長男の激しい赤ちゃん返り
次男が小学校1年生の時に
2つ目のランドセルを
買わなければ
いけない事件がおこりました。
私の息子の発達凸凹兄弟は5歳離れています。
長男はとにかくママ大好き!
私でなければダメな子でした。
次男が生まれた後、長男は
「もう、ママのお腹には誰も入っていない?」と私に言うほど
次男が生まれたときはそれはそれは大変でした。
いわゆる赤ちゃん返りの超ひどい版(泣)
次男を抱いて長男の幼稚園のお迎えに行くと
「抱っこするな!」と指に噛みつき
病院の待合室で次男を膝にのせると
小学校3年生の長男が
「お前だけずるい!俺がすわるんだ、どけどけ!」と病院の待合室で叫び
周りの方から白い目で見られたり・・・・
次男が生まれてから毎日、こんな日常た続いていたのでした。
事件が起きました!
あるとき次男の号泣する声が聞こえてきました。
「お、お、お兄ちゃんが、お兄ちゃんが僕のランドセルを切った」
・
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我が目を疑いました。
そこには、無残にもカッターで切られたランドセルが床の上に放置されていたのです。
あとにも先にもこの1回だけでしたが
私は、冷静さもなにもありません。
「なんでこんなことするの!」
理由も聞かずに長男を問いただし叱りつけました。
すると、長男は
「お前なんか生まれてこなきゃ良かった。お前が生まれてからぼくはひとりぽっちだ。」
長男が、泣きながらはじめて胸の内を話したのです。
切り裂かれたランドセルはあまりにも残酷で
長男のずっと吐き出せずにいた心の奥底の声を聞くのは、正直辛くて
それを聞いた次男の心の傷を思うと、切なくて
どれもこれもが虚しくて悲しくて
家族なのに、なんでこんなになってしまったんだろう。
私、子育てを失敗しちゃったかな・・・そう感じていました。
今ならわかります。
長男はただ淋しくて淋しくてしかたなかった。
その自分の感情をどうコントロールすればいいのか
どう表現すればいいのかが
わからずに弟にあたっていたのだと。
感情の言語化は情緒の安定に繋がっていく
自分の気持ちを相手に伝えられると精神が安定します。
長男は、自分の気持ちを私に伝えられなかった。
私もそこまで察してあげられていなかった。
そのストレスが積もり積もりとうとう爆発してしまたのです。
ママの共感がコミュニケーションの脳を育てていく!
お子さんに
「そんなこと言ったらだめ」
「そんなこと言わないの」
なんて言っていませんか?
子ども達の
嫌い!悔しい!怒る!負けるのいやだ!
そんな、ネガティブな言葉を私達は否定してしまいがちです。
否定が続いてしまうと子ども達は
自分の本音を話してくれなくなります。
「悔しかったね」
「怒りたかったんだね」
「負けたくなかったんだね」
まずは子ども達の感情をそのまま受け止めてあげてくださいね^^
自分の気持ちをお母さんに伝え
共感してもらうことがお子さんのコミュニケーションの脳を発達させ
話すことの自信になっていくのです。