ワーキングメモリってなに?九九が苦手な子の“脳の秘密”

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今日は、

多くの子がつまずきやすい
ワーキングメモリ について
お話しします。

「覚えたはずなのに思い出せない」

「ゆっくり言えば言えるのに、
途中で分からなくなる」

「何度やっても最初からやり直し」

こんな姿を見ると、
「どうしてうちの子だけ?」と
心配になりますよね。

でも安心してください。
これは 努力不足ではなく、
脳の仕組み
なのです。

九九は、
  • 短い時間に
  • 音を記憶して
  • その順序に従って再生する
という、とても高度な作業です。

ワーキングメモリ(作業記憶)
の容量がまだ小さい子は、

この作業の途中で
情報があふれてしまうので、

どこまで進んだか
分からなくなるのです。

これは「頑張ってない」ではなく、
脳の器の大きさの問題

むしろ本人は、みんなより
何倍も努力しています。

頑張ってもできないところに、
さらに練習を重ねると
脳はこう学習します。

  • 「苦手!」
  • 「できない!」
  • 「もうやりたくない!」

これが
“脳の危険アラーム(感情センサー)”
を強め、

九九と聞いただけで
体が拒否反応を
起こすようになります。

さらに、
  • 失敗を恐れる
  • 間違いが怖い
  • 嫌なことを後回しにする
といった特性が重なることで、

「九九」という言葉だけで
脳がストップしてしまうのです。

もし、
今のお子さんがこの状態なら、

ワーキングメモリを鍛える前に
やるべきことがあります。

それは、
脳の感情センサーをオフにする
=安心させること

この特効薬は、
どんな教材よりも何よりも、
じつは ママの笑顔と言葉 です。

今できていること、
ちょっと頑張ったこと
言葉にしてあげるだけで、

「自分は認めてもらえている」
「失敗しても大丈夫」
と脳が感じ、

安心して学べる状態が整います。

この状態ができて初めて、

九九の練習や
スモールステップ学習
が活きてきます。

ワーキングメモリは、
勉強よりも 遊び の中で
よく伸びます。

無理なく、ストレスなく、
脳を育てることができる
遊びの一例はこちら・・

  • トランプの神経衰弱
  • しりとり
  • 逆さことばあそび

 
九九へのつまずきは、
「覚える力」ではなく

まずは 安心して考える力
を育てるところから
はじめてくださいね!

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