野菜をひと口も食べない子は
わがままなのか、
についてお話ししますね。
「お願いだから、
ひと口だけ食べて!」
野菜を細かく刻んで
ハンバーグに混ぜたり、
好きな味付けにしてみたり。
あの手この手で工夫しているのに、
「これ、野菜入ってるでしょ!」
と、怒ってひと口も食べてくれない。
せっかく作ったのに…。
とイライラしてくる。
栄養だって心配だし、
少しくらい我慢して食べてほしい!
そんなふうに思うことは
ありませんか?
実は、グレーゾーンの
子どもの偏食には、
単なる好き嫌いやわがままでは
説明できない理由が
隠れていることがあります。
それが、
感覚過敏です。
例えば、子どもたちが
嫌いな食べ物ナンバーワンの
ピーマン。
私たち大人が
「ちょっと苦いな」と感じる味を
とても強く不快に感じる子がいます。
また、
味だけではありません。
・野菜の青臭いにおいが苦手
・噛んだときのグニャッとした食感が嫌
・いつもと違う色や形が気になる
こうした感覚の違いが
食べられない理由に
なっていることがあります。
脳は、舌で感じる味だけでなく、
においや口の中の感触など、
さまざまな情報を組み合わせて
食べ物を判断しているので、
感覚的な不快感が強い子にとっては、
「食べたくない」のではなく、
「食べることがつらい」
という場合もあるのです。
そう考えると、
「どうしたら食べてくれるかな?」
と調理法を工夫する前に、
確かめたいことがあります。
それは、
「うちの子は、
何が嫌なんだろう?」
ということ。
わが息子も小さい頃は偏食と
卵アレルギーも重なって
本当に食べられるものが少なくて
食事に困っていましたが、
あるとき、
気がついたことがあって。
それは、
カレーの辛さは無理でも
七味の辛さは少し大丈夫ってことを。
感覚過敏を知る前の私は
食事を拒否する息子に
「食べなくていい!」と怒鳴って
食べ物を捨てたこともあったのですが
子どものことを
よくわかろうとしていなかったんだと
感覚について知ってから
理解できるようになりました。
なのでぜひ今日から、
食べるのを拒否したときは
食べさせようと頑張る前に、
お子さんの様子を
少し観察してみて欲しいんです。
においを嗅いだ瞬間?
口に入れた瞬間?
それとも、見ただけ?
食べられない理由が違えば、
必要な関わり方も変わってきます。
もちろん、すべての偏食が
感覚過敏によるものではありませんが、
だからこそ、まずは
理由を知ってみてほしんです。
その食べ物は舌がイタイと感じるのかも?
ぬるぬるするのが気持ち悪いのかも?
化学的な匂いがするのかも?
などなど、
お子さんがどう感じているか?
を知ってみてくださいね。
食べさせ方を増やす前に、
食べられない理由を知る。
デス!
明日は、
「ベチャベチャした食べ物を嫌がる子」
味は嫌いじゃないのに食べられない、
口の中の感覚についてお話ししますね!

