すぐに諦める子が最後までやり切れる子に変わる!やり抜く力を育てる方法

何かに取り組み始めたと思ったら「もうやだ!」とすぐに諦める、勉強に取り掛かっても「やりたくない!」とすぐに投げ出す。そんな子に親としては「やり抜いて欲しい」と思いますよね?今回はやり抜く力を家庭で育てられる関わり方をご紹介します。

何をやってもすぐに諦める息子に悩んでいた私

 

我が家の息子は発達障害グレーゾーンの小学校3年生です。

 

幼い時から何かをやり始めてもすぐに飽きてしまい、次のもので遊び始めるといった落ち着きのない子でした。

 

保育園に通っていた時にはそれほど気になっていなかったのですが、小学校に上がるとすぐ諦めるという場面が増えていきました。

 

宿題を始めてもわからない問題に出会うと、「もうやりたくない!」とすぐに投げ出してしまう、「ママやって!」と丸投げしてくる。

 

折り紙や工作を始めても少しでも思い通りにいかないと途中で投げ出してしまう

 

ゲームなども、難易度が上がったり自分の思い通りにいかないと「もうやめた!」と放り出してしまう

 

お手伝いしてもらおうと、「洗濯物畳んでくれる?」と、お願いしても最初は手伝ってくれるのですが、「もういいや」と途中でやめてどこかへ行ってしまう

 

このように、何かに挑戦してもちょっとでもうまくいかなくなるとすぐにやめてしまうのです。

 

私は、そんな息子に毎回「最後までやってみなよ」「諦めないでやってごらん」という風に、ちゃんとやらせようとする声かけをしていました。

 

励ますと同時に「この子はこのままで大丈夫なのかな?」とすぐに諦める息子に不安を感じるようになってきたのです。

 

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発達障害グレーゾーンの子の諦めない力を育てたい理由

 

実は、発達障害グレーゾーンの子ども達は脳の発達が未熟なために、

 

・苦手な事やできない事が多い

・とにかくエンジンがかかりにくい

・ネガティブな記憶が残りやすい

・過去のトラウマで強い拒否感を示す

 

といった特性があり、諦め癖がつきやすい傾向があります。

 

この特性を理解せずに、「頑張りが足りない」とスパルタ方式で叱ってしまうと、子どもは自信を失い、さらに諦めやすくなってしまうパターンが固定されてしまうことがあるので注意が必要です。

 

発達障害グレーゾーンの子どもが諦めやすいのは「性格の問題」ではなく、「脳の発達と環境」が原因です。

 

すぐに諦める原因を理解し、関わり方を変えていくことで子どもはどんどん成長していきます。

 

親の関わり方次第で、脳の力を引き出し、成功体験を積み重ねることで「やればできる!」という自信につなげることができます。

 

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すぐに諦める子に「諦めない力」を育てられる親の関わり方とは?

 

すぐに諦める子にとって大切な事は、毎日の関わりの中でいかに成功体験を増やして脳を発達させることができるかということです。

 

成功体験を増やすには、目標とするハードルをなるべく低く設定してあげることが大事です。

 

「まずはここまでできればOK」とハードルを低くして、スモールステップで目標を設定してみてください。

 

どんなに小さなことでも「できた!」という経験が、子どもの自信と諦めない力を育てます

 

ここで私がやってみた方法をいくつかご紹介しますね。

 

宿題であれば「最初の1問だけでいいよ」と伝えてやってもらい、「できた!」という成功体験を作っていきました。

 

不思議なことに、この声かけをすると「1問だけでいいよ」と始めたはずなのにどんどん先に進められるようになることが多かったです。

 

結局最後まで終わらせることができた、ということも増えていきました。

 

また、「わからないからやりたくない!」と言われた時には、「答えを見てもいいからやってごらん!」と伝え、宿題に取り組めたらOKとしました。

 

まずは、宿題に取り組めたことを褒めて「できた!」を増やしていったのです。

 

片づけをお願いした時には、最後まで終わっていなくても片づけをしようと動いてくれたことを褒めていきました。

 

このようにどんな小さな事でもいいので、「できた!」ことに注目して、子どものできた行動をそのまま口にしていくということをやっていったのです。

 

 

この関わり方を続けてきた結果、すぐに諦めてしまっていた息子は徐々にどんなことでも諦めない力を発揮できる子に変わっていきました。

 

子どもが諦めやすいのは「性格の問題」ではなく、「脳の発達と環境のかけ算」で起きていることを理解することが大切です。

 

すぐに諦めてしまう子に最後まであきらめない力を育てるポイントは、

 

・スモールステップで目標を設定し、成功体験を増やすこと

・叱るのではなく、行動を促す肯定的な声かけをする

 

この2つです。

 

ママの対応で成功体験を増やし、子どもの行動力をしっかり育て、困難にぶつかっても投げ出さず自分の力で前に進める子に育てていってあげてくださいね。

 

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執筆者:酒井佑美

(発達科学コミュニケーションアンバサダー)

 

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