登校しぶりキッズの「学校を休ませた」方がいいサイン
学校に行く・行かないは、
基本的には
子ども自身が決めるもの
であることを
昨日のメルマガでもお伝えしました。
これは、脳科学的にも
自己決定感が
安心と前向きな行動を生む
からです。
でも、そんな中でも
「お願いだから
今日は休ませてあげて!」
という明確な目安があります。
それは
頭痛や腹痛など、
身体症状としての
SOSが出ているときです。
▼2学期、数日登校したけど「やっぱり行けない」子の再登校を叶える!
脳が感じるストレスと痛みのカンケイ
この痛みが本当に
体調不良なのか?
それとも不安やストレスが原因の
心因性なのか、
見極めは大切です。
心因性であるならば
脳が強いストレスを感じて
防御モードに入っている
ということ。
このとき、脳内では
アドレナリンやコルチゾールといった
ストレスホルモンが大量に分泌され、
体の痛みとして現れます。
よくあるのが、
心配だからこそつい言ってしまう
「薬を飲みなさい」
「少し休んで学校に行こう」
という言葉。
お薬を飲ませること自体が
悪いのではありません。
でも、お母さんの心の中で
「仮病じゃないの?」
「本当に痛いの?」
という気持ちがあると、
その疑いの感情は
表情や声色から
子どもに伝わります。
脳はママの声のトーンから
「味方じゃない」と感じると、
扁桃体がさらに敏感になり、
不安や痛みが強くなって
しまうんです。
必要なのは、まずお子さんが
「ママは僕(私)の味方なんだ」
と心から感じること。
この安全基地があるだけで、
脳のストレス反応は落ち着きます。
すると、しばらくすると
自然と痛みが和らぐこともあります。
そこで
午後から元気になった子どもを見て、
「じゃあ今から学校行けるよね!」
「やっぱり行かせたら良かった」
そう思ってしまうかもしれません。
でも、ここで大切なのは
なぜ痛みが引いたのか を
理解すること。
それは
「学校に行かなくてもいい」
という安心感 で、
脳の緊張が解けたからです。
ですから、子どもが自分から
「元気になったから行くね!」
と言う場合を除いて、
親から登校を促すのはNG。
その安心感を守ることで、
次の一歩を踏み出す力が育ちます。
とにかく、大切なことは
脳のストレスを取り除くことです^^