小学生でもトイレが怖いのは脳の特性。焦らず関わりましょう
小学生でもトイレが怖くてドアを閉められないことは珍しいことではありません。
それは「甘え」や「わがまま」ではなく、不安が強い子の脳の特性によるものです。
わが家の娘も、家や幼稚園でトイレが怖くてドアを閉められない状態が続いていました。
幼稚園では大きな困りごとはありませんでしたが、年長の冬ごろ、
「このまま小学校に入学したら困る場面が出てくるのでは?」
と私は不安を感じるようになりました。
そこで、無理にやらせるのではなく、安心を積み重ねる方法で、トイレのドアを閉めるチャレンジを始めることにしました。

トイレが怖い不安が強い小学生でも正しい関わり方で、少しずつチャレンジできるようになります。
実際にわが家で行った関わり方をお教えします。
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トイレが怖い理由は?不安が強い子の脳の仕組み
トイレが怖くてドアを閉められない背景には、脳の「扁桃体」という不安や恐怖を感じ取る部分が関係しています。
不安が強い子は、この扁桃体がとても敏感に反応します。
そのため、一度怖い体験をすると、あとから安全な経験を重ねても「また同じことが起こるかもしれない」と言う不安が消えにくいという特徴があります。
たとえば、
・トイレのドアが開かなくなった気がした
・テレビや絵本で閉じ込められる場面を見た
こうした出来事も、子どもにとっては強烈な「怖い記憶」として残ります。

わが家の娘の場合も、自分で鍵をかけたことを忘れ、ドアが開かないと思い込んでしまった経験がありました。
その記憶から、
「トイレのドアを閉める=怖いことが起きる」
というイメージが強く残っていたのです。
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トイレのドアを閉められるようになる3つの方法
ここからは、トイレが怖くてドアを閉められなかったわが家の娘が、実際にできるようになった方法を紹介します。
不安が強い子でも取り組みやすい3ステップです。
小さな成功体験を積むスモールステップ
いきなりトイレのドアを閉める必要はありません。
大切なのは「怖くなかった」という成功体験を小さく積むことです。
わが家では、次のように段階を作りました。
・親と一緒にトイレに入り、ドアを閉めてみる
・ドアを少しだけ開けた状態で使う
・10秒だけ一人でドアを閉めてみる
このようにスモールステップで進めると、トイレへの恐怖心が少しずつ和らぎます。
ポイントは、「できた」「できない」に関係なく必ず褒めること。
「やってみたね」
「チャレンジできたね」
この声掛けが、次の一歩につながります。
鍵の仕組みを見て理解し、安心を作る
不安が強い子は「分からないこと」そのものに恐怖を感じやすいです。
そこで、
「トイレの鍵は、外からでも開けられるんだよ」と伝え、実際に外から鍵を開けてみせました。
視覚と体験で理解できると、
・閉じ込められても大丈夫
・助けてもらえる
と言う安心感が生まれ、トイレのドアを閉めることへの恐怖がぐっと下がります。
怖さの正体を一緒に言語化する
「何が怖いの?」と聞いても、不安が強い子は最初は言葉にできないことが多いです。
・開かなくなりそうなのが怖い?
・中に一人でいるのが不安?
・音が怖い?
など、こちらから言葉を提示してあげましょう。
怖さの正体が言葉になるだけで、子どもの不安は自然と軽くなります。

わが家の娘がドアを閉められるようになった体験談
このような関わりを続けるうちに、娘の表情は少しずつ変わっていきました。
そしてある日、
「今から一人でドアを閉めてトイレに行ってくる!」
と自分から宣言してくれたのです。
トイレが怖くてドアが閉められないのは、不安が強い子の脳の特性によるもの。
だからこそ必要なのは
・無理にやらせない
・安心できる環境を作る
・小さな成功体験を積み重ねる
・できたことをしっかり認める
という関わりです。
不安があっても、子どもは必ず成長します。

同じように
「トイレが怖い」
「ドアが閉められない」
と悩む親御さんの安心につながれば嬉しいです。
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<執筆者>
発達科学コミュニケーションアンバサダー
川澄みさ




