グレーゾーンの子どもに必要なのは「正しさ」よりも「自由」。間違いを恐れず自分らしく表現できる環境が心と脳を育てます
「正しさの呪い」が外れたとき、グレーゾーン子どもは自由になる
ウィーンにバイオリン留学していた方が、長女のフリースクールに来てくださり、素敵なお話を聞きました。
「ウィーンの子どもたちってね、小さな頃から音楽教育が厳しいのかと思っていたけど、実は、日本の小学生より音痴なんですよ」
え!? 音楽の本場なのに!? と驚いたのですが…それよりも、もっと心が動いたのは、こんな言葉でした。
「その子たちは、音が外れていることにすら気づいていない。うまく歌うことより、自由に歌っているんです」
そう、彼らは正しさに縛られていないんです。“音を外したら恥ずかしい”なんて思っていない。
一方で、日本の子どもたちは、まだ小さくても
「間違うのが怖い」
「正しくできないと恥ずかしい」
そんな思いを、無意識に抱え始めています。
そしてそれは、グレーゾーンの子どもたちにとっては、もっと深刻です。
私たち大人が「正しさ」ばかりを求めすぎると、
本来、自由であっていいはずの子どもたちの心は、だんだんと、静かに、閉じていくのです。
▼グレーゾーンを卒業する声かけ図鑑
グレーゾーンの子どもは「できない」ではない
あなたのお子さんはどうでしょうか?
- 「間違い」を怖がって動けなくなっている
- 「できない自分はダメだ」と思い込んでいる
- 表現することに自信がない
そんな姿に、心あたりがあるなら、
いまの関わり方に、少しだけ“見直し”をしてみませんか?



