パパの子どもへのしつけが厳しい!夫婦で変われた繊細な子とパパの脳が喜ぶ声かけ

ママとパパと子育て論が合わないなと感じることはありませんか?いくら説明しても子どもには”しつけ”をすることが正義だと思っているパパの考えを覆せない。私は、繊細な子に合った声かけを意識してやっているのに・・・と悩んでいました。パパを変えることは無理だと半ば諦めていた私が体験したパパの変化をご紹介します。
 

1.子どもを育てる=しつけしか知らなかった過去

 

わが家には繊細な気質を持つ姉(小学2年生)と弟(年長)がいます。そして、私とパパの4人家族です。

 

どこでも将来子どもたちが困らないようにと、きっちり教えるパパの子どもに対する”しつけ”が「厳しいな」と私は気になっていました。

 

例えば、

「お箸とお茶碗をしっかり持つ!」

「靴は踏まない!」

「挨拶をしっかりする!」

 

なぜなら私は、「お家で脳を育てる発達科学コミュニケーション」に出会い、繊細な子の心と脳に合った新しい声かけを実践していたママだったからです。

 

 
 
 
 
 
 

2. 繊細な子の脳に届く声かけとは

 

以前の私もパパと同じように声かけをしていました。

出来ていないことを指摘し、出来るように注意して促す子どもをしつけるスタイルです。

 

正しいとされることを「出来るようにしなければ!子どもたちが将来困る」と必死になって声かけしていました。ところが今は、子育てスタイルがガラリと変わり、「出来ていることへ注目して声をかけていく」繊細な子の脳に届く声かけに変わりました。

 

例えば、ご飯中に子どもたちが立ち歩いてしまった場面

 

「何でご飯中に立ってんねん。座って食べる!」とビシッと声をかけるパパ。

立っているときは何も言わずに気にせず自分のご飯を食べて、子どもが座って食べているタイミングで「座って食べてるねー美味しいね」と声をかけるママ。

 

どちらの声かけが子どもたちの脳に届くかイメージできますか?

 

いくら新しい声かけをパパに説明しても、繊細な子たちが出来なかったことが出来るように変化していく姿を見ても、なかなか伝わらず、自分の信じる「子どもはしつけるもの」を貫いていたパパでした。

 

 
 
 
 
 

3.パパの脳に届く声かけとは

 

出来ていないことを指摘して、正しいやり方を教えていく、そんな子どもたちをしつけることでしか子育ての方法を知らなかった私たち。

 

なぜなら、自分たちがそうして育ってきたからということと日本のどこにでもその文化が溶け込んでいるからでした。

 

しかし、新しい親子のコミュニケーション法を学び、毎日の声かけを変えていくと繊細な子どもたちが短期間でみるみる変化していったのです。

 

家庭において子育ての足並みが揃わないことは、珍しくないと思います。それが、夫婦喧嘩に発展するなんてこともあるあるではないでしょうか。

 

なので私は、「言ってもダメなら実践だ!」と子どもにしている声かけをパパにもしていきました。

 

私が実践したパパの脳に届く声かけは、たった2つです。

 

◆パパがしている好ましい行動に対して、ニコニコしながら声をかける

「お仕事お疲れさま~ニコニコ」

「子どもたちとトランプして楽しそうだったね~ニコニコ」

 

◆当たり前にしていることにニコニコしながら感謝を伝える

「お皿片付けてくれてありがとうね~ニコニコ」

「お!ゴミ出してくれたんだ~助かるわ~ニコニコ」

 

すると、パパは毎日ニコニコ、笑顔の連鎖ができていき、何だか仕事もはかどっている様子で家庭が穏やかになっていきました。

 

 
 
 
 
 
 

4.新しい声かけが家庭全体に影響したこと

 

子どもの変化と、自分自身の体感を通して、いつの間にかパパの子どもには”しつけ”という考えが緩んでいきました。

 

その中で1番影響が大きかったのは、「ママの声かけは聞くけど、パパの声かけは聞かない」という子どもたちの姿だったのかなと感じています。

 

ママが変われば、子どもが変わり、そしてパパも変わる。

ママが笑えば、子どもも笑い、パパも笑顔になる。

そんな変化を目の当たりにして、コミュニケーションの大切さをさらに実感できました。

 

両親の声かけの足並みがそろうと、子どもの成長はさらに加速していきます。

否定せずにできていることに注目していくことで、家族の笑顔は作れますよ。

 

 
 
 
 
 
 
執筆者:やまさき うみ
発達科学コミュニケーショントレーナー
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