「トイレ怖い」小学生になっても1人で行けない繊細な子を救ったママの関わり

 

小学生になったのに「トイレ怖い」とひとりで入れない!というお悩みはありませんか?繊細な子の脳のタイプから見る理由と、今すぐ始められる対策についてお伝えします。
 
 

1.家でも外でも「ママついてきて」だった繊細ちゃんの変化

 
わが家には繊細な小学2年生がいます。(通称:繊細ちゃん)
以前の繊細ちゃんは、「トイレ怖い」とひとりで入ることができない子でした。
 
 

家でも外でも、「ママと一緒がいい」と言われ、必ず中に一緒に入らないと不安な娘にこのままで大丈夫なの?と不安を感じていました。

 
 

理由を正しく理解し、わたしが対応を変えたことで、繊細ちゃんはひとりでトイレに行けるようになりました!

 
 
 

まずは繊細な子がひとりでトイレに行けない理由から、次の章でお話しますね。

 
 
 

2.「トイレ怖い」は脳のタイプが関係していた!

 
繊細な子への「怖くないよ!」「大丈夫だよ!」は通用しません。
まずはこの感じ方や捉え方を変えようとしないことが大切です。
 
 

繊細な子の脳は、不安や怖いという感情を感じるエリアがとても敏感なため、新しい場所や暗い場所などでは不安センサーが働きます

 
 

「ここは怖い場所かも」と体にサインを送り、自分を守ろうとするのです。

 
 

これが、ドキドキの正体です。

 
 
 

夜の学校、ホラー映画を見たあとのトイレと同じくらい不気味で、私たちが思っている以上に怖い場所なのかもしれないと理解してあげたいです。

 
 

じゃあもうこのまま一人でトイレに行けないの?と心配になりますよね。

 
 

次の章では、繊細な子が動きだせるようになるための秘訣をお伝えします。

 
 
 

3.繊細な子が「ママと一緒」を卒業できるママの関わり方

 
 
実際にわたしが実践した具体策をお伝えしますね!
 
 

①日常的に肯定する機会を増やす

 
 

感じ方や捉え方に影響するのが、母子の心のつながりの強さです。

 
 

ママとのつながりに安心感を感じている子どもは、「大丈夫かも」と勇気をもって一歩踏み出せるようになります。

 
 

これを支えるのが日々の肯定的な関わりです。できないことを指摘するのではなく、できていることを声に出して肯定することが大切です。

 
 

おすすめは

 

・朝起きたら、「〇〇ちゃんおはよう!」と優しい笑顔と穏やかに声をかける

・スキンシップたっぷりとる
・「ゴミ拾ってくれたんだね!ありがとう!」など当たり前のことを感謝する
 
 

子どもの当たり前の行動を肯定し続けることで、子どもは自分の行動に自信が持てるようになりひとりで行動できるようになります。

 
 
➁自信の貯金をする
 
 

つぎにスモールステップで自信の貯金をするということです。

 
 

トイレの中までついていく

→3秒だけひとりで入る
→5秒にする
→トイレの隙間から足だけだしておく
→トイレの前でしりとりする
 
 

いきなり離れるのではなく「それならできそう!」と思える目標を決めました。

 
 

ここでのポイントは、できてもできなくても肯定するということ。

 
 

「いま1秒入れたね!」

「お!昨日より伸びてる!」
 
 

小さな成功体験をママの声かけでインプットすることで「やってみよう」「できるかも」という自信が育ちます。

 
 
 

4.「ママと一緒がいい」と言わなくなったわが家の繊細ちゃん

 
 
「トイレ怖い」「ママついてきて」が口癖だった繊細ちゃんは、この対応に変えて約1ヶ月で、「ママ、トイレ行ってくる!」とトイレにひとりで行けるようになりました。
 
 

小学生になってもトイレに行けない!と悩まれていたら、繊細な子の脳のタイプに合った肯定的な関わりで、お子さんの安心できる場所を広げていってあげてくださいね!

 
 
 
 
執筆者:ふじい あきな
(発達科学コミュニケーショントレーナー)
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