今日は、低学年の算数で
つまずく原因を、
九九を例に考えてみましょう。
暗記で九九を覚えさせても、
その子の脳の中で
数の感覚や、
数が持つ意味の理解が
育っていなければ、
本当に使える力には
なりません。
たとえば「2×7」の答えを
丸暗記しても、
何のイメージも伴わずに
答えを出すだけでは、
文章題や生活の中で
計算を応用することは
難しいのです。
難しいのです。
脳の発達の順番から考えると、
まずは
数のまとまりや量の感覚、
組み合わせのイメージを
体験することが先。
「2×7」なら、
「2人ずつ並ぶ」
「靴を揃える」
「2個ずつ分ける」
「前から7列目まで」
「7人分の靴」
「7皿分」
こんなイメージが
思い浮かぶかどうか?
ということです。
その感覚を育てたうえで、
九九やかけ算を学ぶと、
「覚えた答え」が
実際に使える力に変わります。
このように、
体験や活動のバリエーションを
増やすことで
算数力の土台ができあがります。
そこで次回は、
子どもの
体験や活動のバリエーションを
増やすために、
おうちで何をすればいいのか?
教科書もドリルも使わない
簡単な方法をお伝えします^^


