1.人の気持ちが気になる繊細な子
現在中学1年生の娘いーちゃん(仮名)は、人の感情やその場にいる人の雰囲気にとても敏感で、繊細な子です。
友達のひとこと、家族のひとこと、ちょっとした表情やしぐさに、
「わたし、何か悪いことしたかな」
「わたし、嫌われたかな」
「わたしのあの行動がいけなかったかな」
と、とても気にするところがあります。
いーちゃんは小学1年生のときに不登校・母子登校を経験しています。
自分のペースで少しずつ学校生活に慣れ、学年が上がるにつれ学校で過ごす時間がどんどん増えていき、このまま落ち着くのかなと安心していました。

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2.本音を言えない我慢が引き金で不登校・ひきこもりに
安心していたのも束の間、いーちゃんは5年生の9月後半に突然学校に行かなくなりました。
毎日頭痛になり、休んで様子を見ましたが、それでも続く頭痛。
「学校で何か困ってることある?」と聞いても「ん~、わからない。」と答えます。
自分でも自分の気持ちがわからないのか、本音を言えないのか、今何に悩んでいるのか、モヤモヤした日々を送りました。
頭痛が続くので病院も受診しましたが、検査で異常はなく、心の問題であることは明らかに。
引き続き自分のペースで家で過ごすことを続けストレスが減ったことで、少しずつ頭痛の頻度が減っていきました。
行事ごとが好きないーちゃんは、6年生に進級後、運動会に出たい気持ちから五月雨登校で学校に復帰。
ところが、運動会にフル参加した翌週の5月後半、学校と外食先で立て続けに嘔吐したことをきっかけに庭にすら出られなくなりました。
食欲もなくなり、家の中で好きなことすらできないほど元気をなくしたいーちゃん。

心配と焦りでうずめく家の雰囲気を敏感に察知した当時年長だった繊細な妹も、追い討ちをかけるように不登園になりました。
「これは何かおかしい」
「私の何かを変えないといけないのではないか」
という気持ちが湧くようになりました。
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3.繊細な子を正しく理解する学びとの出会い
そこで出会ったのが、お家で脳を育てる発達科学コミュニケーション(以下、発コミュ)で、繊細な子への関わり方を専門に教えているむらかみりりかさんです。
「目に見える困りごとは氷山の一角。根本を解決しないと困りごとは繰り返しますよ。」
「繊細さはギフト。我が子の心と脳に合った対応で、外の世界でもラクに楽しく過ごせるようになります。」
という言葉に、
「この、我が子たちが繰り返す困りごと、根本から解決したい!」
「ラクに楽しく外とつながってほしい」
「自分自身も辛い子育てではなく、楽しい子育てがしたい!」
と思い、いーちゃんが6年生の11月に学ぶことを決意しました。
学びを進めるうちに、いーちゃんが本音や悩みをうまく言えない理由がわかりました。
繊細な子は、人の気持ちなどの情報を察知する力は強い反面、自分の感情を認識することや表現することが苦手なのです。
また、感情の処理が追いつかないと、頭痛や腹痛などの身体に症状がでることがあります。
「体でしかSOSを出せない」状態です。
悩み事があるときに続くいーちゃんの頭痛はこの状態でした。

さらに、繊細な子の特性に加えて、わたしの対応によって気持ちを言えない状態にしてしまっていました。
不登校や五月雨登校を受け入れているつもりでありながらも、送迎が必要なことや仕事との調整で自分の気持ちがイライラしてしまったときに、言い方が冷たくなったり愚痴をつぶやいてしまうことがあったのです。
我が子を想っての「できればいろんな人と関わってほしい」という気持ち、「もっとラクに子育てできないものか」という気持ち、いろんな気持ちが渦巻いて、結果的に否定的な関わりになってしまうことがあったように思います。
繊細な子は否定の注目を割増で受け取ります。
人の気持ちを読みすぎたり・罪悪感を強く抱く癖があるいーちゃんは、ちょっとした冷たい言い方や愚痴を、必要以上にネガティブな情報として受け取り、
「お母さんはこうしてほしいと思っているだろうな」
「迷惑をかけないようにしないと」
と、本音を隠して頑張っていたのです。
4.繊細な子が安心して本音や悩みを言えるようになる会話のコツ
本音を言えるようになるには、まず、親子の愛着の土台を整えることが大事です。
肯定的な関わりに徹することで、安心な親子関係を築くことができます。
いーちゃんとの親子の愛着の土台を整えた体験談を、以下のレポートで紹介しています。よろしければご覧ください。

安心な親子関係を築けた上で、子どもが本音や悩みを安心して話してくれるようになる親子の会話のコツは以下です。
① 話の最後まで「受け止めて保留」する
「そうなんだ」
「そう思ってるんだね」
「そう感じるんだね」
「それから?」
と、話を「受け止めて保留」し、気持ちを預かります。
話の途中で「あ〜こういうこと?」と推測したり、「それは違うんじゃない?」と意見を返すことはNG。
また、同じことを繰り返し言うこともありますが、それも受け止めます。
とにかく最後まで「受け止めて聞く」ことに徹します。
繊細な子は、人の感情をキャッチする力が強い反面、気持ちを落ち着かせたり整理したりする「前頭前野」という脳の部分がまだ未発達。
そのため、感情があふれるとうまく言葉にならなかったり、本音を言葉にできなくなりがちです。
「受け止める」姿勢で話を聞くことで安心感が生まれ、前頭前野が働きやすくなり、気持ちを吐き出しやすくなります。
② すぐにアドバイスしない
本音や悩みを話してくれたら、よかれと思ってつい「だったらこうしてみたら?」とアドバイスをしたくなりますよね。
わたしは、「それに悩んでいたのね!」とわかると、話が終わったらすぐさま、ときには話の途中でかぶせてアドバイスしてしまうほどに、せっかちなところがありました。
そこはぐっと「今は聞くに徹するタイミング」と我慢し、すぐにアドバイスをしないようにします。
感情が大きく揺れているときは、前頭前野が働きにくく、理性的な言葉が届きにくい状態です。
また、まだ吐き出せていない気持ちが残っているのに、先にアドバイスを伝えてしまうと、本当に言いたかったことを言えないまま、話が終わってしまうことにもなりかねません。
この2つの “聞き方” を意識するようになってから、いーちゃんは自分の気持ちや悩みを話してくれることが増えました。
学び始めて10ヶ月ほど経った頃には、
「お母さんに話すのが一番スッキリする!」
と言ってくれるようになりました。
ためしに「話の聞き方が変わったのわかる?」と聞くと、「わかる」と答えたいーちゃん。
どんなところが変わったのか聞いてみると、
「何も言わずに話を聞いてくれるようになった」
「前はうまく甘えられなかったけど、今は遠慮なく甘えていい気がして、前よりも “お母さん” って感じになった」
と教えてくれました。

5.本音や悩みを言える親子関係でいたい
これまで長年寄り添ってきたつもりでしたが、繊細な子の “正しい” 理解ができておらず、不安になったり焦ったりソワソワしたりと、随分遠回りしたなと思います。
それでもこうやって学び始め、13年経ってやっとお母さんらしくなれたんだなと思うと、感慨深いです。
中学生になったいーちゃんは、複雑になる友達関係の悩みや家族関係の悩み、自分が今考えていることや感じていることを、言葉にして伝えてくれるようになりました。
繊細な娘たち、これからもいろんな悩みが出てくると思います。
「話の最後まで受け止めて保留」し、「すぐさまアドバイスしない」という、親子の会話のコツを守り、本音や悩みを安心して話せる親子関係でいたいなと思います。

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執筆者:たにぐちいろは
発達科学コミュニケーション




