「友だちいない・・」友達作りが苦手な繊細な子どもの行き渋りは脳の記憶の上書き保存で卒業!

監修: むらかみりりか
発達科学コミュニケーション マスタートレーナー

友達作りが苦手なお子さんの行き渋りに「それは悲しかったね」と寄り添っても共感しても変化がない…と悩んでいませんか?「友達いない」と言っていた3歳の息子が、脳の記憶の上書き保存で「ねぇねぇ〇〇くんとレゴで遊んでね…!」と楽しい話しが止まらない子になり、毎朝泣いていた行き渋りを卒業できた秘策をお伝えします。

1.友達作りが苦手な繊細な子どもの行き渋り

 

友達作りが苦手な繊細な子は、お友達のちょっとした言葉や態度に敏感で、「きらわれた」などとネガティブな思い込みを持ってしまいがちです。

 

「ほいくえんにいきたくない」

「〇〇くんと遊びたかったのにいれてもらえなかった」

「〇〇くんと遊びたかったのにあそべなかった」

「ぼく友達いない」

 

こんなことをお子さんから聞いてしまうと、親としても心配になりますよね。

 

「それはイヤだったね」「悲しかったね」と寄り添い共感しても変わらない…と悩まれていませんか?

 

わが家の4歳の息子(通称:翼くん)は繊細なタイプで、ネガティブ思考が強い子です。

 

年少の頃、保育園から帰ると毎日のように「ほいくえんいきたくない」「おにごっこにいれてもらえなかった」「〇〇くんにダメっていわれた」とイヤだったできごとの話しが止まらない子でした。

 

「今日もイヤなこと言われたの?」

「お友達とうまく関われていないのかな?」

 

そんなふうにとても心配になり、翼くんが「いきたくない」「イヤだった」とネガティブなことを言うたびに、私は「行きたくないよねぇ。分かるよ」「イヤだよねぇ」「悲しいね」と翼くんの気持ちに寄り添い、共感していました。

 

しかし、翼くんの「いきたくない」というネガティブな感情に共感すればするほど、翼くんの「いきたくない!」はヒートアップしているように感じていました。

 

 

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2.ネガティブ発言への寄り添い、共感は逆効果

 

なぜ繊細な子どものネガティブな感情に「イヤだったね」と寄り添ったり、共感したりするのは逆効果なのでしょうか?

 

1つ目の理由は、繊細な子の脳は他人の感情にとても敏感に反応することです。

 

「ママが言っていることは絶対だ!」と感じている繊細な子にとって、ママから「それはイヤだったね」と共感されると、「ママもイヤって言ってる!やっぱりイヤなことなんだ!」とネガティブな感情がどんどんどんどん大きくなってしまいます。

 

2つ目の理由は、繊細な子の脳はポジティブな感情よりもネガティブな感情と経験が脳に強く残ることです。

 

園で99コ楽しいことがあっても、1コのイヤだったできごとが、ネガティブな感情と記憶として繊細な子の脳に強く残りやすいのです。

 

「おにごっこにいれてもらえなかった」「〇〇くんにダメっていわれた」などのお友達とうまくいかなかった記憶が強く残り、「ぼくは友達いない」「どうせきらわれてる」「どうせなかよくなれない」とネガティブに思い込み、どんどん自信をなくしていきます。

 

すると、「友達=イヤ」「園=イヤな場所」と思い込んでしまい、行き渋りが悪化してしまうのです。

 

 

つまり、友達作りが苦手な繊細な子の行き渋りを卒業するためには、このような繊細な子の脳について理解した上でコミュニケーションをとってあげることが必要なのです。

 

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3.お友達作りが苦手な繊細な子の行き渋りは脳の記憶の上書き保存で卒業 

 

では、どうすればお友達作りが苦手な繊細な子の行き渋りを卒業できるのでしょうか。

 

私が翼くんに実践して効果バツグンだった秘策をご紹介します。

 

◆気持ちを受け止める

 

まず、ネガティブな感情には否定も肯定もせず受け止めてあげます

 

例えば、こんなふうに声をかけてみましょう!

 

NG「行きたくないよねぇ」「それはイヤだったね」

OK「そうなんだねぇ」

 

否定も肯定もせず、穏やかな表情でただ気持ちをそのまま受け止めます。

 

さらに、スキンシップをとりながらだとより効果的なんですよ。

 

なぜなら、 皮膚刺激(スキンシップ)は感情を司る脳のエリアと深く関係しており、安心感を生み出すホルモンが分泌されるからです。

 

「抱っこしながら」「手を握りながら」「膝の上に座らせながら」話すことで、お子さんの気持ちが少しずつ落ち着いていきますよ。

 

◆ポジティブな感情で記憶の上書き保存

 

次に、ネガティブな感情をそのままにせず、楽しかったことを思い出させて、ネガティブな感情をポジティブな感情で記憶の上書き保存をすることが大切です。

 

例えば、

 

「先生が、〇〇くんと一緒にブロックで楽しそうに遊んでたって言ってたよ!何作ったのかな?」

 

「ママがお迎えに行った時、〇〇くんと楽しそうにお話ししてたね!」

 

と声をかけてポジティブな感情を引き出します。

 

ポジティブな記憶を引き出す会話を続けていると、保育園=楽しい場所」 に上書き保存されていきます。

 

 

このような対応で、「友達いない」と言っていた翼くんは、「〇〇くんとこんなことしたよ!」とお友達との楽しかったことを自分から話してくれるようになり、さらには「早く保育園に行きたい」とまで言うようになりました。

 

行き渋りに悩んでいるママは、ぜひ試してみてくださいね! 

 

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執筆者:まるやま あやか

発達科学コミュニケーショントレーナー

監修: むらかみりりか
(『HSC繊細な子の育て方がわかる!ペアレントトレーニング』著者)

準拠理論:
本記事は発達科学コミュニケーションに基づき執筆されています


この記事を書いた人
まるやまあやか

この記事に登場した翼は、書籍「HSC・繊細な子の育て方がわかる!ペアレントトレーニング」の翼くんです。

年少の頃の翼は、保育園に行けば楽しそうに過ごしているのに、朝になると「ママがいい」と私から離れられず、行き渋る日々が続いていました。

習い事でも、本当は「やりたい」気持ちがあるのに、いざその場に行くと私から離れられない・・

できる力はあるはずなのに、外の世界でその力を出せない息子の姿を見るたびに、「できるのに、なんで?」「このままで小学校大丈夫?」と、もどかしさと不安でいっぱい。

保育園の先生に「心が繊細ですね」と言われたことをきっかけに、繊細な子の子育てについて調べるようになりました。

調べれば調べるほど、「繊細な子だから、ママから離れられないのも、行き渋るのもしょうがないのかな」と諦めてしまいそうになっていました・・。

だけど、私は「繊細だからしょうがない」と、たった3歳の息子の未来を諦めたくなかった。

そんな時に出会ったのが、脳科学博士・吉野加容子さんが開発した、お家で脳を育てる「発達科学コミュニケーション」でした。

息子の困りごとを性格ではなく、心と脳の視点で理解し、「ママがいなくても大丈夫」と自立につながる関わりに変えたことで、翼は少しずつ変わっていきました。

1ヶ月で「ママがいい」はやわらぎ、3カ月経った頃には、「ママがいい」と泣いていた息子が、「ママ~早く保育園にいこう」と駆けていくほど保育園が大好きになり、1年間も参加できなかった本当はやりたかった習い事にも参加できるようになりました。

そして今、小1になった翼は、小学校という大きな環境の変化の中でも「いってきます」と元気に登校!

自分からお友だちに声をかけ、毎日「あそびにいってくる!」と外の世界を楽しめるようになっています。

私自身も、「このままで大丈夫かな」と不安でいっぱいでしたが、「この子なら大丈夫」と信じて見守れるようになりました。

幼児期の繊細な子が、ママから離れられず外の世界で力を出せないことに、もどかしさを感じているママへ。

「繊細だからって諦めなくて大丈夫」

そんな想いを込めて、ママから離れられない繊細な子が、ひとりで挑戦できる子になるための心と脳に合った関わり方をお伝えしています。

私の子どものころの夢は、困っている人を助けるアカレンジャーになることでした。今は、同じように悩む親子に「諦めなくていいよ」と希望を届けるHEROでありたい!

そんな想いを込めて、「アカレンジャーまるやまあやか」として活動しています。

発達科学コミュニケーショントレーナー
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