怒っても上手くいかないとわかっているのにどうしてもイライラがおさまらない。子育て中のほとんどのママが抱えるお悩みについて脳科学的に解説します!
イライラが止められなかった過去の私
私は今はもう子育て期は卒業しましたが、(息子2人は成人しています^^)
かつての子育て中のイライラといったら・・本当にひどかったんです!
振り返って考えれば、主な理由は2つ
①ワンオペ育児による疲弊
家事、育児全般を私に丸投げ状態の夫にイライラ。
②「べきべき」人間の私のコントロール欲求
「こうすべき」と思っている私の思い通りには動いてくれない息子たちにイライラ。
常に否定的な注目をしているので、夫や子どもの言動がいちいち気になり、ちょっとしたことですぐさま
イライラと怒りのオーラを出しまくっていました。
イライラと怒りのオーラを出しまくっていました。
私の脳の中で起こっていたこと
私の脳内では一体何が起こっていたのか?解説しますね
人間の脳が内側には感情をコントロールする脳があり、動物の本能的な反応をします。
例えば、生命の危険を感じた時には激しく反応します。
そして、その外側を理性をコントロールする脳が包み込むようにして感情と理性のバランスをとっています。
私が怒りを抑えられない時はこの動物的な脳が暴れ出し、人間的な理性を司る脳が抑え込むことができない状態だったのです。
実はこれは、子どもが癇癪を起こしたり、暴言暴力が激しくなる時と同じ状態なんです。
動物の本能なので一度暴れ出すと、すぐにおさめることができないんです。
しかも、何度も繰り返すうちにちょっとしたことですぐにイライラしてしまう怒りの癖がつくので厄介です。
なぜなら、脳はよく使う回路は強化されてすぐにスイッチが入るようになるからなんです。
例えば、毎日宿題バトルを繰り広げている親子の場合、子どもの「いやだー!」と、ママの「やりなさい!」のひと言で即、
親子ともに怒りのスイッチが入りやすい脳になってしまっているということなのです。
イライラをコントロールする方法
このように、どうしてこうなるの?という行動の理由が脳の仕組みとして理解できると、自分でコントロールしやすくなります。
子どもがイライラしているとき、自分がイライラし始めたとき、
「あ、今は、動物脳が暴れているんだな」
「どうやって、動物脳を大人しくさせようかな?」
「私の外側の脳よ、がんばって~!」
なんて、脳と会話することで冷静に対処することができるようになりましたよ。ぜひ試してみてくださいね!