遊びながら漢字が好きになる!ママの声かけと宿題サポートのコツ

漢字の宿題を毎日きちんとやっているのに、書けない、覚えられない子どもへの対応に困っていませんか?遊びながら見る力をつけて、漢字が好きになる、宿題も楽しく取り組めるようになる、ママの声かけポイントや宿題サポートの方法について説明します。

宿題をやっても漢字が覚えられない書字障害グレーゾーンの子ども 

 

我が家の小学5年生の娘は、学校から出される漢字の宿題には毎日取り組んでいるのですが、

 

・漢字の線が一本多い

・偏と旁の組み合わせが間違っている

・ノートの文字が小さく、形が乱れている

・テストになるとうまく書けない

 

など、書字の苦手があります。

 

娘は、真面目に一生懸命やっているのに、覚えられないことで漢字を書くことや勉強に苦手意識を持つようになりました。低学年の時は、筆圧もしっかり、大きな文字を書いていましたが、4年生の頃から、自信のなさを象徴したように、ノートの字がとても小さくなっていきました。

 

学校でも、離席などせず、静かに授業を聞いているため、先生にも漢字の苦手意識が気づかれにくく、本人の困り感がどんどん強くなったようでした。

 

 

 

勉強が全くできないわけではないけれども、計算する、書く、読むなど特定の学習が困難な学習障害のうち、漢字が苦手な子どもの場合は、書字障害グレーゾーンの特性を持っている可能性があります。

 

そこで、今回は、書字障害グレーゾーンの子どもが、何度も漢字を書いているのに覚えられない理由についてみていくことにします。

 

 

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遊びながら見る力をアップして、漢字をインプット! 

 

漢字の学習は、

 

①目で漢字の形を正しくとらえる ②覚える ③思い出して書くの3つのステップからなります。

 

漢字の宿題は、初めて習った漢字や熟語を何度も繰り返し書かせるドリルがほとんどですよね。

 

このような漢字の課題は、漢字の学習ルートの「思い出して書く」という最後のステップを繰り返していることになります。

 

しかし、書字障害グレーゾーンの子どもたちは、不注意や記憶が苦手なタイプが多く、「思い出して書く」という漢字をアウトプットする前の、「目で見て形をとらえる」「覚える」というステップでつまづいていることが多いです。

 

普段の生活では、探し物が苦手、言われたことをすぐに忘れる、片付けができないなどの行動がよくみられます。

 

このような特性を持っている、書字障害グレーゾーンの子どもが、漢字の学習をスムーズに進めるには、漢字を何度も繰り返して書くのではなく、遊びの中で見る力をつけて漢字をインプットしやくする、宿題をするときには、覚える負担を軽くすることがポイントです。

 

 

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漢字がどんどん好きになる!ママの声かけと宿題サポートのポイント

 

漢字の学習をスムーズに進めるには、遊びの中で見る力をつけたり、覚える負担を軽くすることがポイントとお伝えしました。

 

ここからは、みなさんもすぐに取り組める、我が家で実践した2つのポイントについて説明しますね。

 

遊びの中で「見る力」をつける

 

みなさんの子どもはどんな遊びが好きですか?外遊びでもお部屋の遊びでも、できるだけ視線を大きく動かす、たくさんの情報の中からポイントを見つけるような声かけをしてみましょう。そうすることで、どんどん子どもの見る力がアップします。

 

娘は外遊びが好きで、虫取りやバドミントンを一緒に楽しむことが多いです。トンボとりの時は、「どのトンボにするかな?」と声かけすると、たくさん飛び回っているトンボの中から一つを選び、じーっと集中して見ながら、さっと網をかぶせてとることができ、とても喜んでいました。

 

バドミントンをする時には、広いアスファルトに落ちたシャトルを、「どこに落ちたかな?」と、大まかな場所を示したり、木の枝に引っかかった時には、「どこに隠れちゃったかな?」と一緒に木の下から覗き込み、細い枝やたくさんの葉っぱに隠れたシャトルを注意深く探すような声かけをしました。

 

 

 

また、ドライブ中に車の中でスマホの小さな画面をみている娘に、「スマホはだめ。」と叱るのではなく、空の雲を見ながら、「何の形に見える?」「クジラさんかな?」「綿あめみたい。」と想像力を膨ませるような問いかけや、山の木々を見て、「萌黄色だね。」など、外の風景に視線をあわせ、目を大きく動かすやり取りを心がけました。

 

漢字ドリルは「肯定」でうまくいく!

 

漢字は、つづり、音、意味の3つの特徴からなっています。漢字の宿題は、書くことから始めるのではなくドリルに書いてある一つ一つの漢字をよく見ることから始めましょう。そして、宿題を始めたら「宿題、始めたんだね!」という肯定の声かけ、頑張って終わったときには、「もう終わったんだね!どの漢字が好きだった?おやつにする?」などご褒美の声かけのサンドイッチにトライしてみましょう。

 

実際の漢字の宿題については、り返し書く」作業でなく、漢字のつづりの形を注意深く見る編と作りに分けて、声に出して読んでみる、ノートに同じ文字を何度も書かずに、空書きするなどの取り組みをしました。

 

また、子どもが一生懸命宿題をしている時は、楽しく取り組めるような工夫もしました。漢字の読みを練習している時、「キッチンにいるお母さんに聞こえるかな?」と声かけすると、娘は、好きなアニメの替え歌で歌ってみたり、私も合いの手を入れたりして、一緒に楽しく覚えることができます。

 

漢字の意味の説明を読んでいる時も、声色をかえたり、リズムをつけて覚えたりしています。このように、見る力をつけながら楽しく、漢字の特徴を覚えるようになりました。

 

ママの声かけポイントとしては、子どもがドリルを開いたら、すぐに、「今日はどの漢字かな?宿題開始!」と宿題を始めたことを肯定する、終わりに近づいたら、「もうすぐ終わりそうだね、何して遊ぶ?」と宿題をやれたことへのご褒美のサンドイッチをしてみましょう。娘は絵が好きなので、娘がカフェメニューのメモを作り、私が「おやつは何になさいますか?」とたずねたりして、カフェやさんごっこで盛り上がったこともあります。

 

このように、2つのポイントにあわせて、視線を大きく動かす、たくさんの情報から大切な情報を見つけ出す遊びを通して「見る力」をつける、また、楽しく漢字の宿題に取り組めるような声かけとサポートを続けました。

 

次第に娘は、漢字を覚えることへの自信がついてきて、ひらがなからきれいに書きたいと練習帳を準備したり、自分から「糸偏に~」と漢字の部分を意識した覚え方を話すようになりました。今は、「今度の漢字テスト、頑張る!」とやる気もみせています。

 

みなさんも、子どもがお気に入りの遊びの中で見る力がつくような声かけと肯定の声かけをぜひやってみてくださいね。

 

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執筆者:神木 ゆう

(発達科学コミュニケーションアンバサダー)

 

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