今日は
落ち着きのない子ほど、
冬休みに“何もしない”が
効く理由
をテーマに、
ADHDタイプのお子さんの
冬休みの対応について
お話ししますね。
今現在、
ママの頭の中は
こんな声でいっぱいに
なっていませんか?
「このまま3学期に
入って大丈夫かな」
「冬休み中に何かやらせないと」
「落ち着きがないまま
進級したらどうしよう」
特に、
・集中が続かない
・じっと座っていられない
・気が散りやすい
そんなタイプの子ほど、
“今のうちに何とかしなきゃ”
という焦りが強くなりますよね。
でも、もしお子さんが
・行き渋りはない
・友達と関わるのは好き
・トラブルはあっても
最終的に立て直せている
そんな様子があるなら、
この冬休み、
あえて何も言わず任せてみる
という選択肢を
一度考えてみてほしいんです。
落ち着きのない子
(ADHDタイプの子)は、
もともと
「見てほしい」
「認めてほしい」
「すごいって言ってほしい」
この欲求がとても強い子たちです。
だからこそ、
大人が管理しすぎると、
本来の力が止まってしまいます。
逆に、
「いいね」
「それ面白いね」
「そこまで考えたんだね」
そんな関わりを続けると、
最初はただの好奇心だったことが、
いつの間にか
本物の得意に育っていきます。
冬休みは、
学校という枠が一度ゆるむ時期。
この時期に
ガミガミ管理されすぎると、
子どもは
「どうせまた怒られる」
「どうせ認めてもらえない」
と、
自分で動く力を
手放してしまいます。
自己評価が下がること。
これが、
発達を止めてしまう
いちばん大きな原因です。
心配だから口を出す。
その気持ちは
とてもよく分かります。
でも、
逆効果な指示は
ただ効果がないだけでなく、
副作用として
自信を削ってしまう
ということを
思い出してほしいんです。
では、
3学期を前にした今、
落ち着きのない子に
どんな関わりが必要なのか。
答えは、とてもシンプルです。
このタイプの子が持つ
探究心を
そのまま使うこと。
冬休みは、
「やり残した好奇心」が
うずうずしている時期です。
ADHDタイプの子は、
人に決められた目標には
動かない
でも、
自分で決めたことには
驚くほど集中する
そんな特性を持っています。
だから、
「これやりなさい」
ではなく、
「それ、できたらすごくない?」
「前に興味あるって言ってたよね」
「ここ、前より上手くなってるよ」
まるで
子ども自身が決めた
かのような声かけを
してみてください。
そして、
途中で興味が変わっても
止めないこと。
その感覚を
尊重してあげてください。
この冬休み、
直そうとしなくていい。
抑えなくていい。
落ち着きのなさは
取り去るものではなく、
生かすもの。
まずはこの冬、
ひとつ実験だと思って
やってみてくださいね^^


