌いなものは残していても食べていないものはスルーして「〇〇は全部食べたんだね!」

 

服は脱ぎっぱなしでも「服着替えたんだ!」「もうパジャマ着たんだね!」

 

など子どもができていないことはスルーしてできている事のみを伝えていきます。そうすることによって子どもにも私はできている!と伝えることができ自信を取り戻すことができます。

 

また、不安が強くなかなか動き出さないなと感じるときにはやることのハードルをグッと下げ、動き出しやすい声かけをしてあげましょう!

 

例えば、朝の着替えの時には

 

「こっちとこっち、どっちの服にする?」「上の服から着替える?下の服から着替える?」「ママと一緒に服選ぶ?自分で選ぶ?」「着替え終わったら〇〇食べよっか!」「お気に入りの服乾いているよ!」など、子どもに選択させたり、時にはお手伝いすると行動しやすくなります。

 

そして行動を始めたらすぐに褒めます。子どもの行動を観察して、行動し始めたときに褒めることが大切です。

 

夏休みだからとダラダラして欲しくないと思い「〇〇しなさい!」と言いたくもなると思いますが、できていないことはスルーしてできていることだけに注目しましょう。

 

宿題も、最後に大変になるから早く終わらせて!と思ってしまいますが、夏休み前の疲れが解消されて、自信がついていけばいろいろな事にまた取り組めるようになり宿題などにも取り組めるようになります。

 

 

夏休みは自信を取り戻すチャンスです!

 

夏休みなどの長期休暇は子どもにちゃんとさせなくてはと厳しくなりがちですが、行き渋りのあった小学生に何よりも大切なのは、お家で安心して過ごせる時間を作ってあげることだと思います。

 

我が家の娘たちも以前は「〇〇しなさい!」と伝えても一向にやり始めようとはせず、お互いにイライラしてしまっていました。でも今ではみんな笑顔で過ごせる日々が増えました。

 

長い夏休みは遅れを取り戻すチャンス!ではなく、行き渋りのあった小学生の子の自信を取り戻すチャンスととらえて楽しく過ごせるといいですね。

 

 

 

 

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<執筆者>
発達科学コミュニケーション アンバサダー
澤村祐依

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