1. 「こんなはずじゃなかった…」高く感じた”小一の壁”
わが家の繊細な娘が小学校へ入学した頃、しばらくして・・
「朝、何度言っても準備が進まない」
「行きたくない!と登校班に間に合わない」
「下校が早くても、長期休みも学童に通ってくれない」
おかげで私は、いつも仕事に遅刻したり、休まざるをえなかったり。
調整が大変で職場には謝ってばかりでした。
「こんなはずじゃなかった・・」
「楽しく小学校通えると思っていたのに・・」
とまさに“小一の壁”を高く高く感じていました。
“小一の壁”とは、小学校へ入学したタイミングで起こるママやパパの環境の激変を表す言葉です。
「子どもが問題を起こすから」という意味ではなく、子どもの成長や生活の変化に、親の環境が適応しにくく追いつかなくなるということなのです。
例えば、保育園では長時間預かってもらえたのに、小学校は帰宅が早い。
荷物の準備、宿題、登校班…親子でやることが急に増える。
私は、仕事とのバランスが一気に崩れて、だんだん心にも時間にも余裕がなくなっていきました。

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2.ママの余裕がなくなる繊細な子のサポート
そんな慌ただしい日々の中で、私が特に感じていたのは「うちの子の場合は、少し違うかも」ということでした。
環境の変化だけでなく、わが子の“繊細さ”が重なっていたからです。
繊細な子は、新しい場所や人が苦手で、環境の変化に慣れるのに時間がかかることがあります。
五感などの感覚が鋭く、たくさんの刺激を敏感に受け取りやすいため、“初めてのこと”であふれる小学校生活は、心にも脳にも大きなストレスがかかるのです。
少しの不安が積み重なっていくと「行きたくない」「疲れた」とネガティブな感情があふれて、ママやパパもそのサポートに追われてしまう。
だからこそ、さらに“小一の壁”を感じやすくなります。
わが家の繊細な娘も、心と脳にかかるストレスをなかなか払拭できず、新しい環境に慣れるまでにとても時間がかかりました。

私自身も小学生ママは初体験。
親子で戸惑いながら余裕のない毎日で、気づけば「よく頑張ってるなと思っているのに、また怒ってしまった・・」と自己嫌悪の日々。
そんな中、お家で脳を育てる「発達科学コミュニケーション」の学びが、「まずはママが整うことが大事」そう教えてくれて、私たち親子の生活は変わりました。
3.”小一の壁”を乗り越えるママの3つのコツ
毎日、繊細な子のサポートに追われているママにこそ、必要なのは「安心の余裕」です。
ここでは”小一の壁”をサラリと乗り越えていくためのママができる3つのコツをお伝えします。
① まずはママが自分を整える
「今日はうまくいかなくてもOK」
「子どもがぐずっていても、まずは深呼吸」
ママの心を落ち着けることが先決です。繊細な子は、ママの表情や声のトーンにとても敏感なので、イライラした雰囲気やトゲトゲしい声色は不安を募らせてしまいます。
例えば、
◆子どもの準備が進まないときは、いったん視線を外して深呼吸
◆「もう!」と言いたくなったときは、トイレへ行くと決めておく
◆寝る前に親子で「今日できたこと」を言い合う
ママが安心していること自体が子どもにとって一番の安心材料になります。自分の心が落ち着く方法を準備しておくのがオススメです。
② 子どもの心を整えるスキンシップ
繊細な子は、外で頑張れているからこそ、おうちでは「安心」をさせてあげましょう。
ぎゅっと抱きしめたり、頭をなでたり、背中をトントンしたり、ママとの触れ合うことで、皮膚からの刺激が与えられて感情を落ち着かせる効果があります。
たった数秒のスキンシップが、「安心」のメッセージとして子どもの脳に届きます。
③ 出来ていることに注目
ママ「今日も頑張ってご飯作った」
子ども「ランドセルを自分で背負えた」
そんな小さな“できた”に目を向けるだけで、ママの満足感も繊細な子の自己肯定感も、ぐんと上がります。
外で頑張る繊細な子ほど「できない自分」が気になり、自信をなくしやすいからこそ「できている自分」に親子で一緒に注目していきましょう。
「今日もここまでできたね」とママが微笑むその瞬間が、子どもの脳に“安心と自信”を刻みます。

4.繊細な子の安心が育つママの関わり
ママって、なぜか“できて当たり前”と思われがちですよね。
しかし現実は、朝から1日中動きっぱなしでヘトヘト・・
だからこそ、「私ってよく頑張ってる!」と認めてあげて欲しいんです。
例えば
・推し活で心を満たす
・高級デザートをこっそり食べる
・お気に入りのハンドクリームで癒される
そんなふうに、自分の機嫌を自分でとることが、家庭全体の安定にもつながります。
ママが穏やかになると、繊細な子はその「安心」を受け取り、自然に心と脳も安定していきますよ。
ママの安心が子どもの安心の土台になる。
それが“小一の壁”を乗り越える一番の近道です。
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執筆者:やまさき うみ
発達科学コミュニケーショントレーナー





