勉強時間はたったの10分!投げやりだった小学4年生のやる気を取り戻した塾講師の大作戦!

小学校の算数
「これくらいできるはず」という思い込みが、算数が苦手な子のやる気を奪っていることがあります。元塾講師が出会った男の子のエピソードを通して、成功体験が学習意欲を取り戻す理由と、ママができる関わり方のヒントをお伝えします。
 
 

算数が苦手でも明かるかった4年生の男の子

「このくらいならできるはず」
「前にやった問題なんだから、わかるよね」

 

 

子どもに算数を教えるとき、
ママなら一度は思ったことが
あるのではないでしょうか。

 

 

でも実はこの「できるはず」という
大人の思い込みが、

 

 

子どものやる気を
静かに奪っていることがあります。

 

 

今日は、私が塾講師時代に
そのことに気づかせてくれた
一人の男の子のお話をさせてください。

 

 

その子は小学4年生。

 

 

明るくて甘えん坊で、
教室ではムードメーカーのような存在でした。

 

 

 

 

けれど算数の勉強になると、
集中が続きません。

 

 

文章題が苦手。
図形が苦手。
計算ミスが多い。
間違い直しを嫌がる。

 

 

気分の波も大きく、
やる気がある日とない日の差
はっきりしていました。

 

 

当時の私は塾講師として、
「この子をなんとかしてあげたい」
その一心でした。

 

 

「これならできるはず」と用意した復習問題

私は考えました。
「難しい問題がダメなら、復習に戻そう」

 

 

「これくらいなら、きっとできる」
そう思って、

 

 

“できるはず”の
復習問題を用意しました。

 

 

ところがその問題を前に、
男の子は手を止めてしまいます。

 

 

考えても、考えても、進まない。

 

 

 

 

すると私は、
今思えばやってはいけない
NG対応をしていました。

 

 

「姿勢を正して」
「できるでしょ?」

「ちゃんと読んで」
「考えて!」

 

 

よかれと思っての声かけでした。
でも結果は逆でした。

 

 

 

 

「算数キライ!」と泣きながら帰った日の出来事

ある日、その子は
私の厳しい言葉に泣き出し、

 

 

そのまま塾から帰ってしまいました。

 

 

その夜、ママと電話で
お話しをして聞いた
その子の本心に、
私は大きな衝撃を受けました。

 

 

「塾はやめたくない」
「でも、今の勉強は難しすぎる」

 

 

怠けていたわけでも、
甘えていたわけでもなかった。

 

 

本当は、できるように
なりたかったのです。

 

 

 

 

そのとき私は、初めて気づきました。

 

 

自分の中にあった
「これくらいできるはず」

「前にやったから大丈夫」
という思い込みが、

 

 

知らず知らずのうちに
その子を追い詰めていたことに。

 

 

できるかどうかを決めていたのは、
子どもではなく私だった。
という事実に、
胸が苦しくなりました。

 

 

2年生のうちに算数キライ!を解消する方法はコチラ

 

 

算数のやる気を取り戻すために変えたこと

そこで私は、塾での対応を
思い切って変えました。

 

 

・教室での学習時間は10分だけ
・教材は2学年前まで戻す

 

 

すでに算数がキライになっていたその子に、
これ以上「がんばらせる」必要はない。

 

 

まずは、
算数に取り組むときの
ストレスをゼロにすること
そこから始めようと思ったのです。

 

 

脳はとても正直です。
「できない体験」を重ねると、

 

 

やる気を司る回路は
どんどん弱くなっていきます。

 

 

一方で、
「できた!」という体験は、

 

 

どんなに小さくても
ドーパミンが分泌され、
学習意欲を回復させてくれます。

 

 

 

 

この男の子も、

 

 

・短時間
・簡単な問題
・確実にできる内容

 

 

を重ねることで、
すぐに表情が変わりました。

 

 

塾への行き渋りはなくなり、
以前のように
机に突っ伏して動けなくなることも
なくなりました。

 

 

そして気づけば、
少し難しい問題にも
「やってみる」と言えるように。

 

 

これが、
成功体験がやる気を育てる
何よりの証明でした。

 

 

 

 

成功体験が脳のやる気をよみがえらせる

算数が苦手な子ほど、
必要なのは
正しい説明でも、
厳しい指導でもありません。

 

 

まずは
「できた」「わかった」
という体験を、
一つずつ積み重ねること。

 

 

もし今、
お子さんが算数への
やる気をなくしているなら、

 

 

それは能力の問題ではなく、
「できない体験」が
続いているだけかもしれません。

 

 

「これくらいできるはず」
その思い込みを、
そっと手放してみてください。

 

 

子どものやる気は、
必ず戻ってきます。

 

 

 

 

執筆者:草なぎりみ
(発達科学コミュニケーショントレーナー)

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