1.休み明けをきっかけに始まった母子登校
娘のゆうかは小学1年生の9月、体調を崩し10日間学校をお休みした後から、学校へ一人で行けなくなりました。
「一人で行くのいやだ。ママついてきて。」
そこから母子登校の日々がスタートしました。
集団登校に付き添い、娘の隣を歩く私。
休み明けで不安なんだろうな…
1年生だし、2年生になればきっと慣れて一人で行けるようになるだろう。
娘は学校へ行ってしまえば、楽しく過ごして帰ってきたので、担任の先生やママ友に相談しても「今だけだから」「慣れれば大丈夫」と言われ、私もそう思っていました。

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2.4年生になっても続いた母子登校とママの限界
2年生になってもゆうかは一人で行けるようにはなりませんでした。
私はゆうかが一人で行けるように、「今日は校門までね」「今日は公園までね」とスモールステップで徐々に離れていこうと思い、練習を試みました。
しかし、私が常に隣を歩いていなければ、ゆうかの不安は強まり、歩いている途中に涙が出てきてしまいます。
ますます私から離れられなくなりました。
「学校がこわい。行きたくない」
そう言うゆうかを、私は叱咤激励しながら必死で学校に連れて行きました。
3年生になると、先生や友達に恵まれて前向きに学校へ行くようになりましたが、登校は私と一緒がいいと言い、母子登校は続きました。
また、登校班で親と一緒に歩く姿を周りに見られるのを嫌がるようになったため、自転車で娘を学校まで送る日々でした。
この時の私は、娘の行き渋りや母子分離不安は、学校生活の中で解消されていくはず、徐々に心は強くなっていくはずだと思っていたのです。
そのため、学校へ連れて行くことにこだわっていました。
4年生の4月、新しいクラスになじめなかったゆうかは再び行き渋りをするようになり、別室登校になりました。
引き続き、私が毎日学校まで送り届けていました。
この頃は、入学したばかりの1年生の息子のサポートもあったため、私は娘の行き渋りにイライラしてしまい、朝が来ることが憂うつでした。
朝の対応で疲れ切った私は、自分の仕事にも身が入らなくなり、仕事中も子どもの悩みが頭から離れませんでした。
なぜ教室へ行けないの?なぜ一人で行けないの?
娘を強くするにはどうしたらいいんだろう?
子育てにすっかり自信をなくし、疲労の限界を感じた私は、仕事を休職して子どもに一から向き合うことを決断したのです。

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3.子どもと少しずつ離れるスモールステップが逆効果だった理由
ゆうかにはこんな一面がありました。
・不安が強く、母子分離不安がある
・苦手なことへの拒否感が強く、チャレンジしない
・些細なことで深く傷つき、すぐ泣いてしまう
・学校から帰宅後にすぐ寝てしまう
悩みながらも、子どもとの関わり方を模索する中で出会ったのが、脳科学・心理学・教育学をベースにした発達科学コミュニケーションの学びでした。
家庭での関わり方や日常の声かけに目を向けていく視点に触れたことで、私自身の受け止め方が、少しずつ変わっていきました。
学んでいくうちに、ゆうかの学校への行きづらさ、母子登校が続く原因に、ゆうかの繊細さが関係していることがわかりました。
繊細な子の脳は、学校の刺激に敏感に反応しストレスを感じやすいため疲れやすく、なかなか行動できなくなると知った私は、娘へのこれまでの関わりが間違っていたことに気づきました。
私はゆうかに強くなってほしい、一人で学校へ行けるようになってほしいという願いから、少しずつ付き添いの距離を短くして、離れていこうとしていました。
しかし、離れようとするとしばしば娘は泣きだし、その場から動けなくなりました。
よかれと思って取り組んだこのスモールステップは逆効果だったのです。
なぜなら、娘の学校への緊張や不安が高まっているにもかかわらず、一人で行動させようとしたことで、より不安を強化してしまっていたからです。
それよりもまず重要なことは、家庭で親子の愛着を整えることでした。
親子の愛着が整うと、それが安心の土台になり、ストレスコントロールができるようになることで、挑戦の一歩が踏み出せるのです。
これを知ったときは、本当に目から鱗でした。
ゆうかの安心と自信が備わっていない状態では、どんなにチャレンジさせてもうまくいくはずがありません。
だから私から離れられなかったのです。
それでは、具体的にどのように娘に関わったのかを紹介しますね。

4.自立に効果的な2つの関わりとは
①できていることに注目する肯定の声がけ
発達科学コミュニケーションで子どもの関わり方を学んだ私が最初に取り組んだことは、できていない事には目を向けず、徹底的に娘を「肯定する」ことでした。
繊細な子は、いくら肯定を増やしても注意や指摘などの否定的な注目があるとネガティブな記憶の方を強くしてしまうと知りました。
そのためまずは、できていないことは思い切ってスルーすると決めました。
そして、肯定は褒めるだけではありません。肯定にはなんと10通りもあるのです!
その中でも、子どもがやっていることを見たまま伝える「実況中継」は、取り組みやすく娘にも合っていました。
さらに、そこに私の「驚き」や「喜び」など、ポジティブな気持ちを乗せて伝えると、娘はうれしそうな、照れたような、かわいらしい笑顔を見せてくれました。
「ゆうかちゃん、起きてきたんだね。おはよう!」
「ごはんよく食べてるね。お母さんうれしいな」
「もしかしてもうお風呂に入るの!?」
当たり前にできていることもその最中に伝え、「ちゃんと見ているよ」を示していきます。
すると娘は私を驚かせるために、いつもより早く起きてきたり、自分でごはんを作ってみたりして、行動のバリエーションが増えていきました。
次第に娘は学校でも元気を見せはじめ、別室では明るく過ごすようになり、積極的に友だちや先生と関わるようになっていきました。
②日常の中での小さなチャレンジで自信をつける
肯定の声がけで親子の愛着を深めてから、今度は家庭の日常動作の中で「ちょっと頑張ればできること」にチャレンジしていきました。
例えば「食べ終わったら食器を下げる」「8時までにお風呂に入る」などです。
ポイントは必ず達成できるような目標にすることです。
そして目標達成できた時にはご褒美をつけたことで、娘はやる気と挑戦を楽しく身につけていくことができました。
すると、娘に変化があらわれはじめました。
「自分の部屋がほしい。一人で寝てみたいからベッドを買ってほしい」
「ダンスを習いたい」
「友だちと2人で電車に乗って遊びに行ってみたい」
自立につながる娘の「やってみたい」が増えていったのです!
もちろん私は応援し、次々と叶えていきました。
そして、4年生の3学期にとうとう
「友だちと学校に行きたい」
と言い始めました。
登校班には苦手意識がある娘ですが、別室で一緒に過ごしている友だちと2人なら学校に行ける、と言うのです。
ゆうかは自分で友だちに、一緒に登校する約束を取り付けてきました。

5.ついに叶った「行ってきます!」「いってらっしゃい!」の会話
そして発達科学コミュニケーションを学び始めてから7か月が過ぎたある日。
「今日は8時に待ち合わせしてるんだ」
と言いながら、ゆうかは自分で学校へ行く準備をしました。
そしてついに、玄関から
「行ってきます!」
と元気に出発する娘の背中を見ることが出来ました。
こんな日が来るなんて…!
「いってらっしゃい!気を付けてね!」
そう言いドアを閉めた後、私は涙が止まりませんでした。
さらに娘は教室へ行く挑戦もするようになり、教室で過ごす時間が増えていきました。
娘は弱くなんかありませんでした。
私の心配が、娘への過度な寄り添いとなり、また、無理に離そうとしていたことで結果的に私と離れられない母子分離不安につながっていました。
その子に合った正しい関わりをすれば、強くたくましく生きる力を自ら発揮できることを、発達科学コミュニケーションを通じて学ぶことができました。
敏感さ、不安の強さを持っている繊細な子だからこそ、それを上回る肯定の声がけをシャワーのように振りそそぐことで、子どもたちの自信と行動力を伸ばしていきたいと思います。

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執筆者:金森つぐみ
発達科学コミュニケーション





