算数が苦手な子の数量感覚の育て方

日常で伸ばす
算数が苦手な子につけてあげたい主な3つの力は数量感覚、論理的思考力、空間認識力です。その中の数量感覚についてお話しします
 
 

算数が苦手な子に必要な感覚

 
 
数量感覚とは言葉通り、
数のまとまりや量を捉える 感覚(センス)
のことです。
 
 

たとえば、

・3個より5個の方がたくさんある
・500mlの水よりも1Lの水の量の方が多い
ということが
感覚的にわかるということです。
 
 
算数が苦手なお子さんには
数量感覚の発達が未熟な子が多く、
 
 
数の大きい/小さい、増える/減る
の意味が理解できずに戸惑います。
 
 
ひき算の問題で
小さい数から大きい数を引こうとして
悩んでいる場合などがそれです。
 
 
数字だけを見て量をイメージできていない
からなんですね。
 
 

数量感覚はいつ育つ?

 
 
数量感覚は3歳ごろから
言葉とともにめきめきと
発達していくと言われていて、
 
 
実際に手に持って重さを感じたり
物を動かすことで
増えたり減ったりすることを理解します。
 
 
日常の中で体験を通して
学んでいくものなのです。
 
 
ですから、
小学校に入って
つまずきを感じた子に
 
 
教科書の絵や図を見せながら
教えるよりも、
 
その前段階として
 
 
日常での体験を通して感覚的に
学ぶ機会を増やしてあげることが
必要になります。
 
 

なんでこんなことができないの?と怒ってしまうママへ▼

 
 

数量感覚を育てる声かけ

 
 
数は日常と密接しているので
どんな活動でもOKです。
 
 
✔お料理で材料の重さを計る
✔買い物でお金が足りるかどうか考える
✔荷物を運ぶのを手伝う
 
 
こんな日常の体験から
算数で大切な数量感覚
身についていくのです。
 
 
ポイントはママの声かけです。
 
 
「どれくらいの重さだろ?」
「どっちが多いかな?」
「これだけで足りるかな?」
 
 
こんなちょっとした問いかけで
興味が広がり、
 
 
「よく気づいたね」
「ママもそう思うよ!」
「きっとそうだね」
 
 
こんな肯定の言葉で
成功体験として記憶に残るのです。
 
 
算数が苦手だと感じているお子さんには
低学年の今のうちに
算数の土台となる数量感覚を
しっかりと身につけることで
算数の理解がグンとすすみますよ。
 
 
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