子育てに疲れたママへ|200人の相談から見えた「頑張りすぎ」の正体

カナダの教育
「私がちゃんとしなきゃ」と頑張り続けて、子育てに疲れたと感じていませんか?200人以上のママたちと向き合う中で見えてきたのは、子どもの問題ではなく、“感情との付き合い方を学んでこなかった苦しさ”でした。自分を責め続ける子育てから抜け出し、親子関係が少しずつ整い始めるための視点をお伝えします。

子育てに疲れた夜、「できていない自分」ばかり探してしまう

夜、家のことが一段落して、ふっと一人になる時間。

 

「私の責任だから」

「私がちゃんとさせないと」

「だけど、疲れた…」

 

そんな言葉たちが、静かな部屋で何度も頭に浮かぶことはありませんか?

 

人に頼っても、話は聞いてもらえる。けれど、子どもは変わらない。

やっぱり私がなんとかしないといけない。

そう思いながら、子育てに疲れた心を引きずっているママは少なくありません。

 

もう十分に頑張っているのに、「まだ足りない」「もっと頑張らないと」と自分を追い込んでしまう。

私はこれまで200人以上の生徒さんと子育ての悩みに向き合ってきましたが、その中で何度も同じ場面を見てきました。

 

あの声かけでよかったのかな。

別の関わり方があったかも。

どう関わればいいのか分からない。

頭では分かっているのに、うまくできない。

 

思考がぐるぐる回って、気づくと「できていない自分」ばかり探してしまう夜。

でも私は、それは“ママがダメだから”ではないと思っています。

ただ、感情との付き合い方を知らないだけなんです。

 

 

子育てに疲れたママほど、「正しくいなきゃ」に縛られている

カナダでは、自分の感情をどう扱えばいいのかを学ぶ授業があります。

 

けれど私たち日本人は、それを学ばずに大人になってきました。

それどころか、規律・集団行動・正しさを刷り込まれてきた世代です。

 

迷惑をかけちゃいけない。

ちゃんとしていなきゃいけない。

正しくいなくちゃいけない。

 

その思い込みが強いから、子育てに疲れた時ほど、自分を責めてしまうんです。

 

「うまくできない私はダメだ」

「感情的になる私は母親失格だ」

 

そんなふうに、自分に厳しくなってしまう。

 

けれど本当は、感情って学べるものです。

感情を学べば、自分の気持ちも、相手の気持ちも、少しずつ扱えるようになっていきます。

 

カナダ人の夫は、私が子育てがうまくいかないと嘆いても、

「君も僕も一生懸命やってる。手に負えなければ専門家に頼るしかないよ」

と言います。

 

うまくいかないことを、“誰かが悪い”にしないんです。

頑張っている前提で、「じゃあどうする?」を考える。

この視点を持てるようになると、子育てへの感覚が少しずつ変わり始めます。

 

もうひとりで頑張らなくていい。
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「子育てに疲れた」が減っていく親子は、感情を否定しない

息子たちも、感情を否定せずに言葉にすることができます。

 

「ママ、今日は疲れてるから宿題は明日やろうと思う。先生にはちゃんと話すよ」

「ママ、怒ってごめん。パパに〇〇って言われて、すごく嫌な気持ちになった。今日は少しパパと距離を置きたい」

 

ただ我慢するのではなく、「自分は今どう感じているのか」を受け止め、その上で「だったらどうする?」を考えているんです。

 

すると見えてくるのは、自分のことも子どものことも責めない日常です。

心が軽やかになっていく感覚です。

 

学ぶと言っても、ガリガリ机に向かう必要はありません。

まずは知ること。

そして少しやってみること。

 

今、自分は何を感じているのか。

その感情は、どうして生まれているのか。

それを少し息を整えながら見つめてみるだけでも、親子関係は変わり始めます。

 

実際に、その視点を持ったママたちは、「子育てに疲れた」という感覚が少しずつ減り、親子関係も整い始めています。

 

大きく変わるというより、“整い始める”。

そんな感覚なのです。

 

執筆者:梅村やよい
(発達科学コミュニケーションマスタートレーナー)

 

 

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