知的障害キッズが次の動きにつながる「楽しい!」の気持ち
保育園に行きたいけれど、自閉っ子が気持ちの切り替えができずお家を出発できない…というお悩みはありませんか?
ママもお仕事や次の予定があるから早く準備して出発したいのに!とイライラすることがあるのではないでしょうか?
ママがイライラして「早くいこう!準備して!」と急かすと、さらに拒否される、さらにママがイライラする、の悪循環になりますよね。
そもそも人間の脳は楽しいことで成長します。知的障害の子の脳も同じです。
「楽しい!」からやりたい!もっと知りたい!と思うから次の行動につながるのです。
そのため、自閉っ子が登園しぶりをしたのなら子どもが「楽しい!」と思えるように、ママが子どもの好奇心を一瞬で高める言葉をかけたり、アイテムを見せることがポイントです。
そうすることで、子どもの保育園に行きたくない気持ちをガラッと切り替えて、「楽しい!」だったらやりたい!と次の動きにつなげることができますよ^^
人が大好きな知的障害キッズが一瞬で気持ちを切り替えられた魔法の言葉
ある日、知的障害&自閉っ子の娘が登園準備をしていたら、珍しく靴を履こうとしませんでした。
それまでやっていたブロック遊びがやりたかったようで、「お靴はいてみようか?」と促しても、気持ちの切り替えができず玄関にいこうとしませんでした。
どうしようかなぁと考えていると、お外からガヤガヤとした声が聞こえてきたので、開けてみると小学生の登校時間!
人が大好きな娘は、よく小学生の列を見ては手を振っていました。
そのため、「お兄さんお姉さんがいっぱいいるよ!一緒にバイバイしてみようよ^^」と声をかけてみると、「え?どれどれ?」と言わんばかりに玄関に来て、靴を履こうとしたのです!
そして、お兄さんお姉さんに手を振って、とても楽しそうな笑顔を見せてくれました!
そうか、「お友達がいるよ〜♪ お兄さんお姉さんがいるよ〜♪」という言葉は娘にとって一瞬で気持ちが「楽しい!やりたい!」に切り替わる魔法の言葉なんだ!ということに気が付きました。
それからは娘の気持ちが切り替えられないときは、「楽しい!」という気持ちを引き出す工夫を心がけています。
知的障害キッズが好きなコトやモノで楽しい!を引き出そう
知的障害キッズが気持ちを切り替えられず登園しぶりをした時は、子どもの好きなコトやモノを使って「楽しい!」だから「やりたい!」という気持ちを引き出しましょう。
電車が好きな子だったら、「保育園駅に出発しま〜す!運転手さんお願いしま〜す!」
お花が好きな子だったら、「保育園の前に〇〇が咲いてたね^^一緒に観にいこうか?」
お人形が好きな子だったら、お人形さんにおしゃべりをしてもらって「〇〇ちゃん!私と一緒にお靴はこうよ!」
など、子どもがワクワクするような声かけで誘ってみましょう。
お母さんが笑顔で楽しそうな声で伝えることで、子どももさらに楽しそう!と感じることができますよ。
楽しさたっぷりの声かけで気持ちをガラッと切り替えて、脳を育てていきましょう!楽しいからもっとおしゃべりしたい!と、ことばも伸ばすことができますよ^^