「叩く・投げる」繊細な子の癇癪が激減!1ヶ月で気持ちを言葉にできるようになる対応法

思い通りにならないとすぐに怒る繊細な子どもの癇癪に困っていませんか?対応を誤ると、癇癪はますますエスカレートします。叩く・投げるなどの行動が1か月で激減し、気持ちを言葉で伝えられるようになった、具体的な対応法をご紹介します。

1. 入園後に始まった繊細な子の“叩く・投げる”の毎日

 

我が家の年少のアサヒは、ママと離れるのが不安な、怖がりで繊細な一人っ子です。

 

入園当初は登園渋りもありましたが、10日ほどで通園できるようになりました。

 

ですが、パパママから離れることへの不安や、慣れない集団生活の疲れなどが溜まっていたのでしょう。その頃から毎週末のように熱を出すようになりました。

 

そして癇癪も徐々に激しくなり、自分の思い通りにならないことがあると、わざわざ私のそばまできて叩く、私の眼鏡を投げる、髪を引っ張る、そして「ママはあっちいって!」と叫ぶ…。

 

アサヒと私は、毎日「痛い!」「やめて!」の繰り返し。私自身も、どう対応すれば良いか分からず、イライラが募る一方でした。

 

そんな状況に悩んでいた私は、インスタグラムで「褒めると怒る」という投稿に目が留まり、むらかみりりかさんをフォローし始めました。

 

そこで、おうちで脳を育てる「発達科学コミュニケーション」というメソッドを知り、「アサヒへの対応に迷うこともなくなるかもしれない!」「アサヒが色々なことに挑戦してくれるかもしれない!」と受講を決意したのです。

 

 

2. 癇癪はなぜ起こる?幼児の脳と感情の関係

 

学び始めて分かったのは、幼児の脳はまだ発達段階で、「心配だな」「怖い」「嫌だ」などのネガティブな感情をうまくコントロールできず、それが「叩く」「投げる」といった癇癪として爆発してしまうということ。

 

さらに、癇癪を起こした時にママが「痛い!」「やめて!」と感情的に「応戦」してしまうと、子どもは「暴れることでママが反応してくれる」と脳が誤学習し、癇癪が習慣化してしまうと知りました。

 

 

3. どうすれば癇癪は落ち着く?具体的な対応法

 

①好ましくない行動には注目しない

 

叩かれたり物を投げられたりしても、感情的に叱ることはせず、視線も体も向けず反応しない。

 

落ち着いてきたら距離を取ったり、家事をしたりします。

 

最初の数回は、ママが反応しないことでエスカレートすることもありますが、ぐっとこらえて”見て見ぬふり”を繰り返すうちに、アサヒも手ごたえがないと感じるのか、少しずつ叩いたり投げたりすることが減り、落ち着くようになってきました。

 

この時に大切な事は、ため息をついたりイライラした態度を見せたりせず「仏様マインド」で待つことです。

 

イライラした態度は、子どもの心にダメージを与えてしまい、言葉には出ていなくても、子どもの反抗的な態度に応戦していることになります。

 

②話しかけてきたら、やさしく受け止める

 

「ママ〜」と言ってきたら、「な〜に?」と優しく反応することで、 子どもが「怒らずに話せばいいんだ」と学び始めます。

 

③落ち着いている時に「言葉で教えてほしい」と伝える

 

癇癪中は避け、気持ちが落ち着いている時に、「何か困ったこと、できないこと、嫌なことがあったら、お口で教えてほしいな〜」と、繰り返し優しく伝えました。

 

 

4.癇癪が落ち着き、親子に起きた変化

 

これらの対応を続けた結果、「叩く」「投げる」といった行動が劇的に減り、アサヒは驚くほど落ち着きました。

 

そして何より嬉しかったのは、「手伝って」「これできない」「アサヒはこれが嫌なんだ」と、自分の気持ちや要求を言葉で伝えようとする姿が増えたことです。私自身も、子どもの癇癪にイライラすることやどう対応すれば良いか迷ったりすることが激減し、毎日がグンとラクになりました。

 

これからも発達科学コミュニケーションを学び続け、アサヒと一緒に私も成長していきたいと思っています。

 

 

執筆者:高橋 りえ

発達科学コミュニケーション

 

 

 

 

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