同級生からお金を巻き上げられていました!

自己肯定感がないために友達からのいじめを断ることができなかった自閉症スペクトラムの子に授けたい力とは?

発達障害の子に授けたい伝える力とは?

お子さんに
どんな力を授けたいですか?

 

やり抜く力
自ら学ぶ力
探究心・・・・・

 

たくさんの力を
大切なお子さんに授けたいと
考えていらっしゃることでしょう。

 

私は伝える力
ぜひ、お子さんに
授けて欲しいと考えています。

 

 

その理由を
今からお話しさせてくださいね。

同級生からお金を巻き上げられてしまった長男

 

長男は中学校になかなか
馴染めずに
中2の2学期に
フリースクールに転校しました。

 

規模の大きい
フリースクールです。

 

あるとき
食費を入れてある封筒のお金が
足らないことに気付きました。

 

 

私はおっちょこちょいなので
私の勘違いかと思ったのですが

 

 

同じころ、主人も
「俺のお財布から
お金が足らなくなっている」
と言い出しました。

 

 

私達夫婦によぎる
嫌な予感。

 

 

あるとき、また主人が言いました。
夜中、トイレで目を覚ましたら
長男が寝室にいたのを見た。

 

長男がお金を持って
いったのではないか?と。

 

 

現場をみたわけではないので
断定はできない。

 

しかし
そんなことが
数回にわたったので

私達は
ことばを選びながら

長男に訊いてみました。

 

すると
「ごめんなさい、ごめんなさい、ごめんなさい」

突如、長男がしゃくりあげながら話し出しました。

 

お友達から
お金を巻き上げられていたと言うのです。

我が耳を疑いました。

 

 

長男はおとなしい子です。

弱いものがターゲットにされたことが悔しくて

発達障がいがあるとこんな目にあわなければいけないの?

 

 

なんで私達親子にはいつもこんな不幸が襲ってくるの?

私も涙が止まりませんでした。

 

 

その日を境に長男はそのフリースクールにも行けなくなりました。

しかしお金をまきあげられたことよりもっともっと
私の心にグサッと刺さったのは長男の次のことばです。

 

「はじめてできた友達だから失いたくなかった。」

長男は、お金を取られてもそれでも、その友達から
離れることはせずにいっしょにいたのです。

 

 

いいようにカモにされて、言われるがままに
お金を持ち出してそれでも友達と思っていたなんて・・・・

 

 

長男が不憫でしかたありませんでした。

怒りと哀しみが渦巻いたのは言うまでもありません。

 

でも、心を鬼にして言いました。
「Kくん本当の友達はあなたからお金をとったりしないんだよ。」と。

 

こんなになる前になんで相談してくれなかったんだろう?

なんで友達にNOと言えなかったんだろう?

 

なぜ、NOといえないのか?

長男にかぎったことではありません。

勉強が苦手だったり
運動が苦手だったり
対人関係が苦手だったりする
発達凸凹キッズ達は、嫌なことを断れない子が多いのです。

 

これは、自信のなさからくるものなのです。

長男にNOと言える力を
私達に相談してくれる力を
自信を
授けてあげられなかったことを
今でも後悔しています。

 

発達凸凹キッズ達も
いずれ、親の目の行き届かなくなってきます。

 

その前に何かあったときに相談できる親子関係を作っておくこと。

 

発達凸凹キッズだからこそ
子ども達に伝える力をつけておくことが必要なのです。

 

子どもたちの話に耳を傾けよう!

 

子どもたちの伝える力を伸ばすには
日常から、お母さんには何を話しても大丈夫!という

信頼関係を作っておくことがとても大切です。

 

雑談であっても、どんなネガティブな話であっても

否定せずに心から聴いてあげてくださいね。

 

話してくれてありがとう。

あなたの気持ちを知れておあかさんはとても嬉しいよ!

そんなコミュニケーションをとっていきましょう。

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