繊細な子の「ママやって」が「ぼくやりたい!」に変わる!自立がグンと進む脳を育む褒め方

監修: むらかみりりか
発達科学コミュニケーション マスタートレーナー

褒めても褒めても自信が育たず、なんでも「ママやって」と自分でやろうとしないお子さんに悩んでいませんか?実は繊細な子には、一般的な褒め方が合わないのです。わが家の3歳の息子が、「ママやって!」を卒業し、「ぼくやりたい!」と自立がグンと進んだ脳が育つ褒め方を紹介します。

1.なんでも「ママやって」と自分でやろうとしない息子

 

どこに行っても「褒めるのがいい」と言われ、「すごいね」「じょうずだね」とたくさん褒めているのに、褒めても褒めても自信が育たない…それどころか、なんでも「ママやって」と自分でやろうとしないお子さんに悩んでいませんか?

 

私は「こんなに褒めてるのに、なんで自信が育たないんだろう?」と思っていました。

 

わが家の3歳の息子(通称:翼)は、「ママやって」が口ぐせで、はじめてのことに挑戦するのが怖い、できそうなことでも自分でやってみようとしない繊細な子です。

 

たとえば、「ママ、着替えさせて」「ママ、えをかいて」「ママ(折り紙で)ひこうきつくって」など、できそうなことにもなんでも「ママやって」が飛び出してくるのです。

 

保育園の先生からは、「あとは自信だけなんだけどね…」と言われることもあり、自信をつけようと「すごいね」「じょうず~」とたくさん褒めていました。

 

 

しかし、どんなに褒めても、翼の自信は育たず、「ママやって」はむしろ増えていったのでした。

 

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2.繊細な子の脳には一般的な褒め方は逆効果!

 

実は、繊細な子どもの脳には、「すごいね!」「じょうずだね!」という褒め方は逆効果なのです。

 

なぜなら、結果を評価する言葉が、「100%できることがいいことなんだ!」「100%できないとダメなんだ!」という強い思い込みを作ってしまい、繊細な子どもの白黒思考・完璧主義を強めてしまうからです。

 

すると、100%できると思わないことに対する不安が強くなり、翼は「できないからやりたくない」「失敗しそう…」という気持ちに。

 

すると、脳が行動にブレーキを強くかけるので、ますます「ママやって!」と言うようになりました。

 

 

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3.繊細な子どもの自立がグンと進む褒め方

 

では、なんでも「ママやって」が口ぐせの翼の「やってみる!」を育て、自立がグンと進むためにはどうすればいいのでしょうか?

 

私が実際に試して効果バツグンだった3つのポイントを紹介します。

 

◆行動の始まりと途中でもこまめに肯定する!

 

行動のし始めこそ、たくさん肯定してあげます。

 

実は、人間の脳は車のエンジンと似ており、動き始めに一番エネルギーを使うので、最初の一歩を肯定することで、やる気が加速しやすくなります。

 

例えば、「着替え始めたね」「お片付け始めたんだね」と声をかけます。

 

また、幼児さんはもともと集中できる時間が大人より短いため、途中で疲れてしまい、最後まで続けることが難しくなります。

 

そのため、途中で「もう半分までお着替え終わったね」「あと少しだよ~」とたくさん肯定の声をかけてあげることで、少しずつエネルギーをいれてあげることが大切なんですよ!

 

◆「ハナマル作戦」で自信を育てる!

 

「できた!」という結果よりも、頑張った過程に注目することがとても大切です。

 

たとえば、「着がえようとしただけでハナマルだね!」「服を選んだんだね!ハナマル!」「右手を通しただけでハナマルだよ!」「ズボンを半分まであげたね!ハナマル!」というふうに、過程を肯定してあげましょう。

 

このようなハナマル作戦で、翼は「大丈夫だった!」という安心感を得られ、「ぼくできてる!」と自信が育ち、「次もやってみよう!」と思うようになれたのです。

 

◆簡単にできる肯定のコツは「実況中継」

 

そうは言っても、「肯定するところがない…」と思われるママには、簡単にできる「実況中継」がオススメです。

 

たとえば、「服選んだね!」「右の靴下脱いでるね!」「座ってご飯食べてるね」「ズボン脱いでるね!」など、目の前で起きている事実をそのまま言葉にするだけで肯定することができるので、とっても実践しやすいですよ!

 

 

翼は、最初はなんでも「ママやって!」が口ぐせでしたが、この方法を取り入れると、自分でできることが増えて、「ぼくやりたい!」と自ら進んで行動するようになりました。

 

最初の頃は「できない…」と不安そうだったお絵かきも、今では自信をもって自分でペンを握るようになり、お着替えも自分から進んでやるようになりました。

 

ぜひ自立がグンと進む3つのポイントを試して、お子さんの自立をサポートしてあげてくださいね。

 

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執筆者:まるやま あやか

発達科学コミュニケーショントレーナー

監修: むらかみりりか
(『HSC繊細な子の育て方がわかる!ペアレントトレーニング』著者)

準拠理論:
本記事は発達科学コミュニケーションに基づき執筆されています


この記事を書いた人
まるやまあやか

まるやまあやか(丸山あやか)|発達科学コミュニケーショントレーナー

幼児期の繊細な子・母子分離不安の子育てを専門にしています。

脳科学博士・吉野加容子が開発した「発達科学コミュニケーション」を、繊細な子の心のコンディションと脳の育て方がわかる「ココロファインダー」分析で、わが子の心と脳の育ちに合わせて、ペアレントトレーニングで教えています。

「ママがいい」と離れられない子が、安心して「やってみる!」と挑戦できるように、ママがお家でできる声かけや関わり方を教えています。

むらかみりりか著
『HSC・繊細な子の育て方がわかる!ペアレントトレーニング』に登場する「翼くんのママ」です。

愛知県在住。元・高校体育教諭。

年少の頃の息子・翼(通称)は、保育園も、
本人がやりたいと言った習い事も行き渋り、
習い事では1分も参加できず、私のそばにいました。

「習い事させたいのに・・・」
「やりたいって言ったのに、なんで?」

力があると感じているのに、
なんて声をかけたら、
この子の一歩が出るのかわからなかった。

もどかしさと不安を抱え、
「性格だから?繊細な子だから仕方ないの?」
と頭を抱えていました。

息子が年少だった2023年11月に、
発達科学コミュニケーションを学び始めました。
学びを通して、息子の行動を性格だけで捉えず、
不安の背景を理解するようになりました。

見通しを伝え、
小さな「できそう」を作る関わりへ変えていきました。

わが家では、
学び始めて1か月ほどで「ママがいい」がやわらぎ、
3か月頃には「ママ、早く保育園に行こう!」と言うように。

1年間参加できなかった習い事にも挑戦し、
小学1年生になった今は、自分から友達に声をかけて、
毎日楽しく過ごしています。

私自身も「なんて声をかけたらいいの?」「このままで大丈夫かな」と、
不安でいっぱいでした。
今は「今のこの子には、この声かけがいい」と選べるようになり、
「この子なら大丈夫」と信じて見守れるようになりました。

今は私もやりたいことに挑戦し、親子のこれからを楽しみにしています。

「繊細だからしょうがない」と諦めそうになっているママと、
わが子に合った関わり方を一緒に見つけていきたい。

子どもの頃の夢は、困っている人を仲間と助けるアカレンジャーになることでした。
今は「アカレンジャーまるちゃん」として、
「ママがいい」と離れられない繊細な子も、ママ自身も、
それぞれの「やってみたい」に安心して挑戦できる世界をつくりたいと思っています。

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