「大丈夫だよ」
「怒ってないよ」
「ママは味方だよ」
ちゃんと優しい言葉を
かけているはずなのに、
なぜか
子どもの不安が強くなったり
反発されたりすること、
ありませんか?
実はこれ、
ママの愛情不足でも
声かけが下手だからでも
ありません。
言葉と本音がズレて子どもの脳は混乱します!
心理学には
ダブルバインド
(Double Bind)
といいます。
これは、
・言葉では「大丈夫」と言っている
・でも、心の中では
不安や焦り、
イライラをぐっと抑えている
そんなふうに、
言葉と気持ちがズレたまま
伝わってしまう状態のことです。
これは、
意識してやっているわけではなく
無意識に起きることが
ほとんどです。
子どもは、
言葉そのものよりも先に、
✔ 声のトーン
✔ 表情
✔ 空気感
といった
非言語のコミュニケーションを
脳でキャッチします。
だから、
ポジティブな言葉なのに
なぜか安心できない
↓
「信じていいの?」と
脳にブレーキがかかる
そんなことが
起きてしまうのです。
特に、
不安が強い子ほど
この影響を受けやすいんですね。
私は過去に、
次男にこんなふうに
言われたことがあります。
「ママは
学校を休んでもいいって言うけれど、
本当は行ってほしいんでしょ?」
まさにこれが
ダブルバインドでした。
言葉では許可している。
でも、心のどこかに
「行ってほしい」という
私自身の不安や期待があった。
それを、
次男は敏感に
感じ取っていたんですね。
ここで大切なのは、
✔ もっと前向きに声をかけよう
✔ ちゃんと褒めて育てよう
ということではありません。
「褒めて育てる」と聞いて、
無理に褒めようとすると、
思っていないことが
そのまま伝わってしまいます。
自信をつけさせたい一心で
お世辞のような言葉を重ねても、
子どもは違和感を感じ、
その違和感だけが残って
信頼が揺らいでしまうことも
あります。
でもこれは、
ママがダメだから起きることでは
決してありません。
必要なのは、
褒める声かけではなく
ありのままの子どもを
認める、肯定する声かけ!
それによって、
子どもの脳は少しずつ安心し、
行動が自然に変わり始めます。
そんな
脳が安心する声かけを
まとめた小冊子を、
現在リリースに向けて
急ピッチで準備しています。

近日中に
ご案内できると思いますので、
楽しみにお待ちくださいね。
今日はここまで。

