
こんにちは!
セルフラーニング・アカデミー編集部です。
今回はNicotto講座で月2回開催している勉強会の様子をお届けしますね!
読書感想文が書けない子に悩んでいませんか?
私たちは「自学力をおうちで育てる!」をテーマに、学習障害(LD)グレーゾーンを育てるママたちが集まり脳科学や発達科学、心理学の観点から子どもの発達を継続的に学び、我が子の脳を育てるコミュニケーションを実践しています。
今回の勉強会では、発達障害グレーゾーンの子どもにおすすめ!読書感想文を楽にする本選びのコツの記録の発表がありました。
小学校4年生の息子さんがいるMさん。原稿用紙を前にしたわが子に「書きたくない!」「めんどくさい!」「なんでやらないといけないの⁈」と言われ、「やらないとしょうがないじゃん!」「早く書きなよ!」とつい強く返してしまった経験があるそうなんです。
その結果、親子で言い合いになり、子どももMさんも嫌な気持ちを抱えたまま、「なんとか読書感想文を仕上げた記憶が残っています」と教えてくださいました。
きっと同じ思いをしたママも多いのではないでしょうか。
しかし一方で「もし僕が◯◯だったら?」という、自分で選んだ本の主人公やキャラクターになりきって想像する力はとても個性的だったそうで、そんな感情を大事にしてあげたいと思っていたMさん。
読書感想文が苦手な子どもにまず必要なのは、無理矢理書かせたり、やらなければいけないと追い詰めることではなく、子どもの感情を引き出すための本選びが重要なのではないかと考えられました。
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早く書いて欲しいのに、本選びでつまずく理由
発達障害グレーゾーンの子どもは、集中力や興味の幅、理解の仕方に特徴があります。
文字が多い本や抽象的な表現が続く本は、途中で集中が途切れたり、イメージがうまく持てなかったりします。
その結果、最後まで読み切れず、「感想が書けない」という状況になりやすいのです。
さらに、強い興味を持つテーマがある一方で、関心のないジャンルには全く手が伸びないこともあります。
好きなものが登場する本なら夢中で読めるのに、そうでない本は数ページで嫌になってしまう。そうした特性があるため、課題図書のように「みんなに同じ本を」という形式はハードルが高くなりがちです。
逆に、自分の興味や特性に合った本を選べた子どもは、自然と集中して読み進められます。
そして「ここが面白かった」「このキャラクターが好きだった」と、自分の言葉で感想を話せるようになるのです。
読書感想文をうまく書くことよりも、まずは「最後まで読めた!」「自分で本を選べた」という小さな成功体験を積み重ねることが大切です。その成功体験が自信につながり、次の読書や感想文への意欲を育てていきます。
だからこそ、発達障害グレーゾーンの子どもにとって本選びは、読書感想文を成功させる第一歩になります。
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読書感想文が苦手な子の本選びの方法
ここからは、実際に取り組んだ「本選び」のエピソードを紹介します。
一番のポイントは「これが読みたい!」という子どもの興味のある本を選ぶことです。
Mさんは、成功体験を増やすために
「文字ばかりの本じゃなくても絵が沢山ある本でもいいと思うよ」
「◯◯が読みたい本を選べばいいよ」
「それ面白そうだね!」
こんな声かけをしよう!と決められました。
課題図書コーナーには文字の多い本が並んでおり、中々興味がわかなかったそうです。そこで「無理して文字ばっかりの本じゃなくても絵が沢山描いてある本でもいいと思うよ」「奥も見に行ってみようか。◯◯が読みたいと思う本を選べばいいよ」と声をかけると、妖怪が出てくる本とドラゴンが戦う本を発見しました。
「これ面白そう!」と手に取り、「それいいね!面白そう!」と声をかけながら内容をインターネットでチェック。「妖怪図鑑は4コマ漫画があるし、ドラゴンの方はトーナメント式で戦うみたいだよ」と説明すると、しばらく悩んだ後に「こっちに決めた!」とドラゴンが出てくる本に決めることができました。
「OK!選べてよかったね!」と声をかけると、子どもの表情も明るくなり、親子で前向きに読書感想文への準備を進められました。
参加したメンバーからは

「「何でもいいよ」では選べないので、わが家では、子どもが興味のある本の目安をつけて、私が本を読んでから一緒に本を選んでいます。」

「自分が体験していること、知っていることが書いてある本は選びやすいですよね。読書感想文をいきなり書かせようとするのではなく、本選びから大事にしたいと思います。」
という意見が飛び出しました!
読書感想文が苦手な子どもにとって、本選びはただの最初のステップではなく、結果を左右する大切な鍵です。特に、発達障害グレーゾーンの子どもは、本との相性によって「読める・書ける」が大きく変わります。
「やらなきゃ!」と追い詰めるよりも、ママが一緒に寄り添って本を探す時間を持つこが、子どもの「読みたい気持ち」を育て、自然と「書けそう!」につながっていきます。
読書感想文が親子にとって嫌な記憶ではなく「楽しい時間」になりますように。
次回もお楽しみに♪
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執筆者:松田あいり
(発達科学コミュニケーションアンバサダー)
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