苦手な算数の宿題を前にして
問題をチラッと見ただけで
「ムリ!!」と投げやりな態度をとる
わが子にイラっとしていませんか?
一生懸命やってできないなら
仕方ないにしても、
やろうともしないですぐに諦める。
その態度に
イライラしてしまいますよね。
ママからすれば
「無理」じゃない!!と
思ってしまう。
ここに、子どもの「ムリ!」と
ママの「無理」との
言葉の捉え違いがあるのです。
だから、
「とにかく、やってみなさい!」
「やればできるから!!」
とママの声が鋭くなればなるほど
子どもは頑なになります。
この時、子どもの脳には
「危険だ!」という警告スイッチが
はいります。
この「危険スイッチ」が
オンになった脳は
逃げろ!か戦え!の
どちらかしか指令を
出さなくなります。
机に突っ伏して動かないのなら
それは「逃げろ!」の指令、
プリントをグチャグチャにして
暴れているのなら、
それは「戦え!」の指令に従って
行動しているんです。
ではなぜ、
算数の宿題を見ただけで
脳の「危険スイッチ」が
オンになるのか?
ここからは
その理由と、
その理由と、
すぐに「ムリ!」という子の
発達の特性について
お話ししますね。
「危険スイッチ」がオンになる理由、
それは、
これまで積み重ねてきた
ネガティブな記憶のせいです。
「わからないことをきいても
教えてもらえなかった」
「一生懸命やったのに、
がんばりが足りないと注意された」
「たくさんの間違い直しをやらされた」
などなど・・
算数をやることで起こる結果は
自分には不利なことばかりだ!!と
脳が学習しているからです。
確かに・・!!と思い当たるママも
多いのではないでしょうか。
学校の教育システムは
今も変わらず苦手克服の
躾けスタイルを貫いていますから、
ママがおうちで
学校の授業についていけるように!
という愛情から
つい厳しくかかわってしまうのは
仕方がありません。
ただ、
そこで見落とされがちなのが、
子どもの発達特性です。
算数が苦手な低学年キッズは
脳の発達の順序や発達の速度が
「標準的な目安」に
ピッタリ当てはまらないことがあります。
これが
発達の「グレーゾーン」です。
グレーゾーンの子どもたちは
「できない!」「わからない!」
ことが多い授業を毎日受けながら
ことが多い授業を毎日受けながら
この一学期間を必死で
がんばってきました。
それなのに、、、
修了式で手渡される
学校の成績にそのがんばりが
反映されていなければ・・。
家でママに
「この成績じゃこの先が心配!
もっと頑張らないと・・」と
ため息をつかれたとしたら・・。
夏休みの宿題を
「よし!がんばるぞ!!」
とはなりませんよね。
そこで、次回からは
すぐに「ムリ!」と諦める子に
夏休みの宿題を
やる気にさせるための
今から夏休みまでの
かかわり方についてお話し
していきますね^^