もしかして算数障害!?宿題を嫌がる子どもへのタイプ別声かけ

算数障害とは

 

毎日計算ドリルの宿題を嫌がって大変!!どうしてこんな簡単な計算ができないの?そんなお悩みがあるとしたら、その原因は算数障害かもしれません。算数が苦手な子どもへの理解を深めて、今できてることに注目しましょう!

「算数が苦手」これって実は算数障害かも?

算数の学習で、こんなお悩みありませんか?
✔ひっ算のやり方で混乱する
✔ひっ算で桁を揃えて書くことができない
✔数の大小や順番がわからない
✔計算に時間がかかる
✔計算ミスが多い
✔小2になっても指を使って計算する
✔定規の目盛りが読めない
✔数字を書くのが苦手
いくつか当てはまるとすれば、それはただ「算数が苦手」なのではなく、算数障害(グレーゾーン)かもしれません。
算数障害とは、数字や計算に関する特有の理解や記憶が難しい発達障害の一種です。
算数障害の子どもの多くは、脳の発達特性による様々な困難を抱えながらも周囲の理解を得られないために適切な支援を受けておらず、
日々、自信とやる気を失っています。

宿題を嫌がる子どもへのタイプ別2つの声かけ

算数障害の子ども達は「算数が苦手」だと思い込んでいるので、たとえできる問題であったとしても、
算数の問題を見ただけで取りかかろうとしません。
ママはつい
「できるからやってごらん!」と強引にやらせようとしがちですが、
そうなるとますますやる気が減退してしまいます。
そんな時は、性格や傾向に合わせて励ましの声かけを工夫することで、宿題に取り組みやすくなります。
これから紹介する2つの声かけを子どものタイプに合わせてつかってみてください。
タイプ1.  好奇心旺盛な子ども への声かけ
 「これができたら、すごい!っていう問題があるんんだけど、やってみる?」
好奇心旺盛な子には、「できたらすごい!」といった声かけで挑戦心をくすぐり、やる気を引き出します。
タイプ2. 慎重派の子ども への声かけ
「ちょっと簡単すぎると思うんだけど・・やってみる?」
間違いを嫌がる 慎重な子には「簡単だよ」と声かけすることで、不安を取り除きつつ気軽にチャレンジしやすくします。
ただし、注意してほしいのは、この声かけを子どものタイプを見極めずに使うと逆効果になることがある点です。
好奇心旺盛な子に「簡単だよ」と伝えると、飽きてしまい、
慎重な子に「これができたらスゴイ!」と言うとプレッシャーになってしまうのです。
実際に、私が塾講師をしていたころ、慎重なタイプの女の子に向かって
「これは、ちょっと難しい問題だからできたらスゴイよー!」
と言いながら宿題を手渡したところ、
先生が難しいって言ってたからやりたくない。
と、宿題を拒否してママを困らせた・・という失敗例があります。

子どもの性格を理解したうえで、子どもに合った声かけを選んでくださいね

算数障害を理解すれば「できる」が見つかる

算数障害の子ども達は算数の授業だけでなく、日常のいろんな場面で「できないこと」を指摘されることが多く、自信をなくしています。
発達の特性を理解してサポートすることで、子どもの成長小さな成功に気付きやすくなります。
まずは、日ごろの生活の中でたくさんの「できる」を見つけて
「これができてる!」「あれもできてる!」と言葉でフィードバックしてあげることで算数への自信も少しずつ高まっていきますよ。
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