こんばんは。
明日から新学期
というお子さんも
いらっしゃると
お聞きしました。
今週は
不機嫌になったり
「学校行きたくない」と
言ったりする子が増える時期です。
特にグレーゾーンのお子さんは、
できることとできないことの
差が大きいので、
日常の小さな変化でも
負荷がかかりやすくなります。
今日は
受講生Aさん
(お子さんは小2の男の子)
のケースをご紹介します。
お子さんは、
授業では座っていられずに
立ち歩いたり、
行事の練習では「やらない!」と
動けなくなったりすることが
多くありました。
家では、
きょうだいのおもちゃを
横から取ってしまい、
しょっちゅう喧嘩に。
お母さんは
「わがままなのかな?」
「ちゃんと育てられて
いないのかな?」と悩み
悩んで私のところに
相談にいらっしゃいました。
脳科学の視点で整理すると、
お子さんは
「脳にかかる負荷を処理しきれず、
行動で表してしまう」
状態にあったんです。
つまり“性格的に乱暴”なのではなく、
安心と見通しが足りないと
脳が混乱して、
癇癪や立ち歩きに
表れていたということ!
そこで取り入れてもらったのが
「安心感×挑戦」を
同時に育てる関わり方です。
- 癇癪や立ち歩きを
止めるのではなくスルーする - 「できたこと」をその場で
実況中継して短く言葉にする - 学習や行事の活動は
小さなゴールに分けて
成功体験を積ませる
この3つを意識することで、
Aさんの日常は
大きく変わっていきました。
Aさんはこう話してくれました。
「今までダメなところを
直さなきゃと思って必死でしたが、
“できていること”を見つけて
声に出すだけで、
子どもの行動が変わるのを
見て驚きました。
安心しているときの方が
挑戦できるんだ、と
実感できました。」
脳は「安心できる」ときに
こそ力を発揮します。
だからこそ
グレーゾーンのお子さんには、
叱って直そうとするよりも、
安心を届けながら
小さな挑戦を積ませることが
大切です。
安心と挑戦の
両輪を回していくことで、
不安定だった子どもが、
少しずつ“笑顔で挑戦できる子”に
変わっていきますよ。
2学期は特に
負荷がかかりやすい時期。
ママの声かけ次第で、
お子さんの「できるかも!」は
必ず引き出せます。
安心スイッチを入れて、
一歩ずつ一緒に
伸ばしていきましょうね。
では!