授業に集中できない子が変わる!話を聞く力を伸ばす関わり方

声をかけても全然返事をしてくれない、話を聞けない、学校でも授業に集中できない…こんなお悩みないですか?日々の声かけを変えるだけで、話を聞く力をぐんぐん伸ばすことができます!実際に私が息子にやってみた声かけの方法をお伝えします。

授業に集中できない息子に不安しかありませんでした

 

我が家の息子は注意欠陥多動性障害(ADHD)と自閉症スペクトラム(ASD)の特性を持つ小学校2年生です。

 

保育園に通っている時から、名前を呼んでも全然振り向いてくれない話しかけてもなかなか返事をしてくれない子でした。

 

5回くらい呼んでやっと「ん?なに?」と反応があるかないか、そんな状態だったのです。

 

なんでこの子は1回で反応してくれないの!?と毎日イライラしていました。

 

保育園でも、集団での一斉指示は聞けない常に自分の世界に入ってしまっている、先生に個別に話しかけてもらうように対応をしてもらってなんとか遅れて行動できている、という感じでした。

 

担任の先生にも、「今はまだ人数が少ないからいいけれど、小学校に上がった後はクラスの人数も多くなるし、今みたいに手厚いサポートができないと思います」と心配されていたのを覚えています。

 

そのような状況の息子が、小学校に上がる時期が近づくにつれて、このままでは学校で先生の話を聞けない子になってしまうのではないか、なんとかして話を聞く力を身につけさせたい!と思うようになり、私の気持ちはどんどん焦っていきました。

 

そして入学式を終え、授業が始まりました。

 

やはり予想通りで、息子は先生が喋っている間ずっと、自分の世界に入ってしまっている事が多く、鉛筆やマジックで色々なものを塗ってしまっていたり、その時頭の中に流れている歌を歌ったりしてしまうなど、全然授業に集中できない状態でした。

 

先生の問いかけにも1回では反応できず、行動が遅れてしまっていました

 

 

今からしっかりトレーニングしていってあげないと、この先どんどんと困りごとが増えてしまう…という不安でいっぱいだったそんな時、私は発達科学コミュニケーションに出会い、そこで学んだ通りに対応を変えていくことにしたのです。

 

どのように対応を変えたのか、私の関わり方をご紹介しますので、ぜひ参考にしてみてくださいね。

 

 

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発達障害グレーゾーンの子どもが話を聞けない本当の理由

 

「〇〇君!」と呼んでも、まるで聞こえていないかのように遊び続ける。

 

発達障害グレーゾーンの子どもの場合、この「呼んでも反応しない」場面は日常的によくあります。

 

親としては「無視されているのかな?」と感じてしまいますが、実は理由があったのです。

 

発達障害グレーゾーンの子がすぐに反応できないのは「耳が聞こえていない」訳ではありません。

 

その理由は、発達障害グレーゾーンの子どもの脳の特性が大きく関係していたのです。

 

それは話を聞く力の弱さでした。聞く力の弱さの原因は、次のとおりです。

 

 

 

・1つのことに集中しすぎてしまう

今やっていることから「聞く」ことに意識を移すのが難しかったり、夢中になっていると、声が耳に入ってこなくなってしまいます。

 

・興味の幅が狭い

興味の幅が狭く深いので、その対象に集中してしまうと時間を忘れるほどに没頭してしまい、周りの声が聞こえなくなってしまいます。

 

・大事な情報をキャッチするのが苦手

周囲のざわざわも一緒に入ってきてしまい、必要な声だけに集中するのが難しいのです。

 

雑音の中から大事なことを選ぶことができないので、返事ができず無視している状態に見えてしまいます。

 

このような理由があったにも関わらず、以前の私は息子がテレビを観ている時や、何かに集中している時でも構わず、キッチンから大きな声で呼んだり、少し離れたところから声をかけてしまっていたのです。

 

そしてすぐに返事をしてくれないと、間髪入れずに何度も呼ぶ、返事をしてくれないから段々と呼ぶ声が大きくなる、最後には怒りのスイッチが入り怒鳴る、を繰り返していました。

 

授業に集中できない、話が聞けない子は、このような脳の特性があったから反応することができなかったのだと気づくことができ、すぐに声かけを変えてみることにしました!

 

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声かけを変えて、話を聞く力をぐんぐん伸ばせた方法!

 

そこで、私がやってみた方法は次の3つです。

 

視界に入ってから話しかける

 

まず、話しかける時は、遠くから呼ぶのをやめて、近づいていって息子の前か横にいきました。

 

そして息子の視界に入るようにして私の姿を確認してもらった上で肩をトントンしたり、声をかけるようにしたのです。

 

そうすると高確率で返事をしてくれました

 

笑顔で優しくゆっくり話しかける

 

そして次に、とにかく優しい声で、穏やかにニコニコの顔で、そして矢継ぎ早に話すのではなく、ゆっくりした口調でひとつずつ言葉をかけるようにしながら話すようにしました。

 

楽しい雰囲気で話しかける

 

人間の脳は楽しいことが大好きなので、楽しいと感じる時には反応します。

 

そこで、息子にも何か楽しいことが起こるのかな?と思わせるようなテンションで話しかけるようにしました。

 

それでも何回かやらないと返事をしてくれない時もありましたが、そんな時も怒らずに、女優になりきり穏やかに話すことを徹底しました。

 

この3つを毎日徹底的にやっていき、返事をしてくれたら大袈裟に褒める!ということを続けていきました。

 

1回で返事をしてくれなかったとしても、返事をしてくれた瞬間に褒めて、「返事してくれてママ嬉しいよ!」「返事してくれてありがとう!」「あ!今お返事すっごく早かったね!」と大袈裟に喜びました

 

スキンシップでハグをしたりもしてみました。

 

返事をしてくれるとママはこんなに嬉しいんだよ!ということをどんどん伝えていくと、息子はニコッと笑ったり、嬉しそうに反応してくれるようになりました。

 

その後も、お風呂に一緒に入っている時や、寝る前にもう一度思い出させるように「〇〇君がすぐに返事してくれて嬉しかったよ!」と伝えていきました。

 

 

この方法をずっと続けていくと、なんと遠くで私がつぶやいた独り言にも反応するようになったのです。

 

両親の会話にも参加してくるようになりました。

 

学校でも、担任の先生との面談で様子を聞いてみると、「以前は授業中の大半は自分の世界に没頭してしまっていて全然話を聞けていませんでしたが、最近は名前を呼んだらすぐに返事をしてくれるようになって手を挙げて答えようとする場面もあったんですよ!」とお話してくれました。

 

授業に集中できないが悩みだった息子が変わってきた様子を聞けて嬉しかったですし、対応を変えて本当に良かったと思いました。

 

これからも良い行動をどんどん肯定し、すぐに褒めて、成功体験をもっと増やして自信をつけていってあげたいと思います。

 

ぜひ、みなさんもこの方法を試してみてくださいね。

 

そして、お子さんとの笑顔の時間をどんどん増やしていって欲しいと思います。

 

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執筆者:酒井佑美

(発達科学コミュニケーションアンバサダー)

 

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