これまで
算数とは
ただ暗記しただけでは
本当の力にはならず、
体験を通して数量感覚を
育てることが大事!
というお話をしてきました。
今日はその続きとして、
「子どもの成長を
“できる人の視点”で
見てしまう勘違い」
についてお伝えします。
算数の宿題をしている
子どもを見て、
つい
「まだ指を使ってるの?」
「もう2年生なんだから、
これくらい暗算できないと」
そんな風に思ってしまうことは
ありませんか?
これは実は、
最終段階から見てしまう
“大人の視点”なんです。
子どもが今できている
一歩先ではなく、
何段も上の「理想」と
比べてしまう。
その結果、
小さな成長を褒められず、
「まだできてない」「遅れている」
としか見えなくなってしまいます。
発達は、
階段を一段ずつ登るように進みます。
指を使って数える
→ 指を使わずに5まで数える
→ 10のまとまりが分かる
このように、
「今の一歩先」を
ゴールにしてあげること
ゴールにしてあげること
が大切です。
「まだ指使ってるの?」
ではなく、
「指を使えば数えられるんだね!
次はどうやって数えようか?」
と声をかけるだけで、
子どもは「できてる自分」を
実感でき、
次の一歩を
踏み出しやすくなります。
その子なりの“半歩先の成長”を
認めてあげること。
それが
「できる!」の積み重ね
となり、
やがて大きな力につながります。


