寝るのが遅いお子さんに「早く寝なさい!」と言っても、なかなか寝ようとしない。そんな姿についイライラしてしまうことはありませんか?実は、無理やり寝かせようとするほど子どもは眠れなくなってしまいます。その理由と効果的な声かけをお伝えします。
1.早く寝なさい!何度言っても寝るのが遅くなる・・・そんな我が子にイライラ
私:「もう寝る時間だよ〜!早くお布団入って!」
子:「ちょっと待って〜!今いいところなの!」
私:「もう22時だよ!?明日起きられないでしょ!」
子:「だってまだ眠くないもん!」
寝る時間が近づいているのに、テレビを見たり、おもちゃを触ったりして、なかなか動こうとしない我が子。
「なんで毎日言ってるのに、全然聞いてくれないの…?」「このまま昼夜逆転になったらどうしよう…」 焦りと不安で、つい声のトーンが強くなってしまう。
しかし、私がイライラすればするほど子どもの顔がムッとして、反抗的な態度になる。
気づけば寝る前の時間が、“バトルタイム”に変わっていました。

「私の言い方が悪いのかな…」「どうしたら素直に寝てくれるんだろう」と落ち込んでしまう日々。
実は、「早く寝かせよう」とするほど、子どもの脳は“眠れないモード”に入って寝るのが遅くなってしまうのです。
2.寝るのが遅い子に「早く寝なさい!」が逆効果な理由
ママが「早く寝なさい!」と何度も繰り返し指示したり、強く言い過ぎると、子どもの脳はストレス反応を起こします。
特に注意欠如・多動症(ADHD)のお子さんはネガティブなことに敏感なので、ママが強い口調で「早く寝なさい!」と何度も指示を出してしまうと、脳が反応して“命令された!”と感じて興奮状態になってしまいます。
その結果、睡眠ホルモン(メラトニン)が分泌されにくくなり、眠気が遠のいてしまうのです。
そして、早く寝かせよう → 子どもがストレス → 眠れない → 翌朝起きられないという悪循環が起きてしまいます。

この状態から抜け出すためには、睡眠ホルモンを整えてあげることが大切です。
そして、寝るのが遅いお子さんの睡眠ホルモンを整えるのは、次の2つの関わり方が大きく影響しているんです。
・早く寝かせるのをやめて、ストレスをかけないこと
・脳を起こす声かけをして、朝起きるリズムを整えること
この2つの対応が自然に朝起きて夜寝る身体になるための基本となります。
今回は「早く寝かせるのをやめてストレスをかけないこと」に注目して、ママに最初にやってほしい夜の対応方法をお伝えします。
3.夜をリラックスモードにするのに効果的!ママの声かけ3選
寝るのが遅いお子さんの睡眠リズムを整えるスイッチは、まずは夜の声かけを変えることがストレスを減らしてくれます。
「早く寝なさい!」「まだ起きてるの!」などの命令ではなく、穏やかに“切り替え”を促す声かけに変えるだけで、お子さんが安心して自然と眠気がやってくるようになります。
夜は“頑張って寝かせる時間”ではなく、“安心して脳を休ませる時間”にしていきましょう。
①「命令」をやめて、「気づかせる」声かけにする
NG:「早く寝なさい!」
OK:「そろそろ寝る時間に近づいてきたね」
OK:「あと5分でお話しタイム終わりにしようか」
お子さんと時間の共有をするだけで、脳の警戒が解けます。
②「やめさせる」より「切り替えを手伝う」
NG:「もうテレビやめて!」
OK:「次のコマーシャルで止めようか」
OK:「あと何分でおしまいにする?」
切り替えの“予告”をしてあげる、または終わる時間を自分で決めさせると見通しが立てられるので安心して行動できます。
③その日できたこと・がんばったことを伝えてあげる
NG:「いいから早く寝なさい!」
OK:「今日は自分から宿題に取りかかれたね」
OK:「ごはんのとき、妹に優しくしてくれたね」
“できた”を言葉にしてあげるだけで、脳の中では安心ホルモンと呼ばれるセロトニンが働き、リラックスモードになります。
その結果、眠りのホルモンメラトニンも自然に分泌されて、「眠らなきゃ!」ではなく「眠くなってきた…」という本来の眠りの流れが戻ってくるのです。

ADHDのお子さんは、次の行動に移ろうとする”切り替え”が苦手なことがあります。
寝るのが遅いから「早く寝かせよう!」とするほど、脳がストレスを感じて防衛モードになってしまいます。
寝る前に大切なのは、安心してリラックスできる環境を作ること。
ママの対応と声かけを変えるだけで、お子さんは「安心して眠れる」ようになっていきますよ。
生活リズムを整えるために大切なのはストレスを抜くこと。今回ご紹介した夜の対応はもちろんですが、実は「脳を起こす朝の声かけ」と合わせて対応すると自然と朝起きて夜眠くなるリズムが整ってきます。その方法を知りたい!と思った方は電子書籍を読んでみてくださいね!




