宿題ができない理由を考えたことはありますか?毎日の親子のストレスになっている 算数の宿題について、できない理由と解決する声かけのヒントをお伝えします。
宿題ができないのは子ども甘え?
毎日わが子の算数の宿題に
多くの時間を割いている。
集中すれば10分ほどでできる宿題に
1時間以上かかることもある。
どうしてサッサとできないの?
どうしてひとりでできないの?
できるはずのことをやらないのは
子どもの甘え!
一度甘えを許すと明日からも
ずーっと甘えてやらなくなる!
そう思っていませんか?
子育て中の私はそう思っていました。
わが子がなぜ
こんなにも集中できないのか?
その理由について理解しようともせず、
ピッタリ横について
「とにかくやりなさい!」の
一点張りで ヒートアップしていました。

けれども「できない」には
理由があったのです。
毎日の宿題バトルにお悩みのママはこちらの記事も参考にしてくださいね▼
10分できたらハナマル!!宿題をやらない算数が苦手な子どもに学習習慣をつける方法
できない理由が隠れている子どもたち
✔同じ問題でもできる時と
できない時のムラがある。
✔やればすぐできるはずのことを
サッと始めることができない。
✔何度同じことを説明しても
特定の問題だけは 理解できない。
こんな様子が見られる子どもたちの
できない理由とは、脳の発達の偏りです。
みんなと同じ、 または、
みんなより飛びぬけて
発達している部分と
発達がゆっくりな部分との
偏りが大きいのです。
学習障害とは、
発達障害のひとつで
学習面での発達の偏りが
大きいものをいい、
算数障害とは、
学習障害をさらに細かく分類し、
数の概念や捉え方に
偏りが あるものをいいます。
発達の偏りやタイプには個人差があって
周囲に理解してもらえないことも 多いのです。
では、いつになったら
その偏りはなくなるのか。
実は、 今のままの対応を続けていれば、
もしかすると
脳の発達の偏りはさらに 大きくなり、
宿題ができないという問題だけではなく
日常生活の行動にも
よくない影響がでてくるかもしれません。
できない!をできる!に変える声かけ3つのヒント
脳の発達の偏りをなくすためには、
発達がゆっくりな部分、
できないことに注目するのではなく、
できることに注目して伸ばすことの方が
簡単で有効的です。
なぜなら、行動することで
脳のネットワークはつながり
脳全体が発達するからです。
できないことをやらそうとして
行動を止めるよりも、
できることを提案して
行動させる方が脳は発達するのです。

そこで、 今日からおうちでできる!
「宿題できない問題」を解決するための
声かえのヒントを3つお伝えしますね!
①できない!と思っている宿題を
さも簡単なことのように伝える
「これなら10分でできそうだね」
「最初の3問だけやってみよう!」
②どっちにしてもやる選択肢の中から
自分で選ばせる
「ひとりでやる?ママとやる?」
「今やる?おやつの後でやる?」
③できないタイミングで声をかけない
何かに夢中になっているとき、
ひどく疲れているとき、
機嫌が悪いときは避ける。
宿題をやるのは子ども自身です。
子どもができる!と思える提案を
子どもができる!と思えるタイミングで
声をかけると、
子どもが自分で
自分の行動をスタートさせる習慣が
ついていきます。

これは宿題に限らず、
毎日の生活の中でも同じことです。
いつでもどこでも
できない!をできる!に変える声かけの
ヒントとして活用してみてくださいね!
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