苦手な宿題は「後回し」を何とかしたいママへ

日常で伸ばす
約束の時間になっても
一向に宿題を始めない。

始めたと思ってもすぐに気が散って
進まない。

「もうやった」という言葉を信じていたら
実は嘘だったことが
先生からの電話で発覚。

こんなわが子の様子に
イライラして怒ってばかり・・。
なんてことはありませんか。

✓苦手なことを後回しにしてしまう。
✓集中力が続かない。
✓その場しのぎの嘘をつく。

これは脳の発達特性によるものです。

「難しそう」「めんどくさい」
そんなネガティブな感情
危険を察知する動物脳を刺激するので

回避行動をとったり、
その場から逃れたい一心で
すぐにバレる
ついてしまったりするのです。

算数の理解が
追いついていないことが
原因だと考えて、

塾に通わせたり、
ママが付きっきりで教えようとしても
上手くいかないのは、

すでに
「算数」
=「できない」
=「怒られる」

という

負のループを
脳が学習しているからです。

学習性無力感と呼ばれるもので、
日々かけられる言葉
周囲とのかかわりの中で

「どうせ自分なんて、
何をやっても上手くいかない」

と行動する意欲を
失ってしまうのです。

「学習性」ですから、
同じかかわり方を
つづけることにより
どんどん強化されてしまい、

やがては算数以外のすべての行動に
無力感を感じるようになってしまいます。

けれども逆を言えば、

かかわり方を変えて
「自分でできる!」という感覚を
学習させてあげれば、

苦手なことに対しても
やってみよう!と
意欲的に取り組むことが
できるようになるということです。

そのためのステップとして、
 
①今できていることを認める

②やるべきことを分解して
わかりやすく伝える
 
2ステップをくり返します。
 
これをくり返すことで

・毎日怒られながら宿題
→自分から宿題をはじめた!
 
・できないことを嘘で誤魔化していた
→ママに相談してくれるように!
 
・一人で身支度ができない!
→すすんでお手伝いをしてくれる!

というように
よい変化があらわれた事例が
たくさんあります。

算数が苦手で自信を
なくしている子には
算数をどう教えるか?の前に

脳に「できる!」の感覚を
学習させることが先です。

子どものやわらかい脳は
よくも悪くもすぐに変化します。

脳の仕組みを理解して、
かかわり方を変えることで

ママ見て!できた!
と嬉しい笑顔が増えますよ^^

 
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