言うことを聞かない子どもに悩み、「自分のしつけが悪いからだ」「もっと厳しくしつけないと」と思い、叱っては自己嫌悪を繰り返していませんか。子どもが言うことを聞かない原因は親のしつけや努力不足ではありません。子どもの脳のはたらきによる特性を理解し、日々のコミュニケーションを整えることで、子どもは素直に動きやすくなります。
1.言うことを聞かない子の子育てが苦しくなってしまう理由
「何回言えば動くの?」そう思いながら、今日も同じ声かけを繰り返していませんか。
- 着替えが進まない。
- 宿題に取りかかれない。
- ゲームやテレビをなかなかやめられない。
こんな毎日が続くと、「しつけが足りないのかな」「もっと厳しくしなきゃ」と感じてしまいますよね。
その結果、注意や叱る言葉が増えて、気づけば親の私たちの方が疲れ切ってしまうこともあります。

この状態は子どもの性格や私たちの関わり方だけが原因ではありません。
注意欠如・多動症(ADHD)やADHDグレーゾーンと呼ばれる脳のはたらきによる特性を持つ子どもは、「やる気がない」のではなく「行動を切り替える脳の働き」がスムーズにつながりにくいことがあります。
脳の中の「実行機能」という働きが関係していて、
- 次に何をするか考える
- 今の行動を終わらせて切り替える
といったことに時間がかかりやすいのです。
この視点がないままだと「頑張ればできるはず」「言えば分かるはず」と努力や根性で何とかさせようとしてしまいます。
私も例外なく「しつけが足りないからだ」「もっと厳しく関わらなきゃ」としつけや努力根性にとらわれていた一人でした。
2.子どものしつけがうまくいかない原因を自分のせいだと感じていた頃
以前の私は、ご飯やお風呂が進まないときや、何度言っても言うことを聞かないとき、周りから見て「お行儀が悪い」と思われそうな姿を見るたびに「私の育て方が悪いのかも」と自分を責めていました。
朝の支度が進まないときも、
「何度言ったらわかるの?」
「早くしなさい!」
「いい加減にしなさい!」
「早くしなさい!」
「いい加減にしなさい!」
と何度声を荒らげても聞いてもらえず、感情が抑えきれず手をあげてしまったこともありました。

それでも変わらない様子を見ると「もっと厳しくしなきゃ」「ちゃんとしつけなきゃ」と気持ちが張りつめていきます。
責任感が強い人ほどこのループにはまりやすいんですよね。
本当は、子どもが悪いわけでも、親の関わりが足りなかったわけでもありません。
脳のはたらきによる特性に合わない関わり方を、良かれと思って必死に続けていただけなのです。
その後、発達科学コミュニケーション(発コミュ)を学び、実は今までの対応自体が子どもに合っていなかったことを知りました。
3.親子関係を整えておくのに大事な中学校入学前のタイミング
小学生の今は、まだ親の声が届きやすい時期です。
困っているときも、なんだかんだ親を頼ってくれますよね。
中学生になると思春期が始まり
「うるさい」「分かってるし」
そんな言葉が増えてくることも少なくありません。
だからこそ私は、中学入学前の今が子どものしつけという考え方を手放し、肯定的な関わりへ切り替えるチャンスだと思いました。
言うことを無理に聞かせる関係ではなく、困ったときにちゃんと声が届く関係を早い段階で作っておきたいと思ったのです。
叱らなくても伝わる。安心して話せる。
そんな親子関係が、この先の学校生活や友達関係でつまずいたときの大きな支えになってくれます。
4.しつけを手放して叱る代わりに取り入れた声かけ
発コミュでやったことは、拍子抜けするほどシンプルでした。
まず意識したのは、子どものしつけという考え方を手放し「できているところをそのまま言葉にする」ことです。
「今、ランドセルを置いたね」
「もう靴下まで履けたね」
評価やアドバイスは加えず、見えた行動をそのまま伝えます。
行動の切り替えが苦手な脳にとって、今の状態が言葉になると次の動きがイメージしやすくなるのです。

叱って行動を変えようとするのではなく、できていることを肯定する。
ただそれだけで子どもが親の声を素直に聞ける状態をつくることができるんです。
子どもが声を聞けるようになると、親子関係がよくなっていくので少しずつ子どもの反応が変わり始めました。
5.発コミュを実践して感じた言うことを聞かない子の変化
子どもをしつけようという考え方を手放し、声かけを変えていく中で
「あ、今ちゃんと聞いてくれているな」
そう感じる瞬間が、少しずつ増えてきました。
何度も言い直さなくても、次の行動に移るまでの時間が短くなったのです。
親の私自身も、構えすぎずに関われるようになりました。
すると不思議なことに家の中の空気まで少しずつ落ち着いていきました。

言うことを聞かない子どもに悩んでいた日々は、子どもの脳のはたらきによる特性を知り、関わり方を変えることで、「ちゃんと通じている」と感じられる時間に変わっていきました。
ADHDグレーゾーンの子どもは、叱ることで脳にストレスがかかり、かえって症状が悪化したり改善が進まないことがあります。
脳のはたらきによる特性を理解し、子どもに合ったコミュニケーションを意識することで、驚くほど素直に動けるようになります。
今日から少しずつでも、ぜひ実践してみてください。
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執筆者:花咲せいこ
(発達科学コミュニケーショントレーナー)
(発達科学コミュニケーショントレーナー)
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