1.場所見知りで初めての場所は不安を感じる繊細な娘
私には場所見知りで初めての場所に不安を感じる繊細な娘、ぷにちゃん(通称)がいます。
年中のときにぷにちゃんの希望で連れて行ったテニスの体験レッスンでは、テニスシューズを履いて、借りたラケットを持つところまでは順調でした。
しかし、その後コートに移動すると、初めてみるテニスコートの大きさに圧倒されたのか、中に入ることができず、1時間見学しただけで終わってしまった過去があります。
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2.お友達から招待された誕生日パーティー
小学1年生の頃に学童で仲良くなったお友達(Aちゃん)と2年生で同じクラスになり、6月になると「今度Aちゃんの誕生日パーティーがあるから自分も行きたい」と言われました。
しかし、私はAちゃんのママとは学童帰りに1,2度挨拶をしたことがある程度で連絡先を知りません。子どもたちは仲が良くても、「私たち親子が自宅に呼ばれることはないだろう」「誕生日パーティーがあるという話を聞いただけで、ぷにちゃんが招待されたわけではないだろう」と思っていました。
するとその2,3日後、ぷにちゃんの学校帰りに一緒にスーパーで買い物をして自宅に向かっていると偶然Aちゃんのママに遭遇し「今週末、娘の誕生日パーティーをするのでぷにちゃんにもぜひ来てほしい」と言われたのです。

まさかの出来事にぷにちゃんは大喜び。そして、「10時に来てもらったら子どもたちだけお預かりするので、14時にまた迎えに来てほしい」と言われました。
え!子どもだけで過ごすの?
ありがたいお話しだけど、初めて行くお友達のお家で、顔だけ知ってる程度のママさんと、一度も会ったことのないパパさんがいて、私がいない中で4時間過ごせるかな・・?と、初めての事態に私が心配になりました。
ぷにちゃんには「パーティーの間、ママいないけど大丈夫?」と聞いてみると「大丈夫だよ!」と言うので、参加のお返事をしましたが、それでも私は心配でした。
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3.不安を取り除いたおうちの下見作戦
パーティーの2日前になると、ぷにちゃんから「Aちゃんのおうちはどこなんだろう?」と聞かれ「あのスーパーの少し先だから歩いて行けるよ」と伝えました。
ぷにちゃんと一緒によく行くスーパーのすぐ近くなので、子どもでも大体の距離感はわかるだろうと思っていましたが、前日になると再び、「Aちゃんのおうちはどこなんだろう・・・」と言い出したのです。
「ママがマンションまで送り迎えするから大丈夫だよ」と言ったのですが、やはり行ったことのないお友達のおうちに行くことを不安に感じているんだと思いました。
発達科学コミュニケーションで繊細な子の心と脳の仕組みについて理解していた私は、ぷにちゃんの「初めて行く場所への不安」を取り除くため「じゃあAちゃんのおうちの下まで今から歩いて行ってみようか!」と下見に行くことを提案しました。

ぷにちゃんも感覚的に大体の場所はわかっていたはずですが、実際にそのマンションを見ると「ここなんだね~」と言い、安心した様子でした。
帰宅するなり、自分で自宅からお友達の家までの地図を書いて「これでもう大丈夫!」と自分に言い聞かせていました。
その後、Aちゃんのママから当日の予定について、集合時間から解散までの間に、何時に何をするという細かいタイムスケジュールがLINEで送られてきました。
これは、見通しの立たないことに不安を感じる繊細な子にとって、とてもありがたい情報です。
初めて行くお友達のおうちの中で、何時に何をするという細かいスケジュールを事前に知れたことで、ぷにちゃんの不安を取り除くことができました。
4.ママ抜きでも楽しめたパーティー当日
下見の甲斐あって、当日は不安なそぶりは一切見せずにAちゃんのマンションに着くと笑顔でお別れできました。
パーティーの途中、楽しそうに皆で人生ゲームをしたり、カップケーキを作っている写真が送られてきたのでホッとしていましたが、もともと場所見知りだけでなく、大人に対して特に人見知りを発動するぷにちゃん。Aちゃんのママやパパと会話ができているか気になっていました。

帰宅後、Aちゃんのママにお礼とともに、「娘はちゃんと会話できてましたか?」と尋ねると「たくさん話してくれたので人見知りとは思わなかったですよ!」という返信が来て、驚くとともにぷにちゃんの成長を感じました。
5.4年後の修学旅行につなげたい成功体験
今まで、どこに行くにも何をするにも「ママと一緒がいい」と言っていたぷにちゃんが初めて行くお友達のおうちでママ抜きで過ごすことができたのは、一つの大きな挑戦であり、成長でした。
初めての場所でもそこがどんなところなのか、可能であれば下見に連れて行き、そこで何をするのかを具体的に伝えることによって、ママ抜きでも楽しめることが今回わかりました。
実は「ママと離れて泊まるのはイヤだから修学旅行には行かない」と宣言しているぷにちゃん。2年生なので修学旅行まではまだ時間があります。
4年後、ぷにちゃんが不安を感じることなく、楽しんで参加できるように、同じような成功体験をたくさん積ませていきたいと思います。
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執筆者:神名 美緒(かみな みお)
(発達科学コミュニケーショントレーナー)




