勉強時間はたったの10分!投げやりだった小学4年生のやる気を取り戻したママと塾講師の作戦2

小学校の算数
塾講師時代のお話しです^^

私の勘違いな使命感と、

昭和の躾け教育と、

「これぐらいはできるはず!」という

間違った思い込みから

 

小4のRくんを追い詰めてしまった私が、
Rくんの自信を取り戻すために
ママと相談して立てた作戦の内容はこちら↓

〇教室滞在時間は20分

〇実質学習時間は10分

〇学習内容は2年生の問題に遡って復習する!

〇集中して取り組んだことを
教室でも、おうちでも、めいっぱい褒める
この作戦を実行した結果、
Rくんが劇的に変化したこと、
そして、私が見落としていた
大切なことについてお話ししますね。

 

まず、変わったのは
教室に入ってくるRくんの表情です!

 

ピカピカに輝き、
やる気満々であることが
伝わってくるようになりました。

その日の教材を見ると、

「よっしゃ!できる!」

とガッツポーズをして
ササっと取りかかり、
「しっかり集中できたね!」と
褒められて
いそいそと笑顔で帰っていく。

 

という、
よいルーティンが出来上がりました。
私が気づいた大切なこととは、
小2の問題の中にも、
Rくんの理解のつまずきが
あったということです。
私が、
「これならできるだろう」
と思い込んでいた

復習問題は

 

Rくんにとっては
難しすぎたのでした。
それまでは、間違いを指摘すると

一気にやる気をなくしていた
Rくんでしたが、

 

「自信回復作戦」のおかげで

学習意欲が高まったRくんは

 

わからない問題については

私の解説をきき、

 

「そうか!わかった!」
つまずきを解消していくことが
できました。
小4なのに小2の学習から

復習をしていたRくんは、

 

学校では何の支援も受けておらず、
普通級に在籍している
いわゆる「フツーの子」です。
発達グレーゾーンの子どもは、
ほとんどのことが
それなりにできてしまうために、

「できないこと」を
周囲に理解してもらえず、

 

「やる気の問題」と誤解され、
ツライ思いをすることがあります。
(私もツライ思いをさせてしまいました・・泣)
だからこそ、一番近くにいるママに
理解してあげてほしいのです。
「ちょっと違う?」と感じた違和感を
見過ごさないでほしいのです。
私は、
あの時のRくんのママの決断と対応に
救われたと思っています。

もしも、

 

高い月謝を支払っているのに、

小4の息子に小2の勉強をさせる!?

勉強時間をたった10分にする!?

そんなバカな!!と、
了承してもらえなかったら、
Rくんのあの笑顔
見ることはできなかったと思うのです。
Rくんは、小学校の算数では
あまりよい成績はとれなかった
かもしれません。
けれども、
「できた!」「わかった!」といった
学習での達成感、満足感は

脳にしっかりと刻み込まれ、

 

行動力を生み、
脳全体を育てていきます。

「小学校の時はあんなに算数が

苦手だったのにね。」

 

笑っている未来も遠くないと
思っています。
今、目の前の算数の問題
どうやって教えようか?と悩む前に、
わからない問題を

わかりたい!と思う、

 

わが子の学びへの好奇心を
どうやって育てるか?を考え、
そのための作戦をぜひ立ててください!
私がいつでもお手伝い
させていただきますよ^^

 

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