時計が読めない発達障害の子必見!お家でできるカンタン時計学習とは?

時計が読めない・苦手と感じている発達障害やグレーゾーンのお子さんは多いですよね。今回は時計が読めない発達障害の子が多い理由と、すぐに活用できる時計学習のポイントを具体例と共にご紹介します。
 

時間が守れない年中の息子

我が子に時計を読めるようになって欲しいけど、なかなか学習が進まない・・・とお困りのお母さんも多いかと思います。

 

我が家には年中で注意欠陥多動性障害(ADHD)傾向の強い発達障害グレーの息子がいます。息子はまだ学校での時計の学習は未経験ですが、なかなか数字が覚えられないなど、これから時計を覚えていく時に難しさを感じそうな傾向が見えてきました。

 

発達凸凹があり日常の物事に時間が掛かりがちな子や時間感覚が弱い子でも、時計が読めれば時間を提示しながらを指示を出すことができ、時間管理の面でも大きなプラスになります。

 

しかし、いざ時計の学習をはじめると何度も学習してもなかなか覚えられない。時計というツールを使いこなせずに時間管理をしていくため、時間管理のハードルも高くなっているというケースが実は多いのです。

 

なぜ時計が読めない発達障害の子どもが多いのか、理由とサポート方法をご紹介します。

 

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時計が読めないことと発達障害の関係とは?

 

つまづくポイントの多い時計学習

なぜ発達障害やグレーゾーンの子は時計が読めないことが多いのでしょうか。

アナログ時計を例にすると、時計学習には以下のような要素が含まれます。

  • 0〜60の数字を順序も含めて覚える
  • 短針の読み方のルールを覚える
    →「〇〇時」と読む&数字の間にある間は時計周りでより前にある数字を採用する
  • 長針の読み方のルールを覚える
    →「〇〇分」と読む&短針とは異なり、1周を60でカウントする
  • 短針の時刻を覚えた状態で長針を読み取り「何時何分」を把握する
  • 秒→分→時→日 の関係を理解する
  • 60分→1時間を理解して時間経過を把握できるようになる

 

秒針まで理解する場合は、覚えることと文字盤から読み取ることが更に増えます。

 

私たち大人は当たり前にこなしていますが、時計を読むにはこれだけたくさんの要素が必要になるんですね。

 

お子さんごとに得意・不得意は様々ですが、時計学習は色々な要素が組み合わさっている分、色んなタイプのお子さんがつまづく可能性があるんです。

 

お子さんのタイプ別の時計が読めない要因

では、時計学習のどのような点でつまずきやすいのか、お子さんのタイプ別に代表的なものをご紹介します。

 

学習障害(LD)で算数障害の傾向がある

学習障害(LD)とは知能の発達には遅れがないのに学習の特定分野で苦手があるという状態で、発達障害の一種です。

 

学習障害の中でも数字や計算に苦手のある算数障害の傾向がある子の場合、0~60の数字を覚えることや、加算・減算をして時刻を求める(例えば「6時の15分前は?」などを計算する)部分でつまずきがちです。

 

LDは他の発達の特性と混合して見られることも多いのですが、他の特性だけに目がいくと見落とされて高学年になるまで放置されてしまうことも多いので注意が必要です。

 

ワーキングメモリが活用できていない

ワーキングメモリとは、すぐ使う情報を一時的に記憶しておく機能のことです。

 

注意欠陥多動性障害(ADHD)の特性がある子によく見られますが、先にご説明したLD傾向の子もこの部分の苦手を持っていることが多いです。

 

このワーキングメモリが活用できていない場合は、何かを覚えた状態で他の作業をすることが苦手なため、時計学習の中でも短針で「○時」を覚えた後に長針の「○○分」を読もうとしているうちに短針の時刻を忘れてしまう等でなかなか学習が定着しない面があります。

 

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感覚過敏がある

 

感覚過敏とは、視覚、聴覚、味覚などの感覚が他の人に比べて過敏な状態のことです。

 

他の人が当たり前に受け取っている刺激を、強い刺激として感じることで、日常生活で過ごしづらさを感じることがあります。

 

聴覚の感覚過敏がある場合は針が動くカチカチ音が気になって文字盤を読むことに集中できないことがあります。

 

また、視覚の感覚過敏の場合、時計の文字盤の反射をとてもまぶしく感じているケースもあります。

 

感覚過敏のお子さんには、カチカチ音のしない時計に変える、時計の置く位置を調整してあげるなど、過剰な刺激を感じないよう環境を整えてあげることが有効です。

しっかり定着!時計の教え方で大事なママの対応ポイント

 

それぞれの針の読み方など、ルールとして覚えることが多い時計学習。ぜひ脳の特性を活かして効率よく覚えられるようサポートしたいですね。

 

時計が読めない子に対する時計の教え方の中で、発達の特性に関わらずにおすすめしたいポイントを2つご紹介します。

 

スモールステップで成功体験を増やす

色々な学習要素が含まれている時計学習。まだ完璧にできなくても、ぜひスモールステップで小さい「できた」を見付けて肯定してあげましょう。

 

例えば、長針が読めなくても短針が読めたらまず短針が読めたことを褒めてOKですし、長針を読もうとしてる間に短針の位置を忘れてしまっても長針・短針それぞれが読めたことは褒めポイントになります。

 

楽しい場面に数字や時間を取り入れる

記憶をしっかり残すためには感情と結びつけることが有効です。特に楽しい感情と結びつけることで、脳はより活性化しますし行動に移すのに時間がかかる子でも学習に興味が向きやすいです。

 

好きなテレビの始まる時間やおやつの時間など、本人がワクワクできる時間を把握することに時計を読むことを絡めてみましょう。数字を覚える段階であれば、車や虫や戦隊ヒーローなど本人が好きなものを積極的に数えていくと楽しめそうですね。

 

また、1つのことを繰り返し勉強して記憶を定着させるには、一カ所でずっと記憶するよりも複数の環境で記憶をした方が効果的に覚えられるという研究結果があります。

 

乗り物が好きな子であれば、外出先で電車を待ちながら何時何分に電車が来るのか?時計が何時になるまで電車に乗るのか?を話す時間はワクワク楽しい時間になりそうですね。

 

この時の声掛けもスモールステップで、できていることに注目してあげることが「お出かけ先でも勉強?」とならずに楽しく取り組めるポイントです。

楽しさ重視の時計学習でスムーズな学校生活を!

 

我が家の息子の場合、まずは数字を覚えることを優先して取り組んでいます。

 

数字が書かれたポスター等も貼っていますが、息子は虫が好きなので、絵に隠れている虫を数える絵本はとても気に入っていて絵本を通して数を数えるほうがやはり張り切っています。

 

数字をひたすら覚えようとしていた時はあまり乗り気ではなかったのですが、好きなものを通して記憶することとスモークステップでの肯定を心がけたら数字自体も身近になったようです。

 

この前は数字ポスターのマネをしてブロックで数字の形を作って遊んでいました。


(数字の1の向きだけ惜しいのですが、「とっても上手に出来てるね!」「4の角度がいい感じだね!」と出来てるところ重視でフィードバックしました。)

 

時計はセルフラーニング・アカデミーの他のママさんから教えてもらったおもちゃの時計を使って、実際の時計と見比べながら「今は◯時◯分だね」「短い針が△のところまで来たら△時だからお出かけだね!」と声掛けしています。

 

まだ自分で読めるわけではないですが、「こうなったら次の時間だね」等ルールを理解しようとしている様子です。

 

繰り返しが必要な時計学習だからこそ、今回ご紹介した時計の教え方のポイントも活用して楽しく学習を進めていってくださいね。

 

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▼普段の生活で学ぶ力を伸ばす工夫はこちらの記事でもご紹介しています。

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執筆者:北川阿弥
(発達科学コミュニケーションリサーチャー)

 

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