入園・進級が心配…繊細な子が「ぼくひとりでできるよ!」と環境が変化しても挑戦できるようになる!脳を育てるママの関わり方

監修: むらかみりりか
発達科学コミュニケーション マスタートレーナー

入園や進級をすると、「自分のことはひとりでできるかなぁ?」とわが子のことがつい心配になりますよね。特に繊細な子は、環境の変化に強い不安を感じ、いつもできることさえ難しくなることもあります。「ぼく、ひとりでできるよ!」と自信を持って入園・進級できるようになる、脳を育てるママの関わり方を紹介します。

1.入園・進級が心配で指示や注意が増えていませんか?

 

幼稚園や保育園では、先生の話を聞いて自分で行動することが求められます。

 

だからこそ、「入園までに、お着替えもトイレも自分でできるようにならないと…!」「ちゃんと先生の話を聞けるかな?」「お友達と仲良く遊べるかな?」と、心配になるのは当然ですよね。

 

その気持ちから、ついこんな声かけが増えていませんか?

 

「靴下自分で履こうね!」

「ちゃんと最後まで座ってご飯食べようね!」

「早く着替えないと、幼稚園遅れちゃうよ!」

「先生の話を聞かないと年少さんになれないよ!」

「そんなことしてたら、お友達できないよ!」

 

実は私もそうでした。

 

わが家の次男(通称翼くん)が入園する時、園で困らないようにあれもこれも1人でできるようにと声をかけていました。

 

言えば言うほど翼くんの「ママやって!」が増えていったのでした。

 

 

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2.繊細な子は「できないこと」ばかり言われるとどうなる?

 

繊細な子どもの脳は、ママの言葉をとても敏感に受け取ります。

 

「まだ〇〇できないの?」「〇〇しなさい!」と言われると、「ぼくはダメなんだ」「ぼくはできていないんだ」と自信をなくしてしまうのです。

 

その結果、「また怒られるかも…」と不安になり、自分から行動できなくなり、「ママが言わないとやらない」 指示待ち状態になってしまいます。

 

また、「幼稚園(保育園)行けないよ!」などの声かけが増えると、幼稚園へのマイナスイメージが強くなり、「園=怖い場所」と感じさせてしまい、「行きたくない…」につながってしまうのです。

 

 

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3.4月の入園・進級までに絶対にしてほしいこと

 

入園・進級までに必要なことは、繊細な子どもの自信を育て、「やってみよう!」と思えるようにすることです。

 

そこで大切なことは、「できないことをどうにかしよう」とするのではなく、「できていることに目を向ける」ことです!

 

できていることを見つけて肯定すると、繊細な子どもの自信が育ち、「やってみよう!」と自分から行動できるようになります。

 

肯定のポイントは2つです。

 

1.見たままをほめる「実況中継」

 

「すごい!」「じょうず!」などの褒め方は、評価をする言葉で、「100%できることがすごいこと」「100%できないとだめ」と白黒思考・完璧主義を強めてしまいます。

 

子どもがしていることをそのまま言葉にする「実況中継」がおすすめです。

 

「起きてきた!おはよう!」

「自分で靴下をはこうとしてるんだね!」

「ごはん、座って食べてるね!」

 

「褒めるところが見つけられない」と思っても、事実をそのまま言葉にするので簡単にできますよ。

 

2.最後までできなくても、 「やろうとしたこと」を肯定する

 

幼児さんは、集中力が長くは続かないので、最後までできないことも多々あります。

 

途中でできなくなっても、「やってみようとしたね!」「自分でやろうと思ったんだね」と過程に目を向けて声をかけてあげましょう!

 

このように、できていることを肯定し続けると、繊細な子どもは「ぼくできるんだ!」と自信が育ち、「ひとりでやってみる!」と自ら行動するようになります。

 

わが家の息子が入園する時、「スモックのボタンを自分でできるようにしないと!」「お仕度は自分でできるようにさせないと!」と焦っていました。

 

だけど、指示や注意をしても、なかなか自分でやろうとしない…。

 

できない息子に、さらに指示を繰り返すけど、それでもできない…今思えば負のループでした。

 

でも、できないことには目を向けず、できていることにだけ肯定をすると、自分でできることが増えていきました。

 

 

繊細な子どもが自信をもって園に行くために必要なことは

 

✓ 「できていないこと」ではなく、「できていること」に目を向ける

✓最後までできなくても、「やろうとしたことを」肯定する

 

ことです。

 

こうした積み重ねが、繊細な子どもの「幼稚園(保育園)に行っても大丈夫!」という安心感につながります。

 

入園は、子どもにとってもママにとっても初めての入園生活への大きな一歩です。

 

ママの声かけひとつで、繊細な子どもの「自分でできる!」という気持ちがグングン育ちます!

 

ぜひ、今日から「できること」に目を向ける声かけを試してみてくださいね!

 

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執筆者:まるやま あやか

発達科学コミュニケーショントレーナー

監修: むらかみりりか
(『HSC繊細な子の育て方がわかる!ペアレントトレーニング』著者)

準拠理論:
本記事は発達科学コミュニケーションに基づき執筆されています


この記事を書いた人
まるやまあやか

まるやまあやか(丸山あやか)|発達科学コミュニケーショントレーナー

幼児期の繊細な子・母子分離不安の子育てを専門にしています。

脳科学博士・吉野加容子が開発した「発達科学コミュニケーション」を、繊細な子の心のコンディションと脳の育て方がわかる「ココロファインダー」分析で、わが子の心と脳の育ちに合わせて、ペアレントトレーニングで教えています。

「ママがいい」と離れられない子が、安心して「やってみる!」と挑戦できるように、ママがお家でできる声かけや関わり方を教えています。

むらかみりりか著
『HSC・繊細な子の育て方がわかる!ペアレントトレーニング』に登場する「翼くんのママ」です。

愛知県在住。元・高校体育教諭。

年少の頃の息子・翼(通称)は、保育園も、
本人がやりたいと言った習い事も行き渋り、
習い事では1分も参加できず、私のそばにいました。

「習い事させたいのに・・・」
「やりたいって言ったのに、なんで?」

力があると感じているのに、
なんて声をかけたら、
この子の一歩が出るのかわからなかった。

もどかしさと不安を抱え、
「性格だから?繊細な子だから仕方ないの?」
と頭を抱えていました。

息子が年少だった2023年11月に、
発達科学コミュニケーションを学び始めました。
学びを通して、息子の行動を性格だけで捉えず、
不安の背景を理解するようになりました。

見通しを伝え、
小さな「できそう」を作る関わりへ変えていきました。

わが家では、
学び始めて1か月ほどで「ママがいい」がやわらぎ、
3か月頃には「ママ、早く保育園に行こう!」と言うように。

1年間参加できなかった習い事にも挑戦し、
小学1年生になった今は、自分から友達に声をかけて、
毎日楽しく過ごしています。

私自身も「なんて声をかけたらいいの?」「このままで大丈夫かな」と、
不安でいっぱいでした。
今は「今のこの子には、この声かけがいい」と選べるようになり、
「この子なら大丈夫」と信じて見守れるようになりました。

今は私もやりたいことに挑戦し、親子のこれからを楽しみにしています。

「繊細だからしょうがない」と諦めそうになっているママと、
わが子に合った関わり方を一緒に見つけていきたい。

子どもの頃の夢は、困っている人を仲間と助けるアカレンジャーになることでした。
今は「アカレンジャーまるちゃん」として、
「ママがいい」と離れられない繊細な子も、ママ自身も、
それぞれの「やってみたい」に安心して挑戦できる世界をつくりたいと思っています。

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