勉強が嫌いな繊細な子の自信を育てる「ハナマル習慣」

監修: むらかみりりか
発達科学コミュニケーション マスタートレーナー

勉強が嫌いな子に、自信をつけてほしいと思いませんか?字を書くことが苦手だった息子に、私は一生懸命に書いた字を探し、小さなハナマルをつける関わりを続けました。当時の実践と、小学5年生になった息子の今をご紹介します。

1.一生懸命に書いていること、やろうとしていることを見つける

勉強が嫌いな繊細な子には、一生懸命に書いていることや、やろうとしていることを見つけ、今できていることをそのまま言葉にして伝えます。

なぜなら、字の仕上がりばかりを見ていると、鉛筆を持ったことや、一文字書いたことなど、今取り組んでいることを見落としてしまうからです。

たとえば、「1文字書いたんだね」「ここ濃いね〜」「鉛筆もったんだね〜」と、今していることをそのまま言葉にします。一生懸命に書いている字を見つけ、その隣に小さなハナマルをつけることも、「できてるんだ」という記憶をつくっていく関わりです。

わが家では、そんな「ハナマル習慣」を続けてきました。

男の子とお母さんが一緒に勉強に取り組むイメージ写真
イメージ写真

2.できない字を直すことから、一生懸命に書いた字を見つけることへ

わが家の息子も、勉強が嫌いで、字を書くことが苦手でした。

私は、脳を育てる子育て「発達科学コミュニケーション」を学びました。

脳科学博士である吉野加容子さんが開発した、子どもの脳を育てるために、ママが毎日の関わり方や声かけを学び、家庭で実践していく子育てです。

学びながら気づいたのは、優しく寄り添っているつもりでも、できないことばかりに注目していたということでした。

そこで私は、乱れた字はスルーし、その中から一生懸命に書いている字を探しました。

見つけた字の隣に、小さなハナマルをつけました。毎日何十個もハナマルを書きました。

一生懸命に書いた字の隣に小さなハナマルをつけた息子のノート。

一生懸命に書いた字の隣に、小さなハナマルをつけた息子のノート。

ハナマルを通して、息子が一生懸命に書いていることを目に見える形で伝え、「できてるんだ」という記憶をつくっていく関わりを重ねたのです。

すると、次第に自信がある堂々とした字を書くようになりました。

3.息子は今、小学5年生になりました

息子は今、小学5年生になりました。

運動が苦手で、勉強が嫌いだった息子が、最近、「ぼくの得意なことは体育と算数」と話してくれました。

苦手、嫌いだったことを、自分の言葉で「得意」と言えたのです。

私も、褒めれば届くとは限らない息子に、どんな肯定なら届くのか、反応を見ながら探し続けてきました。

ハナマルも、そうして重ねてきた肯定の一つです。

4.今日の宿題で、一生懸命に書いた一文字を見つけてみる

今日の宿題を見たら、間違いや乱れた字だけでなく、一生懸命に書いている字を一つ探してみてください。

見つけたら、その隣に小さなハナマルをつける。それが、わが家で重ねてきた肯定の方法です。

「褒めない肯定」の考え方や関わり方は、こちらの動画でもお話ししています。

5.勉強が嫌いな子への声かけでよくある質問

 

Q1. 勉強が嫌いな子の、どこを褒めたらいい?

A. 勉強が嫌いな繊細な子には、一生懸命に書いていること、一生懸命やろうとしていることを見つけ、今できていることをそのまま言葉にして伝えます。「できてるんだ」という記憶をつくっていくためです。

私は、脳を育てる子育て「発達科学コミュニケーション」を学び、優しく寄り添っているつもりでも、できないことばかりに注目していたと気づきました。

そこで、息子が一生懸命に書いていることに目を向け、書いた字の隣に小さなハナマルをつけるようにしました。

声をかけるなら、「1文字書いたんだね」「ここ濃いね〜」「鉛筆もったんだね〜」と、お子さんが今していることを言葉にしてみてください。

 

Q2. きれいに書けていなくても、ハナマルをつけていい?

A. はい。ハナマルは、一生懸命に書いていることを見つけて、目に見える形で伝える方法です。「できてるんだ」という記憶をつくる声かけと同じように、字の仕上がりにかかわらず、今取り組んでいることに目を向けます。

私は、息子が一生懸命に書いている字を探して、その隣に小さなハナマルをつけました。

お子さんが一生懸命に書いているところを見つけたら、その字の隣に小さなハナマルをつけてみてください。

 

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執筆者:むらかみりりか

発達科学コミュニケーションマスタートレーナー

監修: むらかみりりか
(『HSC繊細な子の育て方がわかる!ペアレントトレーニング』著者)

準拠理論:
本記事は発達科学コミュニケーションに基づき執筆されています


この記事を書いた人
むらかみりりか

発達科学コミュニケーション マスタートレーナー
Nicotto Project パートナー

繊細さは、弱さではなく、毎日を彩る力に変えられる。そんな親子の関わりを、心と脳の発達科学をもとに研究し、繊細さ、敏感さのある子の心と脳を育てる専門スクールを主宰しています。

大切にしているのは、子どもたちとの困りごとをただ解決することではなく、ママの心と脳も整い、親子がともに変化・成長していくこと。子どもが外の世界で力を発揮できるようになる土台を育てる毎日の先に、親子の世界が広がる未来を育てています。

また、この学びが一人でも多くのママに届き、教育が変わっていくことを願いながら、心と脳を育てるおうち教育を社会に届けるアンバサダー、トレーナーの育成にも力を注いでいます。

心と脳と夢を育て、親子で世界を遊ぶ。そんな明日を一緒に叶えたいと思っています。

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