何度書いても漢字を覚えられない子がスラスラ書けるおうち学習法【勉強会レポート】

 

こんにちは!

セルフラーニング・アカデミー編集部です。

今回は上級講座で月2回開催している勉強会の様子をお届けしますね!

 
漢字練習が嫌いで、何度書いても漢字を覚えられないから「もっと書かせよう!」「どうしたらいいの?」と悩んでいるママはいませんか?この記事では、ママの声かけや対応を変えただけで、楽しく漢字を覚えることができたママと子どもの変化成長をお伝えします。
 

何度書いても漢字が覚えられない息子に悩んでいました

 

私たちは「自学力を育てるプロになる!」をテーマに、隠れLDキッズを育てるママたちが集まり脳科学や発達科学、心理学の観点から子どもの発達を継続的に学び、我が子の脳を育てるコミュニケーションを実践しています。

 

今回は上級講座で月2回、開催している勉強会で発表された記録について紹介しますね!

 

こんなお悩みありませんか?

 

・何回書いても漢字を覚えられない
・読めるのに書けない
・画数の多い漢字の誤りが多い
・字を書くことを嫌がる
・書くことはできても雑である

 

漢字学習が苦手で、何度書いても漢字を覚えられない小学校3年生の息子さんがいるMさん。

 

「俺は漢字が苦手なんだ!」と言うほど、漢字練習が嫌いな息子さんだったそうですが、ママが対応や声かけを変えただけで何度漢字を書いても覚えられない子がスッと覚えることができたそうなんです。

 

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無理矢理宿題をやらせていた過去

 

Mさんには上のお子さんもいて、上のお子さんが小学校1年生の時は漢字練習をやるのに2時間かかっていました。

 

嫌がる息子さんに対して「宿題は帰ってきてからすぐやるもの!」「完璧にやるべき!」という思いがあったそうで、怒ることをやめられない自分が嫌だったと語ってくれました。

 

発達科学コミュニケーションに出会って、そんな自分を変えたい!昔の自分に戻らない!と決意し、「なぜ、漢字学習を嫌がるのかな」「こんな声かけをしてみようかな」と息子さんのサポーターになるべく学びを深めていきました。

 

漢字が覚えられない子のやる気を引き出す声かけとは?

 

そもそも切り替えが苦手で、宿題に取り組めないのはなぜかという疑問をもったMさん。

 

発達障害グレーゾーンの子は切り替えが苦手な子が多いですよね。なぜかというと、脳機能の偏りが原因でうまく自分に指示が出せなかったり、わかっているけどやめられないということが起こります。

 

また、漢字が覚えられない子はワーキングメモリという情報を整理して使う力が弱かったり、そもそも情報を取り入れる入り口でつまずいてしまうことがわかったため、いかに「楽しく漢字学習に取り組ませるか」を目標にお子さんと接しました。

 

まずは、宿題に取り組めるように環境を整えることからスタートしました。帰ってきたら「おかえり!お疲れ様!」と声をかけ、好きなことをしながら本人が十分休めるように時間を設けました。

 

そして、すぐに宿題の話題を出すのではなく、頃合いを見て「何時から宿題をする?」と声をかけ、自分で宿題をやる時間を決めてもらいました。

 

宿題の最中は、何回も書かせるのではなく、イメージを使って、(例:「運」という漢字)「運ぶ時って車を使うよね。箱を乗せて車で運ぶよ~」と伝えてみたり、漢字の読み間違いがある時は、(例:悪者を「あくもの」と読んでいる)「よくさ、テレビで「わるものだ!」って言ってるよね。悪(わる)い人だから、わるものって読むみたいだよ」と指摘するのではなく「伝える」ことを心がけました

 

一番のポイントは「漢字が覚えられなくて困っている子がいたらどうする?」という友達思いの息子さんの心をくすぐるような質問です。すると「一書いて口書いて・・・」と漢字を分解して、言葉にしながら書いていたそうです。

 

最後は「できたね!」とできたことへの肯定で終わります。

 

漢字を覚えられない、書くのが苦手な子に無理矢理書かせたり、覚えさせるのではなく、息子さんに合った方法を続けられました。

 

困っているママに漢字を教えてくれた!

 

ある時、「そういえばあの漢字どう書くんだっけ?」と質問したMさん。すると「一書いて口かいて、縦の1を2本書くだけど、上から突き出して・・・」と相手に伝わるように一生懸命教えてくれたという息子さんの感動エピソードを教えてくださいました!

 

参加したメンバーからは

 

「楽しくやらせたほうが記憶に残ることがわかりました!」

「宿題の時間にやらせるのではなく、漢字を書いた紙を家じゅうに貼ったりして、日常に入れ込んでいきます」

「ちゃんと宿題をやることがゴールじゃなくて、楽しく学習できるのをゴールにしたいです!」

 

いうように、ママの考え方が変わり、わが子の子育てに生かそうとする様子も見られました!

 

勉強が苦手な子に勉強させる方法を探すのではなく、「勉強するって楽しいな」「行動したらこんないいことがあった」など、子どもたちの常識を変える方法をひとりではなく、みんなでディスカッションすることでアイデアを出すことができます!

 

次回の活動もお楽しみに♪

 

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執筆者:松田あいり

(発達科学コミュニケーションリサーチャー)

 

隠れLDキッズの自学力を育てるための方法を紹介しています!

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