算数が苦手な繊細っ子の自信はおうちで育つ

日常で伸ばす

算数苦手な繊細っ子の脳はいつも緊張状態

家では元気いっぱいなのに、
学校ではまるで別人のように
オフモードになるお子さんいますよね。
 
塾講師をしていたときの
生徒さんにもいました^^
 
教室に慣れるまでは、
まるで隠れ蓑をかぶっているように
目立たないように過ごしていて
 
私の問いかけにもうなずく程度。
ほぼ声を発することなく帰っていく。
 
それなのに
お迎えに来たママに会ったとたん
はじける笑顔でお話ししたり、
 
おねだりをして、だだをこねたり。
 
えーー!?教室とは別人!!
と驚かされるお子さんがいました。
 
そんなお子さんを持つママは
学校や家の外でも
自信を持って活動してほしい!
と願っているのではないでしょうか。
 
算数でつまずきを感じているとしたら、
それによってますます
自信をなくしてしまう。
 
だから、
これ以上算数で遅れないように
なんとかしてあげたい!!
 
そんな風に思っていませんか。
 
けれども実は、
ママのその想いがますますお子さんを
算数嫌いにしているかもしれません。
 
おうちにいるときと家の外で
態度がガラリと変わるお子さんは
繊細な心を持つ子が多いです。
 
周囲の状況や人の表情、声の大きさ、
声のトーンなどに過敏に反応します。
 
ですから、家から一歩外に出ると
とても緊張するんですね。
 
 
せめておうちの中でママと過ごす時間は
ありのままの自分でいられる時間に
してあげてください!
 
おうちでの小さな自信が貯まっていけば
必ず家の外でも自分らしさを発揮できる
ようになります。
 

算数が苦手なワタシはダメな子?

 
繊細タイプのお子さんは、

ママが心配していること、
もっとこうしてほしい!と
願っていることも
よくわかっているのです。
 
ママが
この子は算数が苦手だから
算数をなんとかしなきゃ・・
と思えば、
 
ああ、ボク(ワタシ)は
算数が苦手だからダメなんだな。
と感じますし、
 
○○ちゃんみたいに
活発な子になってほしい・・
と思っていれば、
 
ああ・・ワタシ(ボク)は
○○ちゃんみたいに
学校で発言できないから
ダメな子だな。
と、
ママの心配する気持ちを
よりネガティブに受け取ってしまいます。
 
家の外での緊張は脳に大きな負担が
かかっている上に、
ようやく家に帰ってもまた
苦手な算数の宿題をする余力はなく
 
渋々やり始めても
日中のストレスによる
ネガティブな感情が爆発して
癇癪を起こすこともあります。
 
先日、
セミナーに参加してくださったママは
私の講座に取り入れている
おかいもの遊びを体験しながら
 
うちの子は、
あそびながら学ばせようとしても
勉強の要素を少しでも感じたら、
「これって勉強でしょ?」と言って
もう一切その活動をやらなくなります。
 
とお悩みを教えてくださいました。
 
まさに、
ママの裏の気持ちを敏感に感じ取り、
 
あそびではなく
苦手克服のためのトレーニングのように
感じてしまうのでしょうね。
 
子どもに限らず、人はだれでも
人にコントロールされることを
嫌います。
 
誰かに「やらされている」と感じる行動
にはやる気が起こらないのです。
 
ママの家事も同じですよね。

「夫や子どものために
やらされている」
 
と感じてしまった途端に
イライラしてきませんか?
私だけではないと信じたい・・(笑)
 
けれども、
 
「美味しいごはんを
食べさせてあげたい!」
 
と、
家族が喜ぶ顔を想像しながら
得意料理を作っているときは
幸せを感じますよね。
 
いつもとちょっと違う盛り付けに
しようかな?なんて
新しいアイデアが
浮かんだりもします。
 
 
こうやって、自らすすんで行動するとき
脳は活性化して発達します。
 

疲れた脳を癒すママとのコミュニケーション

 
日中学校で緊張して頑張っている
お子さんには
おうちを安心安全な場所として
脳の緊張をほぐしてあげましょう。
 
ママとの楽しい会話でリラックスして
好きなことに没頭する時間
作ってあげることで
脳は柔軟に発達していきます。
 

家の外での活動に疲れている時は、

肯定の注目:否定の注目
を10対0の割合にするつもりで
 
できていること
やろうとしていること
だけに注目し、
 
スキンシップを増やしましょう。
 
わが子に「こうなってほしい!」
という期待をするのは親として
当たり前ですし、
悪いことではありません。
 
むしろ大いに期待して、
「うちの子はきっとこうなる!」と
信じて見守ってください!!
 
そうすれば子どもは
おうちでのびのびと
自分で考え行動し始めます。
 
おうちで自信をつけた子は
家の外でも自信を持って
行動できるようになり、
 
その自信が算数のやる気にも
つながります。

 

 
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