4歳の人見知りにどう関わる?繊細な子がはじめましての先生に自分から質問できた3つの対応

監修: むらかみりりか
発達科学コミュニケーション マスタートレーナー

4歳の子どもの人見知りが激しく、話しかけられるとママの後ろに隠れてしまう。「私が代わりに答えていいの?」と迷っていませんか。不安が強く、ママから離れられなかった息子が、初めて会う先生に自分から質問できた体験と、その一歩を支えた3つの対応をご紹介します。

1.4歳の人見知り、何て声をかけたらいい?

 

先生や初めて会う人に話しかけられると、ママの後ろに隠れてしまう。挨拶をしてほしくても、黙ったまま。

 

「ほかの子は話せるのに、どうしてうちの子は?」

「私が代わりに答えていいの? それとも、自分で言うのを待った方がいいの?」

 

4歳のお子さんの人見知りに、そんなふうに迷うことはありませんか。

 

私の息子も、知らない人を前にすると不安が強くなり、私から離れられなくなる繊細なタイプの子でした。

 

 

そんな息子が、恐竜博物館で初めて会う先生のもとへ、私から離れて、自分から質問しに行けたことがありました。

 

そのときの3つの対応を、実際のやり取りとともにお伝えします。

 

まずは、初めての人を前にしたとき、子どもにとって何がハードルになるのかを考えてみましょう。

 

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2.初めての人に話しかけるときのハードル

 

初めての人を前にしたとき、何を言えばいいか分からなかったり、相手の返事が気になったりして、一歩が出ないことがあります。

 

ただ、黙っている姿だけでは、その子が何を気にしているのかまでは分かりません。

 

 

自分で話せるようになってほしいからと、最初から一人で話させなくてもいいんです。

 

まずは、ママと一緒ならできそうなことから始める方法もあります。

 

私が息子と取り組んだのも、まず質問のやり方を見せて、一言から始めることでした。

 

3.ママから離れられなかった息子が、自分から質問できた日

 

当時4歳だった息子の翼(通称)は、人見知りが強い繊細なタイプの子でした。

 

知らない人に話しかけることが苦手で、いつも私の後ろに隠れていました。店員さんに「すみません」と声をかけることも難しかったのです。

 

私は、困ったときや分からないことがあるときに、自分から周りの人に質問できるようになってほしいと願っていました。

 

 

以前の私は、「翼は、場所見知り、人見知りだから仕方ないのかな」と思っていました。一歩踏み出せない姿にもどかしさを感じながらも、どう関わったらいいのか分からなかったのです。

 

2023年11月、私は、繊細な子の心と脳を強くする親子の関わり方を教えている、むらかみりりかさんのもとで、発達科学コミュニケーションを学び始めました。

 

そこで学んだのが、課題を分解して、子どもが「それならできるかも」と思える目標にすることです。

 

私はその学びを実践し、「先生に質問する」という行動を、まずはママが質問する様子を見ること、次に「すみません」の一言から始めることへと、小さく分けました。

 

実践する中で、「丁寧にやり方を教えてあげたら、この子は一歩踏み出せるんだ!」と感じ、「諦めなくていいんだ!」と思えるようになりました。

 

私自身も、どうしたらいいか分からず迷っていたところから、「今、翼はこれで止まっているから、こうしてあげたらいい」と、関わり方を選べるようになったのです。

 

ここからは、博物館で実際にどのように関わったのかをお伝えします。

 

4.自分から質問する一歩を支えた3つの対応

 

息子が自分から質問する一歩につながった、3つの対応をご紹介します。

 

 

◆ステップ1:ママが質問するところを見せる

 

まずは息子と一緒に先生のところへ行き、私がどのように質問するかを見せました。

 

「すみません、これは化石ですか?」と私が質問し、息子がその様子を見る時間をつくりました。

 

その際には、「もし違っても大丈夫、次はきっと見つけられるよ」と声をかけました。

 

◆ステップ2:一言から始める

 

次に、息子には「すみません」と一言だけでも言ってもらうことを目標にしました。

 

最初から質問の全部を言うのではなく、まずは声をかける一言から。少しずつできることを増やしていきました。

 

◆ステップ3:「やりたい!」という気持ちに合わせて声をかける

 

息子には「化石を見つけたい!」という気持ちがありました。

 

息子の「化石を見つけたい!」という気持ちに合わせて、私は「これ、化石かも!先生に聞いてきて」と声をかけました。

 

息子は少し考えてから、「僕が聞いてくる!」と言って、初めて会った博物館の先生のもとへ、一人で質問しに行けたのです。

 

 

今回の息子の場合は、ママが質問するところを見る、一言から始める、興味のあることを聞く、という小さなステップが、質問する一歩につながりました。

 

保育園でも、職員室の先生に自分から質問できるようになりました。

 

不安が強く、私から離れられなかった息子が、自分から一歩を踏み出した姿でした。

 

「うちの子は、どこならできそうかな?」

 

まずは、ママが話しかけるところを見せるのか、「すみません」の一言から始めるのか。

 

お子さんの様子を見ながら、「これならできそう!」と思える小さな一歩を見つけてみてくださいね。

 

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5.4歳の人見知りについてよくある質問

 

Q1. 4歳の子が人見知りで、先生に話しかけられません。どう関わればいいですか?

A. まずは、ママが話しかける様子を見せることから始める方法があります。最初から一人で話すことを求めず、子どもができそうなところから始めるためです。私がりりかさんのもとで学んだのも、課題を分解して、子どもが「それならできるかも」と思える目標にすることでした。

 

私も息子と一緒に先生のところへ行き、「すみません、これは化石ですか?」と質問する様子を見せました。

 

まだ自分で声をかけることが難しそうなら、まずはママが話しかける様子を見せることから試してみてくださいね。

 

Q2. 人見知りの子が、自分から質問できるようになるには、何から始めたらいいですか?

A. 質問の全部を言うことではなく、声をかける一言から始める方法があります。りりかさんのもとで学んだ、子どもが「それならできるかも」と思える目標にする考え方を使い、取り組むことを小さく分けます。

 

私も、質問する様子を息子に見せたあと、息子には「すみません」と一言だけでも言ってもらうことを目標にしました。

 

お子さんの様子を見ながら、まずは「すみません」の一言を目標にできそうか、考えてみてくださいね。

 

 

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執筆者:まるやまあやか(丸山あやか)

発達科学コミュニケーショントレーナー

監修: むらかみりりか
(『HSC繊細な子の育て方がわかる!ペアレントトレーニング』著者)

準拠理論:
本記事は発達科学コミュニケーションに基づき執筆されています


この記事を書いた人
まるやまあやか

まるやまあやか(丸山あやか)|発達科学コミュニケーショントレーナー

幼児期の繊細な子・母子分離不安の子育てを専門にしています。

脳科学博士・吉野加容子が開発した「発達科学コミュニケーション」を、繊細な子の心のコンディションと脳の育て方がわかる「ココロファインダー」分析で、わが子の心と脳の育ちに合わせて、ペアレントトレーニングで教えています。

「ママがいい」と離れられない子が、安心して「やってみる!」と挑戦できるように、ママがお家でできる声かけや関わり方を教えています。

むらかみりりか著
『HSC・繊細な子の育て方がわかる!ペアレントトレーニング』に登場する「翼くんのママ」です。

愛知県在住。元・高校体育教諭。

年少の頃の息子・翼(通称)は、保育園も、
本人がやりたいと言った習い事も行き渋り、
習い事では1分も参加できず、私のそばにいました。

「習い事させたいのに・・・」
「やりたいって言ったのに、なんで?」

力があると感じているのに、
なんて声をかけたら、
この子の一歩が出るのかわからなかった。

もどかしさと不安を抱え、
「性格だから?繊細な子だから仕方ないの?」
と頭を抱えていました。

息子が年少だった2023年11月に、
発達科学コミュニケーションを学び始めました。
学びを通して、息子の行動を性格だけで捉えず、
不安の背景を理解するようになりました。

見通しを伝え、
小さな「できそう」を作る関わりへ変えていきました。

わが家では、
学び始めて1か月ほどで「ママがいい」がやわらぎ、
3か月頃には「ママ、早く保育園に行こう!」と言うように。

1年間参加できなかった習い事にも挑戦し、
小学1年生になった今は、自分から友達に声をかけて、
毎日楽しく過ごしています。

私自身も「なんて声をかけたらいいの?」「このままで大丈夫かな」と、
不安でいっぱいでした。
今は「今のこの子には、この声かけがいい」と選べるようになり、
「この子なら大丈夫」と信じて見守れるようになりました。

今は私もやりたいことに挑戦し、親子のこれからを楽しみにしています。

「繊細だからしょうがない」と諦めそうになっているママと、
わが子に合った関わり方を一緒に見つけていきたい。

子どもの頃の夢は、困っている人を仲間と助けるアカレンジャーになることでした。
今は「アカレンジャーまるちゃん」として、
「ママがいい」と離れられない繊細な子も、ママ自身も、
それぞれの「やってみたい」に安心して挑戦できる世界をつくりたいと思っています。

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