先日からママからよく質問がくる、
知能検査(WISC-Ⅳ)について
お話をしています。
今日は
ワーキングメモリ
処理速度
の2つについて解説しますね^ ^
◆聞いた情報を覚えて使う力
3つ目は「ワーキングメモリ」です。
ワーキングメモリとは、
情報を一時的に覚えて
作業する働きのことです。
私たちが日常の中で受け取る情報には
①目で見るもの
②耳から聞くもの
の2種類ありますが、
WISC-Ⅳで測れるのは、
聞いた情報を
一時的に覚えて使う力です。
聞いた情報を
覚えて使う力が弱いと、
・指示通りに行動できない
・話の聞き漏らしが多い
・話し合いが苦手
などの困りごとが出てきます。
反対にここが得意な子は
頭の回転が早く、
考えをまとめることが
得意なので
効率よく物事をこなすことができます。
◆見ながら素早く手を動かす力
4つ目は「処理速度」
と言われるものです。
これは目で見た情報を元に、
単純な作業を素早く正確にこなす力
のことです。
見ながら素早く
手を動かす力が弱いと
・ノートを時間内に書き写せない
・決められた時間で課題を
終えることができない
・テストを最後まで解答できない
などの困りごとが出てきます。
反対にここが得意な子は
正確に早く作業がこなせるので
単純な作業でも集中して取り組むことができます。
いかがでしたか?
こんな風にポイントを理解すれば
おうちでも発達分析をすることは
できちゃうんですよ。
そしてお子さんの
苦手なチカラ、
得意なチカラがわかったら、
次に知りたいのは
「どうすればいいのか?」ですよね。
そこで次回の記事では
知能検査であるあるな問題点その2である、
やっとの思いで受けても
解決策を教えてもらえない!
というお悩みについて
お話ししていきますね。
お楽しみに(^ ^)
執筆者:森あや
(発達科学コミュニケーションマスタートレーナー)