繊細な子どもの喧嘩は脳のタイプが影響!? 喧嘩が激減する秘訣とママの心の整え方

 

わが家での一番の悩みだった姉妹喧嘩。 ちょっとしたことで始まる子どもの喧嘩にどう対応したらいいか分からず、感情的に叱ってしまう日々でした。そんな生活を卒業できた喧嘩が激減する対応方法をお伝えします!
 
 

1.繰り返される子どもの喧嘩に振り回されるママの感情

 
わが家には、小学2年生の繊細な娘(通称:繊細ちゃん)、年長の隠れ繊細タイプの娘がいます。
 
 
長女が小1の夏頃から、癇癪・暴言・手を出すなど、エスカレートしていく子どもの喧嘩に頭を悩ませていました。
 
 
「やめて!」「もういい加減にして!」聞いているこちらも感情が振り回され、つい感情的に叱ってしまうこともありました。
 
 
 

2.繊細な子どもならではの喧嘩の理由

 
子どもの喧嘩のきっかけになりやすいのが、「自信のなさと嫉妬」です。
 
 
繊細な子は、不安や怒りが脳内で広がりやすく、すぐに泣いたり怒ったりしがちです。
 
 
これは、自分の感情をコントロールする力が未熟だから。
 
 
その一方で、相手の感情を察する力は敏感なので、ママのちょっとした言葉や態度に反応して、「妹の味方ばっかり!」「〇〇の方が好きなんでしょ!」と感情が爆発しやすくなります。
 
 
わが家ではまさに毎日このやり取りが繰り返され、ついわたしが感情的になってしまい、喧嘩を終わらせるというサイクルを繰り返していました。
 
 
では、子どもの喧嘩を減らすにはなにをすれば良いのでしょうか?
 
 
 
次の章でお話します。
 
 
 

3.子どもの喧嘩は予防が大切!

 
 
繊細な子どもの喧嘩を減らすには、「仲良くあそんでいる時に注目する」ことが大切です。
 
 
その理由は、「これをするといいことがある!」と学ぶことができる脳のしくみにあります。
 
 
「仲良く遊んでるね!」
 
 
「二人で楽しそう!何してるの~?」
 
 
「二人で仲良くしてると、ママ嬉しいな!」
 
 
と、日頃から仲良いときにポジティブな声かけをすることで、子どもの脳は「仲良くすると褒めてもらえる」「仲良くすると楽しい!」と記憶し、自然と同じ行動を増やすようになるのです。
 
 
わが家で実際に効果があった対応のポイントは3つです。
 
 
・喧嘩は見て見ぬふり
 
・姉妹が仲良く遊んでるときに、すかさず声をかける
 
・お互いがひとりの時に、「いつも〇〇してくれてるのママ知ってるよ」など、あえてこっそり二人だけの会話をする
 
 
このように、一度喧嘩になるとなかなか感情を抑えられない繊細な子どもの喧嘩は、予防で減らせるのです。
 
 
 

4.たった3分でママの心を整える秘策

 
 
とはいえ、喧嘩を聞くとどうしてもイライラして見て見ぬふりなんて出来ない!という時もありますよね。
 
 
ママの心を整えるために効果的なのは、3分だけ子どもの感情と距離を置くことです。
 
 
イライラは一瞬の「火種」
 
 
本来怒りの感情は、90秒くらいでおさまると言われています。
 
 
それ以上イライラが続くのは、頭の中でそのことを何度も考えてしまい、感情を切り離せなくなるからなのです。
 
 
火を燃え広がらせるのは、じつは私たち自身なのですね。
 
 
 
ここからは、怒りを最短で落ち着かせるために、実際に効果があった方法をいくつかご紹介します。
 
 
準備するのはスマホタイマーただ一つ!
 
 
子どもの喧嘩が始まり自分の感情が暴れそうになったら、スマホのタイマーを3分にセットし、あえて無関係な行動に集中します。
 
 
たとえば、
 
 
・3分間で洗濯物を何枚たためるかチャレンジする
 
・3分間でお皿を何枚洗えるかチャレンジする
 
・イヤホンをして好きな音楽を1曲聞く
 
 
などです。
 
 
一旦意識を子どもの感情から切り離し、90秒で怒りが落ち着くのを待ってから、「私は何が嫌でイライラしてるんだろう?」と自分と会話をしましょう。
 
 
こうすることで、脳内で暴れている感情のエリアが落ち着き、理解・思考する理性のエリアが活動できるようになり、気持ちが落ち着いてきます。
 
 
他にも
 
 
・深呼吸する
 
・体を動かす
 
・気をそらす
 
・90秒待つことを意識する
 
・怒りの感情を整理する
 
 
などがおすすめです。
 
 
ぜひ、繊細な子どもの喧嘩が激減する肯定的な注目、ママの心の整え方、試してみてくださいね!
 
 
 
 
 
執筆者:ふじい あきな
(発達科学コミュニケーショントレーナー)
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