寄贈から講演会へー地域へ広がった「繊細な子の育て方」ー

監修: むらかみりりか
発達科学コミュニケーション マスタートレーナー

行き渋りや失敗を怖がる繊細なわが子に、「どう関わればいいの?」とひとりで悩んでいませんか?そんなママに届けたい1冊の本が発売されました。本の寄贈をきっかけに地域の支援者とつながり、繊細な子の育て方を学ぶ講演会へと広がった実践を紹介します。

 

1.繊細な子の子育てに悩むママへ本を届けたい

 

我が家には不安感が強く繊細な男の子、みっくん(仮称)がいます。

 

小学1年生の3学期には「学校は地獄だから!」と泣き叫び、週3お休み…不登校寸前になりました。

 

そんな時に出会ったのが、脳科学・心理学・教育学をベースにした発達科学コミュニケーションの学びでした。

 

学びをもとに息子への声かけを変えていくと、
1ヶ月で「学校であった楽しかったこと」を話してくれるようになり、
3ヶ月後には笑顔で登校するようになりました。

 

「この学びに出会えてよかった」

 

みっくんの変化と成長をかみしめていた2025年8月、わたしが学んだ繊細な子への声かけが、1冊の書籍となり発売されることになりました。

 

それが、書籍『HSC・繊細な子の育て方がわかる!ペアレントトレーニング』です。

 

この本が、繊細な子の子育てに悩んでいるママの手元に届けば、わたしのように「どう関わればいいのか分からない」という不安から抜け出すきっかけになるかもしれない。

 

けれど、出版されただけでは必要な人の元に届きにくいことを知り、わたしは本の寄贈活動へ参加することを決めました。

 

 

2.支援現場にも求められていた繊細な子への関わり方

 

繊細な子の子育てに悩むママが、気軽にこの本を手に取れる場所はどこだろう。

 

そう考えたときに思い浮かんだのが、和光市南子育て世代包括支援センター

 

2025年10月、久しぶりにその場所へ足を運びました。

 

ここはとても広く、子どもたちがのびのび遊べる場所。
本や遊具もたくさんあり、親子で安心して過ごせる空間です。

 

住まいは隣町ですが、子どもたちが気に入っていたため、三男を出産した6年前はよく遊びに来ていました。

 

階段を上ってセンターへ入ると、広い室内では子どもたちが嬉しそうにボール遊びをしていたり、ママと職員さんが気さくに話していたり。

 

「ここなら、悩んでいるママが気軽にこの本を手に取れるし、職員さんとの交流で本に出会えるママもいるだろうな。」
と感じました。

 

職員さんに本の紹介と、わが家の子どもの変化や成長のストーリーをお伝えすると、とても興味を持ってくださいました。

 

そのとき職員さんから、こんなお話を聞きました。

 

「最近、行き渋りの話や、この本に書いてあるような悩みを口にされるママが本当に多いんです。」

「きっと、みなさん 知りたいことがたくさんあると思います。」

 

支援の現場でも、繊細な子の子育てに悩むママが増えていることを改めて感じ、この日2冊寄贈させていただいて帰りました。

 

 

3.地域のママたちに届いた繊細な子の育て方

 

寄贈からしばらくして、センターの職員さんからご連絡をいただきました。

 

「本を読ませていただき、目からウロコでした。保護者のみなさんの悩みに対して具体的な支援方法が書かれていて…。ぜひ当センターで、むらかみ先生のお話を聞かせていただきたいと思いました。」

 

そんな嬉しい言葉をいただき、著者であるむらかみりりかさんを招き、講演会を開催することになりました。

 

1冊の寄贈が、地域のママたちへ学びを届ける講演会につながっていく。

 

その広がりに、わたし自身とても驚き、そして嬉しく感じました。

 

講演会は2026年2月9日の開催が決定。

 

子育て中のママを対象に、定員15組でお知らせを出しました。

 

タイトルは
「怒らない!褒めない!繊細な子の心と脳に合った育て方で子育てをラクに楽しくする」

 

当日は

会場参加:12組
オンライン参加:8組
合計20組の方にご参加いただきました。

 

講演が始まると、みなさん「うんうん」と頷きながら、メモを取りながら聞いてくださり、講演の最後には、

 

・「学校に行き渋る子にどう声をかけたらいいのでしょうか」

・「失敗を怖がる子にはどう関わればいいですか」

・「繊細な性格は大人になっても変わらないのでしょうか」

 

など、時間いっぱいまで質問があがりました。

 

子育てに真剣に向き合うママたちの姿を見ながら、本で学びが広がり、地域のママたちがつながっていく光景に胸が熱くなりました。

 

“ひとりにならない子育て”が、ここにある。

 

そのことを実感できる時間でした。

 


(前日に雪が降り、急遽オンラインでの開催に変更!)

 

4.寄贈から広がる「繊細な子の育て方」

 

本の寄贈をきっかけに、地域のママたちへ、脳科学・心理学・教育学をベースにした発達科学コミュニケーションを届ける機会へつながりました。

 

2025年9月からスタートした寄贈活動では、7ヶ月間で全国へ2750冊の本が届けられました。

 

その中の1冊が、和光市南子育て世代包括支援センターに届き、職員さんの手に渡り、講演会という学びの場へ。

 

行き渋り、失敗を怖がる気持ち、繊細な性格への向き合い方。

 

講演会であがった質問の一つひとつから、繊細な子の子育てに悩みながら、わが子のために学びたいと願うママたちの姿を感じました。

 

1冊の本が、地域の支援者とつながり、親子を支える学びの場になる。

 

この寄贈活動を通して、その広がりを実感することができました。

 

もし今、わが子は繊細な子なのかもしれない、でもどう関わればいいのか分からないと悩んでいるママがいたら、書籍『HSC・繊細な子の育て方がわかる!ペアレントトレーニング』を、ぜひ手に取ってみてください。

 

寄贈を通して全国へ届けられた1冊が、あなたの町の図書館や身近な支援機関にも置かれているかもしれません。

 

1冊の本が、地域の親子と支援者をつなぎ、新しい学びの場へと広がっていく。

 

今回の講演会のようなつながりが、これからさらに多くの地域へ広がっていくことを願っています。

 

 

この記事を読んで「自分の地域でも、繊細な子の育て方を学べる講演会を開催したい」と思ってくださった子育て支援者、教育関係者の方へ

 

著者・むらかみりりかさんの公式サイト「お問い合わせ」より、いつでもご連絡ください。

https://desc-lab.com/murakamiririka/contactus/?menu

 

執筆者:宮澤千尋
発達科学コミュニケーション

監修: むらかみりりか
(『HSC繊細な子の育て方がわかる!ペアレントトレーニング』著者)

準拠理論:
本記事は発達科学コミュニケーションに基づき執筆されています


この記事を書いた人
宮澤 千尋

発達科学コミュニケーショントレーナー

グレーゾーン×繊細な子の力を伸ばす専門家
個性的な4人の子どもを育てています

グレーゾーンで繊細さもある息子は、人の言葉や反応を怖がり、3年生で不登校になり、5年生で家の外に出られなくなりました。

「この子の生きづらさに気づいていたのに、何もしてあげられていない…」自分を責めて落ち込んだり、息子のかんしゃくにイライラしたりしながらも、「それでも、諦めたくない。この子の力を伸ばしたい」と探し続けて出会ったのが、発達科学コミュニケーションでした。

心と脳に合った関わりへ変えると、かんしゃくが落ち着き、少しずつ家族と出かけられるようになり、初めてのお友達に囲まれて笑えるようになりました。

かつての私のように、「わが子の未来を諦めたくない」と願うママへ。
不安があっても「やってみたい」と一歩踏み出す力を育て、ママがわが子の力を信じられる関わりのヒントを発信しています。

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