自分の気持ちを言えないのはなぜ?理由を聞くと黙る子の本音が見える関わり方

小学生の子どもが自分の気持ちを言えない、理由を聞くと黙ってしまう…。そんな経験はありませんか?一見反抗のようにも見える行動の背景と、本音が見えてくる関わり方を体験談をもとに解説します。

小学生が気持ちを言えないことにイライラ。理由を聞くと黙ってしまったわが家の体験

小学生の子どもが自分の気持ちを言えず、理由を聞くと黙ってしまうことはありませんか?

これには、不安の感じやすさや不安を言葉にする力がまだ十分に育っていないことが関係している場合があります。

 

この記事では

・小学生が気持ちを言えない理由
・理由を聞くと黙る子に起きている脳の仕組み
・子どもの本音が少しずつ見えてくる関わり方

をわかりやすくお伝えします。

 

実は、私も同じことで困っていました。

小学6年生の娘は、低学年のころから
「お腹が痛い」
「吐きそう」
と体の不調を訴えることがありました。

「何かあったの?」と理由を聞いても
「わからない」
「忘れた」
とうまく言葉にできません。

ところが後から学校の先生に聞くと
算数でつまずいていたり、友達関係で気になることがあったりと、理由がわかることが何度もありました。

 

 

4年生のころには行き渋りも始まり、身体症状が出ても娘が言えるのは「何かが不安」という言葉だけ。

私は「あれかな?」「これかな?」と問いかけ続けましたが、娘は黙ってしまい、気持ちを言えずに泣くだけでした。

その姿を見て
「どうして何も言ってくれないの?」
とイライラしてしまうこともありました。

 

今振り返ると、娘は話さなかったのではなく、気持ちを言えない状態だったのだと思います。

 

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小学生が気持ちを言わないのはなぜ?聞くと黙る子に多い3つの理由

小学生の子どもが気持ちを言わないとき、わがままや反抗のように見えることがあります。

しかし実際には、脳の働きや不安の感じやすさが関係していることも多いのです。

ここでは、聞くと黙る子に多い3つの理由を紹介します。

 

不安が強いと脳の考えるエリアが働きにくくなる

不安を感じやすい子の脳では、危険を察知する働きをもつ扁桃体が敏感に反応し、考える役割をもつ前頭前野が働きにくくなることがあります。

そのため、気持ちを言葉にする前に黙ってしまうことがあるのです。

 

「どうしてそうなったの?」
「なんでそんなことしたの?」

そう聞いた瞬間、急に黙ってしまうことはありませんか?

さっきまで普通に話していたのに、理由を聞いた途端、言葉が止まる。

それは反抗しているわけでも、話したくないわけでもありません。

子どもの脳は強い不安を感じていて、説明するよりも身を守る反応を優先しているのです。

 

 

 

気持ちを言葉にする力がまだ育っていない

小学生でも、自分の気持ちを言葉にする力はまだ発達の途中です。

頭の中では

・なんとなく嫌だった
・ちょっと困った
・うまくいかなかった

と感じていても、それを言葉にするのは簡単ではありません。

子どもは気持ちを感じていても、それを説明する言葉をすぐに見つけられないことがあります。

そのため

「普通」
「わからない」

という言葉で会話が終わってしまうことがあります。

 

否定される不安がある

子どもは親の表情や声に敏感です。

「違うって言われるかも」
「怒られるかも」

そんな不安があると本音を言えなくなる。

安心がないと話せない状態です。

 

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理由を聞くと黙る子が気持ちを言いやすくなる「2択トレーニング」

子どもが言葉に詰まっているときは、理由を聞くよりも答えやすい質問で安心を積み重ねていく関わりが有効です。

 

子どもが気持ちを話しやすくなる関わり方の一つが「2択トレーニング」です。

2択トレーニングとは、答えやすい選択肢を提示して、子どもが自分の意思を表現しやすくする関わり方です。

 

 

例えば

「朝ごはんはパンがいい?ご飯がいい?」

このように聞くことで、子どもは答えやすくなります。

 

そして大切なのは、どちらを選んでも肯定することです。

「パンにしたんだね。いいね!」

このように自分で選んだことを受け止めてもらう経験が増えると、子どもは安心して話せるようになっていきます。

 

 

関わり方を変えると子どもが自分の言葉で気持ちを話し始める

小学6年生の娘も、今では学校に行くか、何時間目に行くかを自分で決めて動けるようになってきています。

その結果、「どうして言ってくれないの?」とイライラすることなく関われるようになっています。

 

子どもが自分の気持ちを言わないとき、親は「どうして?」と理由を聞きたくなりますよね。

しかし、不安を感じやすい子にとっては、その質問がプレッシャーになることがあります。

 

まずは

・答えやすい質問に変える
・選んだことを肯定する

そんな関わりを積み重ねていくことで、子どもは少しずつ安心を感じるようになります。

 

安心できる経験が増えると、子どもは自分の気持ちを言葉にする力を少しずつ育てていきます。

すると、これまで黙っていた子も、自分の言葉で気持ちを話し始めることがあります。

日常ですぐに取り入れやすい対応なので、皆さんもぜひ試してみてくださいね。

 

 

実は、理由を聞くと黙ってしまう子の中には、「母子分離不安」の特徴を持つ子もいます。

母子分離不安とは親と離れる場面で強い不安反応が起こる状態です。

 

母子分離不安の子の関わり方には、いくつかのポイントがあります。

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小学生が自分の気持ちを言えないときのよくある質問(Q&A)

Q1 小学生が気持ちを言えないのはなぜですか?
A:不安が強いと、気持ちを言葉にすることが難しくなるためです。
不安が高まると考えがまとまりにくくなり、うまく表現できなくなることがあります。
 
Q2 子どもに「どうして?」と聞くと黙ってしまうのはなぜですか?
A:「説明しなければならない」という負担で、不安が強くなり言葉が出なくなるためです。
そのため「わからない」と答えたり、黙ってしまうことがあります。
 
Q3 気持ちを言えない子どもにはどう関わればいいですか?
A:理由を聞くのではなく、2択で答えられる質問に変えることが効果的です。
「楽しかった?疲れた?」のように選べる形にすると、安心して気持ちを言いやすくなります。
 

<執筆者>

発達科学コミュニケーショントレーナー

春元まどか

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