学校に行きたいのに行けないのはなぜ?繊細な子が笑顔で登校できる2つのサポート方法

「学校に行きたいのに行けない」小学生の行き渋りは、甘えでも性格でもなく脳のSOSかもしれません。繊細な子に起きる理由と、安心して登校できるようになる2つのサポート法を体験談とともに解説します。

 

我が家の体験談|学校に行きたいのに行けない小学生との毎朝の葛藤

 

「学校に行きたいのに行けない」と泣きながら動けなくなるお子さんに、どう対応すればいいのかわからなくて悩んでいませんか?

 

「休ませたら甘やかすことになる?」
「もしかして病気なの?」
「育て方を間違えた?」


正しい理由がわからないと、親も不安になりますよね。

 

実は、小学生が「学校に行きたいのに行けない」状態になる背景には、
育て方でも性格でもなく、繊細な子に多い“不安を感じやすい脳のSOS” が関係しています。

 

この記事では、
✔ 行きたいのに行けない状態の本当の理由
✔ 繊細な子の脳で起きていること
✔ 今日からできる不安を軽くする具体策


を、体験談を交えながらわかりやすく解説します。

 

 

私の小学生の娘は毎朝行き渋り、登校しようとすると体が動かなくなってしまい、「学校には行きたいのに行けないの!」と言って泣いていました。

 

”行きたくない”ならまだしも、”行きたいのに行けない”という気持ちが私には理解できず、

いつまでも玄関の前で動けずに泣いている娘にどう接したら良いかわからず頭を抱えていました。

 

行き渋る時は休ませてもいいのかな?と思い、担任の先生に娘の様子を相談してみるものの、

 

「学校に来てしまえば友達と楽しく過ごしています」

「授業もしっかり聞いているし、慣れれば問題ないでしょう」

と言われ、心配しすぎだと思われているように感じました。

 

 

ここで甘やかしてはいけないんだ

一度休ませたら休み癖がついてしまうかもしれない

と考えた私は、とにかく学校に連れていくことを決意しました。

 

私としても、お友達と同じように普通に学校へ行って欲しいという想いもあり、


「行きたいなら行けばいいだけでしょ」

「みんなは毎日ちゃんと学校に行っているんだよ」

と、泣いている娘を無理やり引きずるようにして学校へ連れていくことにしたのです。

 

ところが、いつになっても慣れる様子はなく、それどころか娘の行き渋りはますます酷くなり、ついに学校へ行くことができなくなってしまったのです。

 

\1日1回質問するだけ!/
母子分離不安の子の
行動力を伸ばす方法がわかります!
▼▼▼

 

脳科学でわかる|小学生が“行きたいけど行けない”と感じてしまう2つの理由

 

繊細な子の「学校に行きたいのに行けない」には

 

① 空気を読みすぎてしまう

② ネガティブな記憶が残りやすい

 

という2つの脳の特性が関係しています。

 

空気を読みすぎてしまう

 

周りの空気や、他人の感情を敏感にキャッチするため、自分が何を求められているのかがわかってしまいます

 

また、自分の感情よりも相手の感情を優先してしまう傾向があるため、親の期待に応えなくてはいけないと自分の限界を超えて頑張ろうとしてしまうのです。

 

その結果、自分が本当はどうしたいのかがわからなくなってしまい、「学校に行かなくては行けない」という気持ちを「学校に行きたい」と感じてしまうのです。

 

ネガティブな記憶が残りやすい

 

繊細な子の脳は扁桃体と呼ばれる脳の「危険を感じるセンサー」が敏感で、ネガティブな記憶が残りやすいという脳の特性があります。

 

小学生の生活には 

・先生が怒っていて怖かった

・お友達がぶつかってきて嫌だった

・給食に苦手なものが出てきたのに我慢して食べなくてはいけなかった

 

など小さなストレスがたくさんあります。

 

これらのストレスがネガティブな記憶として蓄積されて、学校=嫌な場所になってしまいます。

 

その結果、脳が学校は危険な場所だと認識して、自分の体を守るモードに入り、無理やり学校に行こうとすると身体が動かなくなってしまうのです。

 

これが、「学校に行きたいけど行けない」の正体です。

 

これは、脳の特性からくるものなので、育て方の問題でもなければ、本人のやる気の問題でもなく、病気でもないのです。

 

大事なのは、抱える不安を軽くして、脳が体を守るモードに入ってしまう状態を長引かせないことです。

 

\300人が変化を実感!/
「ママ一緒に来て!」から卒業する方法
↓↓無料ダウンロードはこちらから↓↓

 

今日からできる!学校に行きたいのに行けない子への2つのサポート方法

 

では、学校に行きたいけど行けない繊細な小学生にはどのように対応したらいいでしょうか?

 

私が実践した2つの対応をご紹介しますね。

 

 気持ちを丁寧に受け止めて不安を軽くする声かけ

 

「行きたいけど行けない」という発言をそのまま受け入れましょう。

自分の気持ちを受け止めてもらえたという安心を積み重ねることで脳のストレスを減らし不安を軽くすることができます。

 

あなたはそう感じているんだね、どうしてそう思ったの?とお子さんの気持ちにまずは共感しながら様子を観察してみてください。

 

つい先を急いで「行った方がいいんじゃない?」「じゃあ今日だけは学校休む?」と助言をしたくなりますが、大人の意見は一旦横に置いて、気持ちに共感をすることが大切です。

 

 

 “できそう”と思える小さな成功体験を積み重ねるステップ

 

体育だけママと見学してみる?

・図書の授業だけ行ってみる?

というように、これならできそう!と思えることから始めていきましょう

 

もしできなかったとしても、

・門まではこれたね!

・昨日よりも早い時間にいけたね!

・行ってみようと思ったんだよね!

というように、やってみようとした過程に注目して伝えてあげましょう

 

繊細な子は、完璧にできないといけないという思考があるため、できたことだけを褒めると

できなかった自分はダメなんだと失敗の体験が増えてしまいます。

 

小さなことでも、できているというポジティブな経験を積み重ねていくことで、挑戦する意欲が育っていきますよ

 

こうして、子どもの気持ちに共感しながらできていることと見つけポジティブな記憶を増やすサポートしていくことで、一時期は学校に行くことができなかった娘ですが、少しずつ学校へ行ける距離や時間をのばしていきました。

 

そして、半年ほど経った頃には笑顔で登校できるようになりました

 

「行きたいのに行けない!」と葛藤して苦しそうだった頃のことを思うと、ここまで変わることができた娘の様子を本当に嬉しく思います。

 

脳の特性を知って正しく対応することができれば、「学校に行きたいけど行けない」状態は解消することができます。

我が家の体験が少しでも誰かの役に立つと嬉しいです。

 

 

ところで、こうした人見知りの裏には、
もうひとつの原因 「母子分離不安」 が隠れている場合があります。

 

母子分離不安とは、ママから離れる場面で強い不安を感じることです。

 

・小学生なのに何かとママに頼ることが多い
・ママが側にいないと不安になってしまう
・学校や習い事への行き渋りがある

 

もしひとつでも当てはまる場合は、
こちらの無料小冊子で詳しくチェックすることができます。

 

お子さんの“本当の不安の原因”を知ってサポートしたい方は、
ぜひ下のリンクからダウンロードしてみてくださいね。

\1日1回質問するだけ!/
母子分離不安の子の
行動力を伸ばす方法がわかります!
▼▼▼

 

▶ 小学生が教室に入れない理由と、不安を軽くするサポート法

 

▶ 友達の輪に入れない小学生の不安の正体と、人見知りを克服するヒント

 



\300人が変化を実感!/
「ママ一緒に来て!」から卒業する方法
↓↓無料ダウンロードはこちらから↓↓

 

<執筆者>

発達科学コミュニケーションアンバサダー

さいとうほのか

 

タイトルとURLをコピーしました